テンカラの記事 その後
11日書かれたテンカラの記事から
ディスカッションフフォーラムが開かれ
1日半で、すでに50コメントがあります。
地下の倉庫にある昔の延べ竿を切ってテンカラ竿にする...とか
みんな、すごいですよ!!!
テンカラの記事がNETに載る
ミラノのフライショップのアルベルトの友人バレーリオが
イタリアンフライフィッシングサイト
PIPAM (PAGINE ITALIANA DI PESCA A MOSCA)
にテンカラの記事を書いてくれました。
http://www.pipam.org/index.php?option=com_frontpage&Itemid=1
PIPAM は1995年からあるイタリアでもっとも有名なフライフィッシングサイトです。
バレーリオ はこのサイトの編集者の一人でSIM (イタリアンフライフィッシングスクール)のインストラクターでもあります。アルベルト曰く、彼ほどフライの講習にお金をつぎ込んだ人はいないと言います。
PIPAMのサイトの中でも彼の担当はキャスティングとフライマガジン。
先週アルベルトから電話があり彼の店でバレーリオにテンカラの道具を見せ説明しました。
la pesca alla valsesiana (イタテン)にそっくりなテンカラにとても興味を持ち
すぐ記事にしたいと言ってくれました。
そして今日、彼の書いた記事がサイトに載りました。
写真を送ってくれといわれたのですが載せるならテンカラの名人の写真ということで
テンカラの鬼のお許しの下、イタリアのサイトに鬼が登場です。
Cerchi sull'aqcua 2009年11月11日の記事
http://www.pipam.org/index.php?option=com_content&task=category§ionid=19&id=69&Itemid=88
もしくはCerchi sull'aqcua から11/11/2009 Tenkara をクリック
訳をすると...
魅力的な日本のテンカラといわれる釣り法。イタリアのセジア谷の釣りにとてもよく似ている歴史のある職業漁師の釣り法で、今に至っても長い、軽い、やわらかい竿にて日本の渓流でとても有効な釣り法である。
ラインには馬の尻尾の毛を編みこんだもの(馬素)、今では0.33mmのフロロカーボンも使われ、約1メートルのハリスにひとつだけの毛鉤。その毛鉤はスパイダーに良く似ていてハックルは逆に巻かれている(逆さ毛鉤)。写真はテンカラの巨匠、榊原正巳氏。イタリアにもこの釣りを実践している人がいる。私の友達のxxxxxxx君がその一人、イタリアの渓流にも愛好者が増えることを期待する。
さて、テンカラはイタリア人の興味を引くのでしょうか...
Val Sesia ”テーモロ”を求めて 3
10月24日土曜日、セジア谷に戻った。
テーモロを釣りに...
Temolo テーモロ(Thymallus thymallus)とはサケ科の淡水魚。 英 Grayling 北ヨーロッパに生息する酸素の多い澄んだ清流に棲む背びれの大きい魚。テーモロの背びれが赤だが、セジア谷のテーモロの背びれは青く、釣るのがとても難しくこの谷はフライフィッシヤーの間でテーモロ大学とも言われている。
その昔、このセジア谷で職業漁師がテンカラにそっくりの釣り方でこのテーモロを釣っていた。テーモロの魚肉は TIMO ティーモ (タイム・thyme しそ科のハーブ) の香りがし、珍重されたいた。
http://ameblo.jp/itaryu/entry-10266858574.html イタリアのテンカラの説明
http://www.thymallus.it/StudiTemolo.html テーモロについて
8時に家を出てまずはボルゴセジアの釣具屋に。
春に初めてセジア谷にイタリアのテンカラを調べに行ったときに寄ったあの釣具屋。
この店では今でもイタテンの毛鉤、ナイロンのテーパーライン、馬素が買える。
店主のルイージに彼のおかげでマルコ(彼が紹介してくれたレストランのシェフ)と知り合い、その後ヴィットリオとも知り合いイタテンとテンカラのイベントの話をすすめていることも話した。(ルイージもマルコが会長をやっているセジア谷とテーモロを守る会の会員)持っていったイタテンの資料と道具を見せテンカラの説明をし、テーモロ用のイタテン毛鉤を購入した。
彼も火付け役の一人だからイベントの話にはとても喜んでいた。
レベルラインも試してみるといいよ、と少しプレゼントして店を出た。
そして...
