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北イタリア 夏のバカンスとテンカラ


La pesca alla velsesiana


今年のバカンスは2週間ほど涼しい北イタリアの山岳で過ごした。

もちろんテンカラ竿を持って行った。


La pesca alla velsesiana La pesca alla velsesiana



結局、3回ほどアルトアディジェ州の渓流でテンカラをした。


Rio Anterselva リオ アンテルセルバ 海抜 1200m


La pesca alla velsesiana


Val Badia バル バディア  海抜 1400m


La pesca alla velsesiana La pesca alla velsesiana


Val Passiria バル パッシィーリア 海抜 1650m


La pesca alla velsesiana


どの川も水温は10度前後、アルプスから流れてくる雪解け水。

美味しい空気をすってテンカラを存分楽しんだ。


つづく

フライショップのアルベルト

日曜日から夏のバカンスにでる。
今年は8月まる1ヶ月バカンスにすることにした。
2週間ほど北イタリアのアルトアディジェ州のオーストリアとの国境に近いアンテルセルバで過ごす。
そしてトスカーナに...最後の1週間はクウェルチャネッラという海の町。

アンテルセルバでは少しはテンカラもできるだろうと期待している。

それもあって今さっき、ウェーダーを買いに‘‘長靴を履いた猫‘‘という名のフライショップに行った。
実はセジア谷にテンカラに似た釣りがあることを知ったのは
ここにテンカラに使うフライのランニングラインを買いに来たときだった。

だからイタテンのことを聞いたあと、その後のことをオーナーのアルベルトに話したかった。

実はすごい事になっているよ...
セジア谷に調べに行ったらいろんな人に知り合ってね...
日本に帰ったとき資料を集めて...またセジア谷に戻って...

もちろんテンカラの資料も見せた。
来年イベントができるとしたら彼にも是非来てほしいと思う。

アルベルトのあの一言からすべては始まった...

2010年 毛鉤イベントへ向けて

数日前にヴィットリオから電話があった。

その後の来年のイベントの進み具合を報告してくれた。


来年の毛鉤イベントにフライ愛好者で是非参加してもらいたい人がいると言い出した。

彼の友達の知り合いのアメリカ人の実業家、シュイナードさん。


よく話を聞いてみると...

シュイナードさんはあるスポーツウエアのオーナー。


あれ... ちょっと...ちょっと待てよ...

もしかして...そのひと...


イヴォン シュイナードさんだよ と ヴィットリオ...


え~っ...ほんとに...

しってるよその人のこと...パタゴニアのオーナー...?


http://ameblo.jp/tenkarano-oni/day-20090401.html

(鬼のブログ、アメリカ釣行...読んでください...イヴォンさんのこと!)


なんと...テンカラの鬼がアメリカに行ったときに一緒にテンカラをしたイヴォンさん。


イヴォンさんが イタリアにもテンカラに良く似た釣りがある といったのを鬼師匠がブログに書いた。

そしてネットでイタリアとテンカラの2語で検索していたら...鬼のブログにたどり着いた。

どうしても報告したくて鬼のブログの読者になったら自分のブログができていた。


今こんなにテンカラに夢中になっているのもあの日に偶然、いや奇跡的に出会った鬼のブログのおかげ。


実はイヴォンさんは2度ほどセジア谷にイタテンをしに来たことがあるらしい。

...だから知っていたんだ、イタテンのこと。


また10月にイタテンをしに来るらしいよ...とヴィットリオ。

イヴォンさんが来るのが決まったら連絡してくれる


ちょっと信じられないことになってきた...

10月イヴォンさんとテンカラ、イタテンをしに行くことになるかもしれない...

すごいでしょ...これって



...夢は来年のセジア谷の毛鉤イベントを実現すること。

そこで榊原師匠とイヴォンさんを再会させること...


どうなるでしょうか...

これから先イタテンをする人増えるかな...

