本日の読書感想文



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ベル・プペーのスパダリ婚約~「好みじゃない」と言われた人形姫、我慢をやめたら皇子がデレデレになった。実に愛い!~

朝霧あさき


あらすじ 


ベル・プペー(美しい人形)とあだ名されるオルレシアン公爵令嬢のレティシア。

しかしその儚げな容姿とは逆に、中身は包容力と豪胆さと子供らしい傲慢さを持ち合わせた屈指の男前女子であった。

しかし母が泣いて止めるのでその本性を知っているのはオルレシアン家とゆかりのある者たちだけ。

そんな彼女と婚約が決まったのが、女性関係に難ありと噂される、ロスマン帝国第二皇子、ジルベール。

赤い瞳が呪われていると噂される、冷遇された皇子様だった。


彼の娼館通いという噂の真偽を確かめるため、彼に付き添って店に入る彼女だったが――。


更にレティシアには男前な秘密があってーー。


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第1回SQEXノベル大賞金賞受賞。
コミカライズ、マンガUP!様にて連載中

グッときたポイント 

以下、ネタバレ含みます。







レティシア嬢の考え方や立ち振舞いが本当に男前で!!これは男女問わずに惚れてしまうやろ〜!!(古い?)


実は聡明で初心で警戒心MAXのジルベール皇子様が、レティシア嬢の前では手の平でコロコロと転がされて、とても愛いです。

古今東西、男こそ可愛い方がモテるし長く愛されるもの。(持論ですが…)

愛されてる男性は、愛されてない男性より5年ほど寿命も延びるそうですよ。

世の男性諸君、愛される可愛さを身に着けて長生きしよう(笑)


しかも見目麗しいだけじゃなくて皇子様としての最高級の品性もある。

「歩く姿勢、グラスを取る手、来賓に会釈をする姿。乱れた服装とは裏腹にその所作は見惚れるほどに美しい。意識外での振る舞いこそ本質が出るもの。」(本書抜粋)

作者様は良く分かってらっしゃる!
現代日本では天皇陛下くらいしかこんな品性を持ち合わせた男性居ないんじゃないかと思うけど、そうなんですよ!意識外の振る舞いこそ本質が出るものなんです。
ラーメン屋で食べてる時だって、食べ方の綺麗さとか以外と見られてるのですよ。

レティシア嬢がヒロインなのですが、ジルベール皇子のヒロイン度も高すぎて、どちらも可愛くて格好良いカップルになってます。
私はカップル推しになりました。
2人の幸せな生活と、鮮やかな問題解決の手際には惚れ惚れします。

テンポも良く、2人でバッサバッサと未来を切り開いていくのは、差し詰め必殺仕事人のよう。イッキ読みしたくなる本です。

こんな人におすすめ 


せっかくトリップしてるのに、本の中でまで悩みたくない!っていう方、読後に爽快感を求めている方は、是非オススメです。


闇病みヤミ〜とは掛け離れた、生粋の愛情の重さ可愛さを堪能して下さい。


ジルベールもレティシアも格好良可愛い!!