ヴィットリオの待つScopello (スコペッロ)の町を目指して再び車で30分。
セジア谷の漁協の監視を勤めるヴィットリオと会うのは久しぶり、スコペッロの橋の上で再会。
まだ寒いし気温も上がらないから釣れるかわからないけど、すぐ川に下りてみるか?とヴィットリオ。
テーモロが見たい...!
ヴィットリオこの日は、シムの講習の手伝いと川の監視の合間に同行してくた。
シム SIM とはイタリアフライフィッシングスクール(SCUOLA ITALIANA DI PESCA A MOSCA)のこと。
この週末に行われているのはフライのインストラクターの講習会。
イタリア中からフライのエキスパート達が集まる。
さっそく、車で5分ほど下流に移動。
支度を整え いざ!
11月末までのテーモロ釣りは水曜と土曜のみ。もちろんNO KILL(キャッチアンドリリース)、針はバーブレス、川に足を入れてはいけない。だから対岸に渡るのもだめ。
テーモロが釣れだすの水温の上がるお昼過ぎだろう、とヴィットリオ。
一所懸命テーモロの習性、釣り方を説明してくれた。
ブラウンとは違ってガバッと獰猛に毛鉤に出る事はなく
鼻先に自然流さないと食わないらしい。
毛鉤が見えたからといって追うことはないという。
何十回も流してやっと出たりするらしい。
まずはテーモロを探せと言われた。
そして見つけたら、しつこく鼻先にナチュラルドリフト...
フライフィッシャーは1匹のテーモロを見つけたらしつこくしつこく
プレゼンテーションを続けるらしい。
前の晩に巻いたテーモロの逆さ毛鉤は16番。
きれいに巻いてあるけど大きすぎるとヴィットリオ...
そこで、使ったのはさっきルイージの店で買ったイタテン毛鉤。
紫、赤、緑、イタリアンはきれいな色、18番。でも...
まず、魚が見えない...
テーモロの毛鉤は3つなので自然に流そうと思うとラインをベタッと川面につけないとうまく流れない。
ラインを川もにつけて流すイタテンはどちらかと言うとフライに近い。
反応なし...釣れない...
セジア谷のテーモロは難しいというから...
ヴィットリオは監視に戻りひとりで川を釣り上っていくことになった。
流せども、流せども...出ない。
テーモロは勿論、ブラウンもマーブルも...
お昼前ヴィットリオから電話が入り、講習の休憩時間だから講習の代表者にテンカラの話をしてみようと。
釣りを中断、車でスコペッロの街に戻った。
講習はフライのインストラクターを集めた講習なのでみんな上手い。
22番のパラシュートをきれいに伸ばしていた。
テンカラの雑誌の記事や毛鉤を見せたがフライ一筋の彼らはあまり興味を見せてくれなかった。
古代の釣りなどには興味がないのか...残念。
それでもヴィットリオはさすが...!
フライのインストラクターの横でイタテンでテーモロを釣った!!
イタリア初のレベルラインイタテンのテーモロだ。
とはしゃいでいたのは一人だけ...
でも本当に背鰭が青い魅力的な魚、感動の対面となった。
お昼はいつもの様に川原でパニーノ。
午後はまたヴィットリオに付き沿ってもらい一匹目のテーモロを目指して...
一本の竿で二人で一緒に1時間ほど川を上った。
...
もうちょっと右...
よーし、そこ...上手く流れてるぞ...
ヴィットリオが丁寧に指導してくれる。
だんだんテーモロが探せるようになってきた。
よく見ていると石の上にじっとしているのが見えたりする。
石の影に隠れるのではなく亀のように岩の上で日光浴をしているような...