Valsesia  イタテンサミット



7月23日木曜日

7時15分、ミラノを発ちイタテンの発祥の地、Valsesia(セジア谷)へ再び向う。

高速に乗り50分、そしてセジア川沿いの国道をのぼっていく。

この谷に日本のテンカラに良く似た釣法がある。

中世からある釣り方、その名もla Pesca alla Valsesiana (セジア谷の釣法)、谷の名がついている。

今ではイタリアでこの谷のみ、10人に満たない釣り人たちに愛好されているのみとなっている。


今回の目的はテンカラの資料を持ってマルコに会うこと。

マルコとは6月にこの谷にイタリアのテンカラを調べに来た時に偶然知り合った。


La pesca alla velsesiana

モンテローザの麓の町、Varalloのヴィットリア広場でマルコと待ち合わせ。
マルコに会うのはこれが2度目だがなぜだかそんな気はしない。

久しぶり...元気かい?よく来たね.!!!

今日はマルコのレストランの定休日。
それに合わせて彼を訪ねた。

La pesca alla velsesiana Marco Veziaga

まずはエスプレッソを飲みにとバールへ
そこに現われたのはセジア谷の漁協の監視員ヴィットリオ
今日は彼も少しだが同行してくれる。
バールのテーブルに日本から持ってきた本、雑誌、DVD。
テンカラ、テンカラ、テンカラ...

La pesca alla velsesiana

ヴィットリオはイタテンの愛好者である。逆さ毛鉤も自分でバイスなしで巻く。
テンカラのことはすこしだけ知っていて、なんと日本のテンカラ竿を使っている。ラインは馬素ではなくシルクの細いフライライン、イタテン逆さ毛鉤を3つ。
La pesca alla velsesiana Vittorio Ramella

ヴィットリオはセジア谷のガイドの本も書いていて、この谷のことはよく知っている
イタテンの保存、テンカラとの交流にはとても興味をもって話してくれた。

La pesca alla velsesiana-セジア谷とその渓流のガイド が書いたセジア谷のガイドの本
テンカラの説明をヴィットリオにもした。馬素、逆さ毛鉤、釣り方
日本ではテンカラをする人が増えているというととても羨ましそうだった

La pesca alla velsesiana-mosche valsesiana

地球の反対側に中世から逆さ毛鉤でほぼ同じ釣り方をする国がある。
一方のテンカラは活性化、もう一方のイタテンは廃れつつある。
何かしなければ...それを話すのが今回この谷に来た理由だった。
イタテンとテンカラ合同で何かのイベントができるはず、
テンカラを知ってもらうことがイタテン復興の手助けになるだろう。

ヴィットリオとマルコと一緒に何ができるか...
1時間ぐらいテンカラとイタテンの話。


来年必ずイベントを企画しよう!

フライ、イタテン、テンカラ...毛鉤のイベント

彼らが真剣に動いてくれることになりそうだ。


話もいいが...釣に行こう...!!

やっぱり釣り...話はそこそこにしよう、とマルコ。


ヴィットリオとはここで別れて昼ごろまた川で会うことになった


Varalloから渓谷を車で上流に15分ぐらいのところ

Bocciolato、セジア川の支流に着いた。


La pesca alla velsesiana


川に下りて行く。
すごいところにつれ来てもらった。
さすが地元、いい場所をよく知っている。
日本の渓流のもよく似ている。

La pesca alla velsesiana
たまにライズもあるが...反応なし。
曇でいい感じなのだが...
La pesca alla velsesiana
マルコはバンブーのフライロッドにシルクのライン
ドライフライをきれいに飛ばす。...うまい!
La pesca alla velsesiana
今年は水量が多いらしい。雪が良く降ったのと雪解けの時期が平年に比べて遅れたのがその原因らしい。もう少し水量が減る来月ぐらいが毛鉤にはいいだろうと言っていた。

La pesca alla velsesiana

鬼の竿3.9m 鬼のレベルライン4号を5.0m
矢引きのハリスに自作の毛鉤。

マルコもテンカラに挑戦。

La pesca alla velsesiana
なかなか様になっている...マルコ
レベルラインには彼も驚き!!!

