TOEIC900未満でも英検1級1発受かるかな~♪
アラカンでも英検1級1発合格可能かな~♪
実際、やってみたら、合格できました!
しかも、留学なし、駐在経験なしで。
すでに「50代、60代の、いわゆるやりなおし英語派であっても、英検1級はやり方次第で1発合格できる」と繰り返して述べてきました。
ここでは、英検1級の最大とも言っていい難所、英単語記憶対策に関して、今までとは切り口を変えて助言してみたいと思います。
それは
多く覚えるほど
多く覚えられる。
です。
一般に英検1級合格に必要とされる単語の数を知らされると、多くの方がそれだけでげんなりしてしまいます。
市販の対策本、単語集を見ると、それだけで「こんなに覚えられるわけない」と思ってしまう。
しかし、それは、まさに試験作成者側の思うツボにはまっているとしか言いようがないのです。
実際は逆で、多く覚えるほど、言い換えるなら、多くの単語に触れるほど、記憶は確かになっていくのです。
意外と思うかもしれませんが、以下説明していきます。
たとえば、同じような「調べる」であっても、
税関が調べるときはinspect、
警察ならinvestigate、
医者ならexamine
と言った風にです。
このあたりについては、既に↓で述べているので、詳しくはぜひこのブログを一読ください。
いま、強調したいのは、多くの単語に触れることによって、そして、それぞれをこのようにたとえば同意語でくくりつつも、分類すること、使われる時、場面を意識していくことが、記憶力増強につながります。
同意語なら同意語、反意語なら反意語で分類しつつも、その中で微妙なちがいを付けて頭に入れ直す。この作業がポイントになってくるのです。
もうひとつ例を挙げるなら、brush upと言うのがあります。これも、面接試験の時、自己紹介で、「英語力を磨いている」という意味で使う方が少なくない。
実は自分もそうだったのです。
しかし、事前の模擬面接(英検1級専門の会話学校での)で面接委員役のネーティブからblush upは、「英語を昔習っていて、再開し始めた時に使うときの言葉で、あなたの場合はimproveの方が適切です」と指摘されたので、修正しました。
単語のレベル感が英検1級にしては低いと感じる読者が少なくないと思いますが、実はこのあたりがキモなのです。
「どちらか一方だけ使えるようにしときゃいいじゃん」では、そういった細かいところをチェックされる英検1級では不利になります。
繰り返しますが、ほとんど同じ意味というところで同じ記憶の部屋に入れておくけれど、置き場所は変えておく。
これが必須不可欠であるだけでなく、これが、かえって記憶の増強につながるのです。
たとえば、relinquish(放棄する)という英検1級レベルの単語がありますが、これはたとえば 、ごみを投棄するというような時には使わず。
Article 9 of the Japanese Constitution requires Japan to relinquish war power.
のような形で使うと覚えておくのです。
ほら、もう忘れないでしょう?
以上、英検1級1発合格の秘訣として「多く覚えるほど、記憶は簡単に確実になっていく」という逆接的な切り口で英単語増強の提案をいたしました。
あなたの合格に少しでも役立てば幸いに思います。