ブラウンとはちょっと違う。
でも、毛鉤をナチュラルドリフトしても反応がない。
一人で夕マズメまでテンカラ竿を振った。
テーモロ...に会いたい
ブラウンとマーブルトラウトが釣れたものの、結局今回もテーモロには会えず...。青い背びれの小さなのテーモロ一匹掛けたが、残念ながらすぐオートリリース...手元に寄るまでもいかず...
夕方は時間が合わず結局ヴィットリオとは話ができず、電話で夕食を一緒にどうかと言われたが家族の待つミラノに戻ることにした。
帰路につく前にマルコのレストランに寄って、今回もテーモロには会えず...と報告。
それでも、一匹釣り損ねたよ、と言ったら喜んでいた。たいしたものだ!と...
また一緒に釣りに行こうと約束してミラノへ向かった。
残念ながらテンカラとイタテンのイベントの話は今回あまりできなかった。
ヴィットリオの漁協も経済的に厳しい状態らしい。
この1.2年がやまになる、と言っていた。
漁協としてこの企画を進めていく事は不可能に近いと。
来週の土曜日(11月7日)にイヴォンさんがセジア谷に来るそうだ。
残念ながら用事がありイヴォンさんに会いに行けない。
‘イタリアにもテンカラあるんだよ‘と アメリカで‘テンカラの鬼‘こと榊原正巳さんに言った人。
http://ameblo.jp/tenkarano-oni/entry-10234516019.html
あの言葉を思い出してくれるかな、イヴォンさん。
Val Sesia ”テーモロ”を求めて 2
昨日、ヴィットリオと電話で話した。
今週末にテーモロを釣りに来ないか、 という。
禁漁に入った今もテーモロは11月末までセジア谷で釣行が可能。
テーモロは口元が弱いのでキャッチアンドリリースでも一日8尾まで。
マルコも言っていたがそう簡単にはお目にかかれないらしい。
特にセジア谷の青い鰭のテーモロは掛けるのは難しいという。
この週末にシム S.I.M. (Scuola Italiana di Pesca a Mosca)がフライの講習会を開く事になっている。
人も集まるのでちょっと様子を見に行ってくる。
ついでにテンカラのことをヴィットリオの友達にも話してみようかと...
果たしてテーモロに会えるのか...
頼むよ、ヴィットリオ...
ホームでの納竿 Torrente Diveria
シーズンの最後はホームで
10月4日、土曜日
イタリアの渓流は2月の最終日曜日から10月の第一日曜日まで釣れる。
薄曇、気温もずいぶん下がった。
今までにない渇水。
いつもは見えない岩が川面に見える。
釣れるかな...今日は
7時半ぐらいから釣り始めるが
いつものように最初の2時間は苦労する。
今年はシーズン通してほとんどエルクヘアカディスを使っていたが
マルコとテーモロを釣りに行った前回から逆さ毛鉤にした。
(テーモロ釣りのイタテン毛鉤とよく似ているので)
毛鉤が良く見えないから合わせが始めのうちは上手くいかなかった。
それでも反応があるので今日は少し期待。
水量のこんなに少ないディベリア川は初めて。
テンカラには最高のコンディションとなった。
よく毛鉤にアタックする。
釣れる...
誘うふりをしてみたり...
流れを横切らせたり...
逆さ毛鉤、これがまたうれしい。
秋の気配の漂う木々に囲まれて思う存分シーズン最後の釣りを楽しんだ。
見えないから釣れないかも...が
見えなくても釣れる!...になった。
1ポイントから3匹抜いたり...
テンカラ一年生...本当に始めて良かった!
いつも来ているホームのこの川。
コンディションが合えばテンカラのほうがずっと釣れる。
シーズンの最後、
迷いを吹き飛ばしてくれた。
テンカラで行こう、来年も。



















