データはリサイクルされる | A Day In The Boy's Life

A Day In The Boy's Life

とあるエンジニアのとある1日のつぶやき。

これ、未来に向けた備忘録代わりに書こうと思った記事なので、実際のところどうなるのかは分かりません。


私はこのブログで2年近く記事を書いていますが、さらにその前も2年ぐらい別のブログを書いていました。

つまり4年ほど前からネットに向けてコツコツと記事を書いてきたわけです。

以前書いていたブログは、まさに日記といった感じで日々の中で感じた事を書いたりしていましたが、少し飽きてきた事と、ライフスタイルが変わって止めてしまいました。


そのブログが今何処にあるかは知っていますが、特にもう見ることはありません。

それでもそのブログはネットの海の中に今もさまよっていて、来るかも分からない読者を待っていたりしています。

で、表題の件なんですがこういう半ばゴミと化してしまったデータもいつかリサイクルされる時代がくるのではないかと。

データのリサイクルなんてGoogleとかが既にやってるだろうという意見もありますが、確かにGoogleなど検索エンジンはネットの海に放り出されたデータを日々取り込んでインデックスを作成していっています。

ただ、これはデータを整理しているという意味合いが強くて、データをリサイクルしているとまではいえません。


私が書いていたかつての記事で、今はゴミとなってしまった情報は、確かにGoogleに取り込まれており、適度な検索キーワードを与えてあげればそれを見つけることはできると思います。

でもそれは検索エンジンにとって最適化するために情報を整理(インデックス化)しているだけです。


データがリサイクルされるとは、そのデータの中に含まれる情報を解析して2次加工されるといった意味です。

ネット上にあるデータはほぼ、こちら側の人間が作り出した情報です。

そのデータは、その人の特性を表しているでしょうし、言語そのものをも表現されています。

つまり、そのデータを解析する事で人を知る事ができるでしょうし、文章から言葉の脈絡を調べて完璧に近い翻訳ができるかもしれません。


以前に書いた「考える力 」という記事の中で、ネット上にあるデータの情報量が2006年時点で161エクサバイトもあるという記事を紹介しました。

また、人間の脳の記憶量は10TBだそうで、2年経過した今、東京都に居を構える(約1200万人分)人の記憶量と同じデータがネット上にあるということになります。


そして日々ネット上に放り込まれるデータは月日の経過と共に、参照される事も編集される事も無い、ただただネット空間をさまようゴミような存在となっていきます。

でもそれって使いようによっては宝の山ではないかと。


考えようによっては非常に怖いとも思える考えなんですがね。

良い方向に向かえば、ネット上のデータを使ってA.Iを作るなんて事もできるかもしれません。

なんせ、膨大な人の感情を表現した文章がそこにはあるわけですからね。