大物、がっちりフック!!!
マルコにお礼の電話をした。
‘‘昨日、小包み届いたよ、ありがとう!‘‘
さっそく送られてきたDVDも見たことを伝えた。
‘‘イタテンの釣っているシーンが少ないのは残念だね‘‘
イタテンのDVDではなくイタリアの毛鉤釣りの歴史全般がテーマ、
その一部としてイタテンの紹介がある。
‘‘ほんとに資料がないんだよ、残念だけど...‘‘
‘‘イタリアにイタテンに関心のある人がいないわけではないけど
セジア谷の人たちはそれほどこの釣りに興味がないんだ...‘‘
日本の話をした。
イタテンのことを書くために筆不精のブログを始めたこと。
テンカラ士たちが日本でとても興味を持っていること。
‘‘帰る前からいろいろもう情報が入っているよ。‘‘
‘‘みんな一生懸命手助けしてくれる。‘‘
たくさんテンカラの資料を持ってイタリアに戻ることは間違えないことを伝えた。
マルコの弾んだ声、うれしそうな声に会話も弾む。
‘‘みんな、イタテンの灯を消すなっていっているよ‘‘
‘‘来年の6月のトラウト祭りにはどうかわからないけど、
いつか必ず日本からテンカラ士たちを連れてくるから‘‘
‘‘テンカラを知ってもらうことがイタテンを救うことにつながるのだから頑張ろうよ‘‘
これから先どんな交流ができるか、彼にも相当の興味が沸いてきたようだった。
ピエモンテ州のから援助金をもらえるようにプロジェクトはできないかとか、
ECからの援助金の話まで...
彼は釣り雑誌にも顔が利くしイタリアのフライフィッシング博物館の館長(DVDにも出てくる)とも知り合い、DVDの中でコメントをしているのも彼のよく知っている人らしい。
‘‘帰ってきたらたくさん資料を持って必ず夏のバカンス前に行くから‘‘ というと
‘‘来るなら水曜日か木曜日においでよ
レストランも休みだから一緒に釣りに行こう!
イタテンで釣ってみれば!!!‘‘
凄いことになってきたよ...こりゃ
テンカラ、イタテン、フライフィッシング...
テンカラのど素人、イタテン士の漁協の監視員、それにフライのマルコ、...
実際にイタテンを目にするには近いが...
今から特訓始めないと...
まだ最初の1匹目を釣ったことのないテンカラ士が...
たすけてくれ~
でも...もう逃がしません、この大物!!
小包みの中身
小包みというより、封筒。
その中にはDVDと手紙でした。
手紙の内容は
‘‘約束の通りPesca alla Valsesianaのことが語られているビデオを送ります。
2回にわたる放送です。第1話の後すぐ第2話が始まります。
イタテンが君の母国の釣り人たちの興味を沸かせるのか
これを君と伴に日本もって行ってください。
よく再観してみたらテンカラのことにもほんの少しだけ触れていました。‘‘
よい旅行を...また会おう! マルコ
‘‘イタリアの毛鉤釣りの歴史‘‘
タイトルのとおり毛鉤の歴史を主に少しだけですがイタテンにも触れています。
収録にはマルコのレストランも使われ、馬素の作り方や毛鉤の巻き方なども紹介されたいます。
残念ながら実際に竿を振っているのを見れるのは数分のみですが、
毛鉤がヨーロッパに初めて登場したのはイタリア。
イギリスよりもずっと先であったことがわかります。
百年前の釣り方、2m位の竹(ササ)に毛鉤をつけて釣るシーンや昔の毛鉤を川原で巻くシーンなども見られます。
もう一度ゆっくり観てイタテンの詳しい部分に触れるようにします。
また書きますので...
金曜日出発のため仕事に追われているので...
帰国、楽しみです。
梅雨ですね...
おねがい
6月の19日から29日まで東京の実家に一時帰国するのですが
その際、できるだけテンカラの資料を集めようと思っています。
特に動画。テレビ放送の録画など提供していただける方いらっしゃいませんか。
テンカラのDVDやテンカラの本などもいろいろ教えてください。
‘‘テンカラ大王とアマゴンスキー‘‘のDVDの他にもあるのでしょうか・・・?
分かりやすい図解入りの本などありましたら教えてください。
イタテン発祥の地 VALSESIA のマルコへのお土産にしたいのです。
イタテンが幻の釣りなってしまう前に
地球の裏側にもイタテンよく似たTENKARAという釣があることを伝えたい。
一緒にイタテンの行方を見守ってくださる方いませんか。
Valsesia イタテン発祥の地へ 4 大物を釣る
セジア谷でいきなり大物を釣ってしまった。
Marco Veziaga なんと漁協の会長!
偶然というか運命というのか...
人との出会いとは本当に奇遇なこと。
もし前日に来ていればイタテンで釣っているところは見れたが
釣具屋も日曜日で閉店、ここに食べにくることもマルコに会うことはなかった。
‘‘最近は一昔に比べて川の水も随分きれいになってきて
テーモロ-Temolo-(北ヨーロッパの清流魚)も随分戻ってきたよ‘‘
テーモロは背びれは普通なら赤っぽいがこの谷のはが青いらしい。
ヨーロッパでもValsesiaはフライ愛好者には有名なようだ。
オーストラリアからもこの渓谷に釣に来るらしい。
日本人のフライマンも見たことがあるといっていた。
さすがはフライマン、彼の使っているシルクのフライラインも見せてくれた。
なかな使い込んでいたフライライン、使った後の手入れの仕方まで語ってくれた。
イタテンの話も詳しく教えてくれた。
釣るのは日本と同じ、水面下5cmから10cm。
魚の目の前に毛鉤を落とし目で見てあわせるのが普通。
テーモロは魚の大きく開けた白い口の中が水面下にキラッっと光ったとき合わせる。
竿に昔は竹(笹)が使われていて穂先だけしなりの良いFrassino
(Fraxinus トネリコ)が付け足されていたらしい。
年寄りのイタテン名人の話も...
この爺さん、今でも一本通しの延べ竿を車につんで川まで行くらしい。
竿は長すぎてもちろん車には入らないから、
長ーいアンテナが窓から出して走っていてもすぐわかる。
‘‘爺さんの腕はものすごいよ、一緒に行くと大恥かかされる‘‘
イタテンでも沈む毛鉤を使うことがあるらしい。
馬素を流れに飲ませ沈ませてちょうど魚の目の前で毛鉤を川底から浮かせる。
名人ならではの技だとマルコはいう。
残念なのはもうほとんどValsesianaで釣る人はいないとのこと。
‘‘Valsesianaで釣るのは7人ぐらいだね‘‘
それも一番毛鉤によい時期の5月6月のみ、あとシーズンは餌で底釣り。
イタリアでやっと見つけたテンカラに良く似た釣法。
もはや幻の釣となりつつあるイタテン...
日本ではテンカラやる人増えてるんだよ、というと
‘‘いつか日本人のテンカラ士とイタテンの名人の交流ができればね‘‘
‘‘でもイタテンの名人達、みんな年寄りだからな...‘‘とマルコは言った。
マルコが代表になって作った漁協のサイトその名も ‘‘セジア谷 青い背びれ‘‘
http://www.valsesiapinnablu.it/prima.html
reportage
foto gallery に川の写真やテーモロの写真が出てます。




