日が変わり、昨日の東京のコロナ感染者数は2,848人。
1週間ほど前に2ヶ月半の現場が終わった。
うちの会社で入れた職人の数が延べ250人ほど。
個人事業主の自分がこれだけの人数を揃えるのは大変でした。
付き合いのある外注先などに手配して、何とか2ヶ月半を乗り切りました。
仕事内容はオフィス施工。
今までのように金属製のデスクやキャビネット、書庫などではなく、最近のオフィスは造作家具などの木製の物に変わっていく流れがあります。
今までのように自分の決まったデスクで仕事をするのではなく、政府が打ち出している『働き方改革』により、自分のデスクを持たないフリーアドレスになってきているようです。
コーヒーショップのような何人かが座れる木材デスクや個人用の木製ブースデスクなどにノートパソコンだけ持って好きな席で仕事をするようです。
確かに今までのような金属製の決まったデスクより、木は目にも優しいし、精神的にも落ち着いた空間のように感じます。
在宅勤務などもそうですが、仕事の在り方もフリーアドレスも時代の流れのようです。
今までの金属製のデスクは決まった位置にビスを打ち込んで組んでいました。
ただ、造作家具となるとビス穴がないので、自分の経験と勘を頼りにビスを打ち組んでいくしかありません。
相手が自然の木なので、木の特有の反りなどのクセもあります。
同じものを組んでも、ビスの打ち方ひとつでブース枠とのツラが合わなかったり、デスクの作業面のツラが合わなかったりします。
今までも造作家具の組み立ては経験がありましたが、ホテルなどのベッドボードやテレビボードでした。
ベッドボードなどはある程度の大きさのパーツを工場で作って搬入されてくるので、ドッコという合わせ木材にはめ込むだけでさほど技術も必要ではありませんでした。
しかし、今回のオフィスの造作はパーツで分かれているにせよ、ほぼイチから組み上げでいくので、商品として綺麗に仕上げていくのに苦労しました。
オフィス施工の仕事は自分のように小さな会社まで入れるとかなりの業者が引き締めあっています。
しかし、造作家具となると技術も必要なこともありますし、新規分野ですので、いまは競争会社も少ないことから、チャンスと言えばチャンスです。
また9月頃に1ヶ月ほど、同じ現場で残りの仕事があります。
大変でしたが、個人的には造作家具は面白みがありましたので、そちらの分野にも少し目を向けてみようと思っています。
今までの金属製デスクは人工物なので、ビス穴にビスを打つだけでしたが、造作家具は自然の木になるので頭も技術も要求されます。
職人魂ではありませんが、やはりプロですから難しくなればなるぼどやり甲斐も出てきます。
この現場が終わって疲れもあったので、いまはあえた仕事を取らずに休暇に充てています。
ただ、遊んでいても生活が出来ないので、そろそろ仕事を始めようと思っています。
が、冒頭に書いたコロナ陽性者が東京で大変な人数になってきています。
行政からの追加の補助金なども期待出来ませんし、自分のような個人事業主は死活問題です。
仕事がなくても車や倉庫などの固定費は毎月出て行く訳で、とにかく先手先手で考えていかないと生き残れない状況です。
生活費、子供の学費、会社の経費、火の車まではいかないけど、灯火の車くらい(笑)