TOEIC900未満でも英検1級1発受かるかな~♪
アラカンでも英検1級1発合格可能かな~♪
実際、やってみたら、合格できました!
しかも、留学なし、駐在経験なしで。
そんな自分が、どうやって合格したかをご紹介しています。
さて、英検1級の壁といえば、まず、語彙力が問われるというところでしょう。すなわち、少なくとも1万語程度のボキャブラリーがないと合格は難しいとされています。
その対策については、いくつもの投稿を上げていますが、
ここでは、別の角度から説明をしてみたいと思います。
というのは、電車などで高校生が単語本(自分で作った単語帳ではなく、市販の書籍です)を見て暗記をしようとしているところを見て、感ずるところが大きかったからです。
まず、ばくぜんと単語本を上から見ているのは、ほとんど覚えていることにはつながらないと思います。赤いセルロイドで紙面をおおったり、はずしたりしているのも、効果ありません。
本ブログ筆者は、英検1級1発合格を実現するにあたって、こういうやり方は絶対しないと決めていました。
なぜか。
大学受験時にこんなようなやり方でちっとも効果が上がらなかったことを実感していたからです。
そこで、英検準1級、1級と続けてほぼアラカン(正確には59歳)で一発合格した時に、採用したのは、全く別の方法でした。そしてその方法は、間違っていなかったと思います。(詳しくはこちらでどうぞ↓)
しかし、そんな自分も全く単語本を使わなかったかと言うとうそになります。英検受験時ではないものの、ビジネスマンとして語彙を増やそうとしたときに、使ってはいたのです。あまり世間に流布している、ものではありませんでした。
いまも取ってありますが、たまに見ると悪戦苦闘の痕跡が残っています。
では、どんな工夫をしていたか、箇条書きをしてみます。
1.英単語の日本語訳がピンと来なければ、それを塗りつぶして、別の日本語に置き換えていた。
たとえば、verbatimというのについては、その単語本では、「まったく同じ言葉で」との訳が付いていました。しかし、どうにもピンと来ない。そこで、辞書を引いて「逐語的に」に置き換えました。単語本に印刷されている「まったく同じ言葉で」をサインペンでに塗りつぶして、「逐語的に」を書き込んだのです。
2.例文なり用例も自分にとってより、しっくりとくるなじみのある文章に変えていた
先ほどの単語の話の続きで言えば、「逐語訳」について translationを書き添えました。これでしっくりきました。
考えてみれば、英検準1級や英検1級の、語彙問題で「この英単語の訳を書け」などと言った問題は出ないのであり、必ず文章の中で問われるのです。とすれば、自分がイメージしやすい例文也なり用例で覚えないとverbatim、出てこないでしょう。
ちなみにChatGPTを使って、「verbatimを日本人の私が覚えるいいやり方をおしえてください」とたずねてみるとどうなるか。
その回答の一部はこんな感じです。
Use in Sentences:
- Practice using the word in sentences. For example:
- "He repeated the speech verbatim." (彼はそのスピーチを一語一句そのまま繰り返した。)
3.同意語、反意語もその単語の近くに自分で書き込んでいく。
たとえば、rescind(…を廃止する)の近くにはabolishとかdemolishとeliminateとかどんどん書き込んでいくのです。さらに、それぞれの例文も書き込めたら書き込んでいきます。
つまり、勉強とは、お仕着せの状態を脱して自分なりの工夫をすることなのではないか、それなくして脳みそは、そんなに簡単に吸収してくれない。
いいかえれば、自分の脳みその受け取りやすい形に置き換えることをすれば、単語が染み渡らせる速度をアップできると申し上げたいのです。
その意味で、単語本を漠然と見ているとか、赤いセルロイド版を使っているとかいった程度では、効果が上がりにくいのは、当たり前ということになります。ましてや「語呂合わせ」みたいなのはあまりおすすめしません。少なくとも英検1級では、習得に時間がかかり過ぎますし、Readingに出た時にそのやり方では「使えません」。
以上、英検の参考書には記載されていないかもしれませんが、少しでも英検1級受験者の方の参考になればと思い、書き記してみました。