La pesca alla valsesiana -8ページ目
<< 前のページへ最新 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8

渓流竿とテンカラ竿を持って

5月17日 日曜日 

渓流竿とテンカラ竿を持ってディベリア川へ。


本当は土曜日に行きたかったものの、

天気があまりよくなさそうだったので日曜日に。


朝5時半、ミラノの我が家を出発。

お城の裏のセンピオーネ通りを抜け高速にのる。


目指すは北、ピエモンテ州の小さな村ヴァルツォ(Varzo)


マルペンサの空港を通り越し、つぎはマジョーレ湖を右手に


1時間ちょっとで、高速もなくなり国道33号線‘センピオーネ‘になる。

結局、高速を使わなければミラノからセンピオーネ街道一本で来れるという訳。



山はどんどんと近づいて長いトンネルを通り抜けると渓谷。

景色がガラリと変わりヴァルツォ(Varzo)の村の標識が見えてくる。


やっぱり、天気予報の通りだ。雲り…モヤがかり。


我が家からちょうど140km、1時間半。 


スイスとの国境まであと3km、


目的地のに到着だ。


pesca alla velsesiana-つきました



あれ、水量ちょっと多いな…

天気のせいかな…

こりゃだめかな…


こんなに水量多いの初めて。

どうも雪解け水みたいだ…冷たい…


pesca alla velsesiana-5月17日 流れが速すぎ...


ちょっと寒いね、今日は


3月に来た時は川辺に雪が残ってて

水量も3分の1ぐらいだった。

でも晴れててライズもあった。


だから頭の中でこの2ヶ月ポイントを狙って

テンカラ竿、振っていた。(頭の中で…ネ)


なんか違うな、今日のディベリア川、

いつもはもっと日本っぽいのに…


よく考えてみるとこの時期に来るのは初めて。


去年は8月の初め、10月の第一日曜日(最後の日…その後は禁漁)

そして今年の3月の後半。


これじゃ流れが速すぎて…


いるのかな魚…



まあ一先ず、流れの速い淵に渓流竿で…

山女針の8号、餌はミミズ。


出ました。


pesca alla velsesiana-5月17日 ミミズで


かわいいでしょ、

ブラ ウンだけどヤマメみたいに可愛いんです。



pesca alla velsesiana-かわいいっしょ?trota fario



結局11時ごろまで親父の竿で釣りました。




pesca alla velsesiana-イタリアのヤマメ...ブラウン



そして… テンカラに


初挑戦です。


仕掛けはというと…

シマノの渓峰テンカラLLH33NXに薄黄のランニングライン20lbsを4.3m

フロロカーボン4号を50cmに矢引きのハリス1号。


いろいろインターネットで調べてみた結果これにした。


まず今日は、飛ばせるかどうか...


結構、いけますランニングライン... 飛ぶじゃん。


まだちょっと距離感覚がわからないので

ちょうどいいところには落とせないな。


大きめの浮く毛鉤で練習です。


一応、飛ぶことは飛ぶので一先ずホッと...


でも落ちが悪いね、やっぱり。


ベチャって... たまにフワッといい感じで落とせるときも。


でも流れの速いせいか毛鉤...見えません。


ぜんぜん見えません。


こんなに目、悪かったかね。なんて思っちゃうほど。


ちょっと濁ってるので余計見にくいような...


こまるな、こりゃ...


どうせ見えないならと、沈む毛鉤に変えたり、

いろいろ練習してみた。


もちろん(残念ながら...当然)アタリなど一度もありません。


川の水量のせいにして、まあ釣れなくてもしょうがないなと...


pesca alla velsesiana-5月17日 水量多し



3月の水量だったら絶対1匹は釣れただろう...と思いながら

流れの遅いところを探して練習することにした。


飛ぶのはよいがちょうどいいところに落とせないのは

自分の手の長さがよく分からなくて物がつかめないような歯がゆい気持ち。


向こう岸の間際にと思っても石に当たって...行きすぎ...


それなら一歩後退、もう一度。


今度は距離バッチリ、でも落ちがパシャ。


そんな簡単なわけないか...練習、練習。



最初の1匹を釣るのはいつになることや...



でもまあ1日目にしては...満足かな。




pesca alla velsesiana-ちょっとモニカに会いに...















イタリアにもテンカラ...?

テンカラ竿は2年前に買った

やっぱり日本人だからフライよりテンカラ。
イタリアでちょっとハイカラなテンカラ...?

そんな気で夏に日本に帰ったときに買った。

フライは中学生のころちょっとやったが、あんまり上手くならなかった。
そんな事もあって和の釣りを選んだ。でもイタリアでは未だに使った事がない。

年に4~5回の釣りだからやっぱり得意な方の竿に手が出る。
釣れるから...

今年の夏、北イタリアの山にバカンスに過ごすことにした。
渓流もある涼しいオーストリア国境の近く。

去年の11月に生まれた我が娘を連れて行くのには暑くなくていい。

釣りもできるかといろいろ調べ始めると、フライ専用ゾーンがけっこう多い。

フライ...毛鉤...なら テンカラだ...!!!
今度はテンカラを調べ始めた。
インターネットはこういうときありがたい。

仕掛け、毛鉤、流し方にあわせ方...
フライのランニングラインを使うと簡単に飛ばせる...
(簡単...?上手い人には???)

