久々の投稿は
重い話になります。
現在 過去 未来
全ての生きものは 当然現在を生きています。
しかし 抱えている 人の悩みは
過去のトラウマ
未来への不安などが 大きく圧し掛かっていて
現在を生きる自分自身を苦しめています。
過去3割 未来3割 現在4割程度を占めていたら
まだ 生きていけるのですが
このバランスが過去 未来へ偏っていくと
生きていく事に 困難を極めてきます。
死ぬ気になれば なんでも出来る。
この言葉を発する事が出来る人は
このバランスが保たれている証拠であり
生きる恐怖が 死ぬ恐怖を上回るほどの偏りに達した時の事は
バランスが保たれている方には 到底 理解できない世界となります。
過去を引きずらない
未来の不安のほとんどは実際には起こらない
過去は変えられないけど 未来は変えられる
このバランスの偏りは
そんな言葉で 言いくるめられない のです。
誰にもわかってもらえない現実に
さらに 苦しみ 孤独になっていきます。
本人には 解決出来ない問題であり
周りにも理解されないその問題に立ち向かう為には
先ずは 周りが その思考の偏りが
先天性(生まれつき)なのか 後天性(後から身に付いたもの)なのかを
知る必要があるのですね。
パーソナリティ(思考と行動を特徴づける 気質、性格、能力) な部分の理解者が
いない状態で 過去と向き合う事は 避けなければなりません。
後天性となれば
幼少期の出来事は 心の傷ではなく 魂に傷をつけてしまっている 事も
少なくありません。
過去に起こった事が変えられないのは
事実ですが
その出来事に対する思いは 人それぞれです。
周りの人は
どのように 向き合うべきなのでしょうか。
理解できない事を理解する為には
パーソナリティ障害という部分の傾向性を知る事が大切です。
以前は 性格として扱われていたものも
理解されるようになり それに対する治療も行われるようになりました。
先天性 後天性を合わせ持つものであり 環境的要因が強くでます。
思春期以降に 急激に発症する事も少なくありません。
いつも 友達と遊び 活発だった子供が 急激に不安が強くなり
不安定になる。家族も動揺が隠せなくなるのです。
大きく分けると
孤立的なタイプ
友好的だが 心の変動が激しく 周りが振り回されるタイプ
常識的だが 他人本位で 不安が強いタイプに現在は分類されています。
孤立タイプ
シソイド
対人関係を避けて 孤独を好みます。
性的や金的な価値観にも乏しく 自然に暮らす事にあこがれます。
失調型
家族以外とは親しい関係にはなれず 奇妙な思考や会話が見られ 特殊能力があると
信じたり 魔術的な儀式を行ったりする事も
妄想型
明確な理由もない状態から 勝手に人から攻撃される、利用される 陥れられるといった
不信感や疑念を病的に疑い 対人関係に支障をきたします。傷つきやすく
傷つけられた事を 執念深く覚えていて 恨みの念を持ち続けます。
変動タイプ
境界性
事実かは別として 大切な人に見捨てられたと感じたときに
強い絶望から 抑うつ 自暴自棄になり 過食やストーカー行為 自傷行為に繋がる事も
あり、依存性が強く 依存相手も疲弊してしまう為 孤立しやすい。
自己愛性
ありのままの自分を愛する事が出来ず 自分は優れていて 偉大な存在でなければ
ならないと思いこむ。人を見下しますが 見下される事を恐れます。常に怒りと要求の
感情に支配され 脳が休まりません。
演技性
役者のような振る舞いや 悲劇の主人公となり周りの注目を集めようとして
注目が集まらないと ストレスから 自己破壊行動があります。
反社会性
危険な状況に快感を得て 平和よりも 争いや冷酷を好み
生命の危険や刑罰にも無頓着になります。
性的や暴力的な支配で 相手をコントロールする事も
不安タイプ
回避性
失敗を恐れ 責任やプレッシャーの掛かる状況を回避する事を特徴とします
傷つく事を全て避けます。不安の強い遺伝子傾向と共に
自信を奪われるような 育てられ方をされた方が多く
親から 罵倒されたり 褒められた記憶がなかったり 失敗すると何を言われるのか
わからないとの思いから 回避に走る傾向となる
強迫性
秩序や一定の流儀への拘りが強すぎる為に それを完璧にやり遂げようとして
かえって支障をきたしている状態。真面目で 曲がった事が大嫌い。
融通が効かず 責任感も強いが 周りにも 同じ考えを押し付ける事があり
周りを 苦しめますが 本人には自覚がない事がほとんどです。
他に
自己臭妄想症
自分には嫌な匂いがするという訴えがあり 自分は臭いから 人に
避けられるという訴えがあります。実際には匂いがなく周りから
理解されない事が多いです。
場面緘黙症(かんもくしょう)
家庭では話せるのに 特定の場面では 話す事ができなくなる。
ただの恥ずかしがり屋で片付けられる事が多く
無理に改善させると トラウマになったり 不安が増す事もあります。
理解されにくく 性格として扱われ 避けられる事が多いのが上記のような
症状となります。
複数が混在する事もあります。
このような 症状が 幼少期の
関わりの中で 備わってしまったとして
その理解者にも 出会えずに
さらに 孤立する事となったとしたら。
俳優や女優が 自殺すると
『あんなに外見にも恵まれ、何もかも手にした人が・・・』という
言葉がいきかいます。
仕事が順調なのと 孤立が反比例 する事もあるのです。
どんな 言葉をかけられても
魂の傷は 癒える事はなく わかってもらえないという
孤立を招くことになります。
病気だと言われる事で 楽になる方もいますが
ほとんどの場合は それを受けいれられない事も多いのも事実です。
とても 大きな問題で
正解がある訳では ありません。
1人1人と 時間をかけて 向き合う必要があります。
必ず 必要な事は
自分の意見を 一般論として押し付けない事。
話を聞きながら 否定はしない事。
言葉で解決させようとしない事。
理解者となる事は 大切ですが
依存先となる事もあり その先に
いかに 依存先を分散させるかまで考えておく事。
依存先になってから 逃げ出すなら
本人を さらに 苦しめる事になります。
依存される事が 自分の存在価値となり
共依存となると それは 違った問題を抱えてしまいます。
話を聞き 気付かせる事。
これは 障害者雇用はうまくいかないという部分で
聞く力として話しています。
人は 年齢を重ねると
伝える力が強くなり
聞く力が失われていくと言うものです。
自分で考えたものは
それを 裏付ける言葉を考え
人に言われた事は
それを否定する言葉を考えるものです。
いかに 自分で考えた事と思えるように
導く事ができるのかが ここで言う 聞く力なのです。
魂の傷は 人に言われて治るものではありません。
過去の思いを変えるのは 自分自身であり
自分自身が気付いたから 変える事ができるのです。
何に 気付く必要があるのかは
偏見のある方では とても でてきません。
現在 過去 未来
どこに 生きるのか。
それは 出会いが変える のかもしれません。
ありがたい事に
忙しい日々を過ごさせていただいています。
投稿頻度は 少し落ちてきていますが
これからも 気付きについて 呟いていきたいと
思います。
宜しくお願いします。
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