午前中は1匹も釣れず、昼ごはん。
マルコが用意してくれたパニーノ。
おいしいパンにチーズとサラミをその場で切って作ってくれた。
ヴィットリオも監視を終えて白ワインを片手に合流。

監視に行った他の支流も今日は食いが悪いらしかった。

1匹は釣らせてくれないと...ブログにも書けないよ
こっちからちょっとプレッシャーをかけたが二人とも笑っていた。
...自分にプレッシャーをかけてしまっているようなもの。
腕が悪いんだろうな~鬼なら何匹釣っただろうか...

白ワイン、パニーノ、釣り談義。
La pesca alla velsesiana
ヴィットリオのフライボックス
人のおもちゃ箱を覗くのはたのしい
La pesca alla velsesiana
手巻きのイタテン逆さ毛鉤
La pesca alla velsesiana

これはマルコの...

La pesca alla velsesiana
色がきれい
赤を入れるのがいいらしい

そして午後の部へ
ここから先に見える石の橋まで川をのぼっていく
ヴィットリオにもレベルラインを振らせたら、彼もレベルラインにぞっこん。
これから先はイタテンでもレベルラインを使うようになるのかもしれない。
La pesca alla velsesiana

ヴィットリオの指導でイタテンの3本毛鉤を流してみた。
流れに乗せて止めて誘う。

やった...イタテンで!
なかなかのサイズのブラウン。
色がきれい...

ヴィットリオの笑顔!!!
鬼師匠...!釣りましたよイタテンで...

La pesca alla velsesiana

鬼師匠からはいろいろとアドバイスを頂いた。
仕掛けから毛鉤まで...
日本に帰ったときに竿も大至急で作っていただいた。
振りやすいほんとによく飛ぶ竿。ラインがきれいに伸びる。

ヴィットリオ、鬼師匠、マルコ...ありがとう!

橋までに2人で数匹づつ釣った。

La pesca alla velsesiana

La pesca alla velsesiana

橋の下のプール。
上から大きな魚もゆうゆうと泳いでいるのが見える。
夕マズメが楽しみなポイント。
このプールでは釣れず、ヴィットリオとはここで別れることになった。
また9月にいっしょに釣りに行く約束をして彼はまた支流の監視に戻った。

そこからマルコと源流に入ることにした。

La pesca alla velsesiana
急な小さな源流...
落ち込みと小さな淵の連続。
La pesca alla velsesiana

La pesca alla velsesiana
出たのは下の瀬の小さなポイント。
この源流ではテンカラのほうが分があった。
La pesca alla velsesiana

La pesca alla velsesiana
自作の毛鉤で!!
これは狙ったと通りにポイントに...
釣った...という感じ
La pesca alla velsesiana

La pesca alla velsesiana
マルコも...
La pesca alla velsesiana
下りは山道から降りた。
プールの上に掛かった石橋を渡って帰路に着く。
La pesca alla velsesiana
橋から先の上流もこんな感じ。
今年は水が多いが、いつもはこの辺を上がっていくとマルコは言っていた。

セジア谷にはまだまだいい場所がたくさんあるようだ。
次回はどんな支流にいけるのか...

マルコ、ヴィットリオ、ありがとう!!!
また9月に...!


テンカラの資料

1週間などはあっという間...

もう金曜日の夜です。


でも今回の帰国でたくさんの人と出会い、たくさんの情報を頂きました。


日本でのテンカラ修業もできました。

実際にイタリアに戻って釣れるのか少し不安ですが...

やはり最初は誰かに教えてもらうのが一番、これで少しは自信が持てます。


天空羅武さん、スーさん、吉茸さん、楽しかったですね!

忙しい中時間を割いてくださってありがとう。

またいつか一緒にテンカラしましょう!


幾太郎くん、アジャリくん、ありがとう。

アジャリくんはトラウト祭りにも来るのかな???


マルコに持っていく資料はほとんど揃いました。

イタリアのテンカラの行方、これから先どういう展開になるのか分かりませんが

まずテンカラという釣りが日本にあることを伝えてみます。


榊原師匠をはじめ石垣先生にもイタリアのテンカラにたいへん興味を持っていただきました。心から感謝しております。


イタリアにもレベルライン革命が起こるのか...

もしかするとそれがイタリアテンカラを保ち続ける道なのかもしれませんね。


きっと何か起こるだろうと信じています。