間違いは広まりやすい
ここまでネットが普及するとは、私がSE時代には思いもしませんでした。今では、小学生でもネットを通じて連絡し合ったり、待ち合わせしたり・・・
そうなると、やはり問題になるのは情報の質。特に間違った情報ほど早く、そして広く伝わることに、怖さすら覚えます。もちろん、ネット時代でなくても、間違った情報の方が、耳あたりがいいというか、素直に肯定しやすいものが多いのも事実ですが。
最近では、同業者の多くが「コンサル」と称して中小企業を導こうとされています。もちろん、それ自体は悪いことではありません。しかし、自分の事務所が経営できない状態で、なぜに他人の会社、それも規模に大きな差があるのに、と考えるのは私だけでしょうか。
先日もあるベンチャーさん。基幹特許を充実させて、それで勝負すると言われていました。当然、二の矢、三の矢の改良発明があるのかな、と思ったのですが、まったくありません。最初の権利そのままなんです。
ただ、この世界にいる方ならわかるでしょうが、技術って日進月歩。大切なのは、日々権利の内容を市場の変化に応じて更新していくことなんです。そして、これができてこそ中小企業の強みが出てくるのですが・・・
おそらく、この会社にそういうことを吹き込んだのは、技術開発を実際にしたこともない同業者。たぶん、「お金に余裕がない」と言われたとたんに、「1件でも内容が充実していれば大丈夫」なんて無責任なことを教えたんでしょう。
本当に面白い発想と技術を持っていても、このような指導を受ければ結局市場に商品を出したころには陳腐化しているんでしょうね。もしくは、相手により優れた商品を出されていることでしょう。
こういう間違いも、専門家が吹聴すればまたたくまに広がってしまいます。権利1つで戦えるなら安いですもんww そりゃ、飛びつきますよね。
もちろん、市場環境によっては正しい場合もあります。ただ、このベンチャーは3本の柱それぞれ市場が異なる。すべて同じ戦術になるわけがないんです。それだけでも間違いは明らかです。
各方面の専門家を使う、というコンセプトはいいのですが、やはり「つなぎ役」が必要でしょうね。技術だけでもダメ、特許だけでもダメ、マーケティングだけでもダメ。すべてを理解できる「つなぎ役」が。
来年は、ここに照準を合わせてみようかと考えています。
マイナンバーって・・・
この時期、マイナンバーを提示してください、というお願いが多いですね。
ただ、これについて、弊所なりに一本筋を通した回答をいつもしています。なぜかと言うと・・・
まず、弊所は法人ではなく個人事業主です。したがって、マイナンバーは、法人ではなく、私個人のナンバー。つまりは、個人情報そのものなんです。
それを、例えばメール一本で「提供してください」と言われても、ちょっとおかしくないですか、としか言いようがなくて。
今までは、きちんと情報提供ルートが確保されて、文書で記録が残る形態以外は提供をお断りしています。それが、基本だと考えています。個人情報なんですから。今は、リンクされていなくてもいずれは様々な情報にリンクされるとなると、ね。
そして、弊所は支払調書を管理に使っていません。なので、支払調書は作成していただかなくても大丈夫なので、マイナンバーは作業の上では不要なはず。(法的には別ですよww)マイナンバーは空欄で支払調書を作成すればいいだけですから。多くの企業が、これで対応しているのが現状ですし。
きちんとした情報保護対策が、企業の規模にかかわらずなされる状態となれば提供も致し方ないとは思っていますが、現状ではお断りするのも致し方ないかな、と。どうか、ご理解いただきたく。必要な場合は、きちんと提供ルートをご準備ください。
1つ1つ
いよいよ今年も終わりが近づき、明日はクリスマスイブ。あなたは、どんな過ごし方をされますか?
日本で最初にクリスマス(生誕祭)がなされたのは、ザビエルが山口で、というのは良く知られています。ただ、クリスマスと言えばチキン、というのが日本だけと言うのはご存知でしょうか?
普通、欧米諸国ではターキー(七面鳥)です。したがって、例えばケンタッキーフライドチキンは、この時期が一番売り上げが落ちるそうです。
それを逆手に取ったのは、日本ケンタッキー・フライド・チキン。クリスマスにチキンを、という習慣づけに成功し、今では誰もが自然にチキンを食べる日だと錯覚しています。
このように、起源をたどれば、一私企業の単なる仕掛けだったもの、いっぱいあります。バレンタインデーもそう。初詣もそう(これも意外ですか?)。
言いたいのは、1つ1つの事柄、本当かどうかを確かめる習慣づけが、これからの時代には必須のスキルだということです。情報過多の時代、否が応でも不要な情報まで入ってきます。それを選別するには、本当に正しいのはどれかを調べるという習慣。これが大事です。
誰かがネットに書いていたから。こんな根拠でデマ情報を拡散されたらたまったものではありません。ただ、これからの時代、ネットによる情報拡散はとても無視できるレベルではありません。
言い換えれば、検証もしていない情報を吹聴しているものは、間違いなく似非(えせ)だということ。こういうのに騙されないようにしなければいけませんね。