障害者雇用コンサルテングとして 感じる事があります。

 

SNS上などで よくつぶやかれる 発達障害は努力不足との認識が消えない部分が 現場でも

耳に入ってくるんですね。

 

出来ない事を努力で何とかしてきた人からすると

どうしてもわからない部分であることは

理解できます。

 

私の経験上のお話となりますので

当然 全てに当てはまる訳ではありませんが

 

仕事を継続する上で 理解されにくいのが

『敏感すぎる』ところがあげられます。

 

考えすぎだよと いう言葉が 逆に辛くなる事も多いのですが

 

集中力も 時には

過集中となる時もあるので

やればできるのに・・・と言われる原因となります。

 

しっかり出来る事と 出来ない事に大きな差がある方も

誤解されやすいものです。

 

これが出来るんだから これもできて当然でしょ?

 

という考え方が、出てしまうんですね。

 

 

障害のせいにして 努力をしていないと 捉えられるところは

大きな誤解であると 声を大にして言いたいところなのです。

 

1つ出来ない事に集中してしまうと

ここでは 敢えて健常者と言いますが

健常者には とても理解出来ないほど

普段出来ていた事すらできなくなるくらい

集中力もなくなり 疲弊してしまうものなんです。

 

先程も言いましたが

人間関係が不得意な理由の一つに

敏感過ぎなどもあり それだけでも 相当疲れてしまいます。


人間関係を保ちながら、普段出来ている事を

続けなくてはならない。


1つ不安が現れると

そこに心が奪われてしまい

出来ていた事が出来なくなる。



職場の方には見せないかもしれませんが


出来る状態を保つという事は

普通に仕事をされている方よりも

疲れが何倍にも感じている姿が

そこにあるんです。

 

自分を守るためにも 1人でいる事を 選

んでしまう方が多い中で

さらに 出来ない事を するという事は

努力不足なんて言葉で片付けられないという方が

とても多いのです。

そして それを言葉にする事も出来ずにいる事で

誤解が誤解をよんでしまうことにも繋がります。

 

常に不安が押し寄せてきて

頭の中はいっぱいになり 心を蝕んでいきます。

 

 

 

 

言い訳にしていると見えてしまうのは

見れていない

聞けていないと言えます。

 

しかし 企業がここまで 見て聞けて

理解できるという事は とても難しい事と感じています。

 

企業は福祉ではありません。

大企業は福祉も取り入れられますが

企業は 企業であっていいと思います。

 

しかし 偏見を捨て

理解する姿勢でいる人の存在は必要です。

 

 

こんな言葉を聞いた事はないでしょうか?

 

『これだから ゆとり世代は・・・』

 

こんな言葉を発する人達も 若い時は

『最近の若い者は・・・』と言われて育ってきているのですが

 

このような偏見は 仕事に持ちこんではならないものです。

 

個人を見れていない証拠ですね。

 

 

言い訳や努力不足と捉えられていると感じながら

心を保ち続ける事は とても辛いものです。

 

普通に会話が出来ていると感じても 電話が取れない方もいるんです。

 

どんなにしっかりしていても 時間が守れない方がいるんですね。

 

できない事に パワーを使うと 普段のしっかりできている部分すら

危うくなってしまう

 

出来る人からすれば 言い訳に聞こえることもあるでしょう

 

しかし偏見をもってしまう方も

同じように

疲弊しまうして事も 多くあります。

 

偏見が この世を生きづらくしているのなら

和らげたいものですね。

 

生きづらさは  環境によって和ぐものです。

 

人の生きづらさを 和らげる事が

自分の生きづらさを和らげるとも言えます。

 

 

 

私どもも 新たに ジョウブコーチとしての活動もおこなっていきます。

 

1つ1つ 誤解を解いていきたいと思います。