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小樽

榎本武揚を祭神に

幕末・明治期の政治家、榎本武揚(1836~1908年)が創始した北海道小樽市の龍宮神社に、本人を祭神としてまつる準備が進んでいる。

 

榎本は箱館戦争(1868~69年)に旧幕府軍の総裁として戦い敗北。その後に赦免され、北海道開拓使に任官した。

1876年、ロシアの脅威から国土を守るためとして神社を創建。新政府総裁を務めた有栖川宮熾仁(たるひと)親王が後に「龍宮神社」と命名した。

 

幕末・明治期の偉人が祀られている神社は、山口県の松陰神社(吉田松陰)や東京都の東郷神社(東郷平八郎)など多数あるが、創始者自身が祀られる例は珍しい。

                 (2024・7・21)

 

 

 

 

 

壱岐の「モンサンミシェル」

 

 

長崎県の離島・壱岐島の東側にある内海(うちめ)湾の先にある小さな島。島に繋がる約200㍍の道が海中から現れ、30分程度でつながった。干潟になると道が現れる風景は、フランスの世界遺産の小島「モンサンミシェル」を思い起こさせる。

内面湾が2015年、日本遺産「国境の島 壱岐・対馬・五島

~古代からの架け橋~」の構成文化財に認定された頃から、

「壱岐のモンサンミシェル」と呼ばれるようになった。

フランスの島に修道院があるように、壱岐にも約400年の歴史を持つ小島神社がある。

 

モンサンミシェルを連想する観光名所はほかにも、広島県の宮島(廿日市市)にある厳島神社大鳥居周辺もその一つ。

 

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パリの観光名所として知られる「エトワール凱旋門」。

ナポレオンⅠ世アウステルリッツの戦い(1805年)での勝利を記念し、建設を命じた。パリ五輪のマラソンは近くを走り抜ける。

 

この凱旋門は、日本でも作られていた。1905年の日露戦争

の勝利を記念したもので、東京では新橋、上野、浅草、品川などに、地元有志らが木造などの「張りぼて凱旋門」を急造した。

現存する凱旋門もある。浜松市の国登録有形文化財「凱旋紀念門」は1906年に造られた。

 

 

幅や高さは3㍍程度。フランス積みの丈夫なレンガ造り。

門脚には出征兵士や戦没者、寄付者の名前が刻まれている。

門の奥には渋川六所神社。

                 (2024・7・20)