HSPについて
このような気質な人もいるんだという
理解との話をしてきましたが
この理解というと
『問題ないよ』という言葉かけに
なってしまいがちになります。
こんな経験はありませんでしょうか。
仕事をしていて
少し疑問に思う事があって
聞いてみても『大丈夫』
失敗しても
『誰でもする事だから大丈夫』
体調が悪くなり休んでしまっても
『大丈夫』
明らかなミスも
『大丈夫』
正解がわからないから聞いても
『大丈夫』
これはとても不安になります。
仕事を終えて帰ってもすっきりしないんです。
全てでは当然ないですが
正解と不正解がはっきりわかることが
1番 安心出来たりしませんか。
これは
HSPだからではなく
殆どの新入社員が思っている事だと思うんですが
私の知る限り
先輩という立場の人のほとんどは
このようなタイプに感じます。
注意して嫌われたくないや
理解者になりたい。
責任を取りたくないという方もいるかも
しれません。
注意する人は注意しかしないなんて事がおこるのも
他の方が全く注意をしないからとも言えるかもしれません。
注意をするとかではなく
正解と不正解が鮮明になる。
そして、それが評価されると
安心して正解を目指すことができます。
もちろん正解と不正解をはっきり出来ない
させる必要のない事も
あるかとは思いますので
全ての行動にという訳ではありませんが
要所要所ではそれが必要だと思います。
マニュアルもなければ
あったとしても
現場では活用されておらず
『マニュアルはこうだけど、俺はこうする』
という人が横行します。
私もカウンセリングでは
こうでなければならないという
極端な考え方を
少しでも和らげてあげたいと思っていますが
この部分のグレーは辛いですね。
自分で判断できるようになるまでは
正解と不正解が鮮明にわかる事と
正解の理由と不正解の理由もわかる事は
新入社員にとっては
安心して次の日を迎えられる事に
繋がります。
それでも出来ないのは
その教える人自身も正解と不正解に
自信がないからかもしれません。
不安なまま何となくやれてきたから
『私はこのようなやり方をしていますが、、』
と歯切れの悪い言い方をする事となります。
形は徐々に変化していきます。
変化後が正解なら
新しく更新して
ダメな方向に変化しているなら
元に戻す事もできますし
教える側が自信を持って
教えられるためにも
マニュアルというのは必要ではないかと
思っています。
しかし
マニュアル化出来ない事柄の中で
正解がわからない時ほど
不安になります。
誰かが
話しているのが
自分のことを言われているように
感じることもありどんどん
心が孤立していき
悪循環への扉を開く事となります。
いい事はいい
悪い事は悪い
そのわかりやすさに
安心出来る人も多いのでは
ないでしょうか。
このような上司がひとりいるのと
いないのとで
働きやすさは変わってくるのかもしれません。