そこで早速、FFショップへ。

店の主人にテンカラの話をしているとなんと...
イタリアのもおんなじつり方あるぞ!と...。

ほんとに...?

サイトからプリントしたテンカラの仕掛けを見せると
彼もセジア渓谷の小さな冊子をとりだした。

ほらね...って

あっ、ほんとだ。そっくりそっくり。

不思議だね~。こんなに離れてるのにそっくり。

セジア谷(valsesia)は、イタリア・スイス国境にある
アルプス山脈の2番目に高い山、モンテローザの麓の谷だ。
モンテローザ Monte Rosa とは ピンクの山 という意味で
その由来は朝日に染まる山の色からきている。

毛鉤も日本の毛鉤とほぼ一緒…


もしかして、つながりが… テンカラのルーツは???


ワクワクする気を抑えながら、

20lbsの薄い黄色のランニングラインを買ってかえった。







torrente Diveria



スイスの国境はすぐそこ。

ディベリア川はスイスから流れ込む。


ピエモンテ州の小さな町ヴァルツォ(Varzo)

ミラノの我が家から140km。


去年からここに来るようになった。


ちょっと悲しい話だがヴァルツォに

3年前に星になった親友モニカのお墓がある。


いつもよく釣れるのは彼女のおかげかもしれない。




pesca alla velsesiana


夏も水量豊富、瀬あり淵あり、川幅もそこそこ。


この渓流日本のに良く似ているから

日本で釣りをしているみたいな不思議な気になる。


ミラノからちょっと車で、日本に釣りに・・・


(…帰り掛けに国境越えてスイスでガソリン入れて)



pesca alla velsesiana-2009 春

pesca al tocco...? - ペスカ アル トッコ -

イタリアの渓流では餌釣りならpesca al toccoといわれるが釣りかたが主になる。

6メートルぐらいのリール付きの細い竿で道糸を手に取りながらアタリをとる。
(9メートルの竿とかもあるらしいけど...)

道糸もハリスも日本に比べるとちょっと太めで離れたところまで流して釣る。

大物狙だからじゃないが細いハリスのは使わない。
1号以下のマス針なんて売っていない。
針の名にNINJA とかKAMIKAZEとかもあるから...けっこう笑える。
(...爪楊枝も。ninja sayonara samurai geishaとか多い。)
きっと釣れるのだろうけど...

やってみたいという気になった事がない。


何か違う...魚との距離感なのか......面白そうだとも思わない。


やっぱり日本の仕掛けで行こう。

手竿で釣るのがいいよな...絶対。
やっぱり日本人だから...忍者の釣りが好きなんだよな...。

忍び足でちょっとづつ近づいてそーっと竿をいれ、
微妙なアタリを感じて 釣った と思えたときが一番嬉しい。

釣りはシンプルなほど奥が深いし釣ったとき面白い気がする。


pesca alla velsesiana-trota fario 雪の残るディベリア川で



子供のころヤスで突いた秋川のハヤ。いちばん原始的な魚の取りだが
その喜びは今でもよく覚えている。

'06 親父とイタリアの渓流へ

 
親父には小さいころから釣りに連れて行ってもらった。
川から湖、海、よく釣りを教えてくれた。
 
渓流に行くようになったのは小学校の高学年に入ってからだったと思う。
でもポイントに仕掛けを入れて目印を追うのはとてもむずかしかった。
だから釣るよりも川で泳いでいるほうが多かった。
 
あのころあまり渓流で釣った記憶がない。

 
渓流釣りの楽しみがわかるようになったのはおそらく30を過ぎてからかもしれない。
日本に帰るたびに親父と釣りに行っていたが、イタリアで竿をにぎる機会はなかった。
 
 
渓流釣りをイタリアで始めたのは3年前の2006年。
日本から来た親父をアルノ川の源流に連れて行ったのがきっかけだった。
フィレンツェを流れるあのアルノ川の上流、ポッピというトスカーナの小さな村。
 
初めてイタリアの渓流を日本の竿と仕掛けで親父と一緒に釣った。
6月末、夏間近、水量も少なめの源流。
けっこうブッシュに覆われているがわりと入りやすい川。
夕方2時間ぐらい親父と念願のイタリアの渓流に立った。

イタリア初釣行の釣果に二人とも大満足。
スレのない綺麗なブラウン(Trota Fario)達。
親父の日本から持ってきた竿で釣ったから嬉しさも倍だった。
日本の竿で釣るイタリアの渓流、なかなかのもの。
 
それ以来毎年に5回ぐらい渓流に行くようになった。
(本当はもっと行きたいのだが...)
 
親父の置いていった渓流竿と山女針で夏はトスカーナのアルノの源流に。
春、秋はミラノから140kmの北伊のスイスから流れ込むディヴェリア川に行く。
 
 
 
 
また一緒に行きたいね、ディヴェリア川にも。

待ってるよ、親父。
<< 前のページへ最新 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8