いっしーのF1ブログ -72ページ目

Williams FW22 フロントウイング翼端板

Williams FW22 フロントウイング翼端板(右側)2000年。
使用痕なし。スペアです。
使用グランプリはアメリカGP(インディ)。
低ダウンフォース仕様なので、高ダウンフォース仕様に比べて、高さがありません。
高ダウンフォース仕様の場合は、Allianzのロゴの部分の高さがより高くなっています。

前方部分が肉厚になっています。

サブフラップの角度を変えるための、翼端板後方に位置するアジャスト部です。
上から専用の工具を使って高さを変えるようです。

こちらが裏面。サブフラップの角度合わせ用の目盛がついています。
そして、INDYの文字があることから、アメリカGP仕様であることがわかります。

側面に設けられているフィンは、三角形となっています。
2000年仕様のアロウズ翼端板のフィンは四角形であることから、チームによる設計思想の違いがこんなところにも見られますね。

側面底部です。こんなところも厚みの違いがあり、外周領域が内部に比べて薄くなっています。

後方部分です。中央領域が上下に比べて厚いですね。
そして、ねじれとでも言いましょうか、上下方向の中心軸線が斜めになっています。

裏面です。メインフラップを取り付ける領域が肉厚になっています。
また、裏面の底部には、のこぎり刃状のフィンが取り付けられています。

いつもの管理プレートです。22AはFW22を意味するのでしょうが、他はよくわかりません。

ウィリアムズの翼端板は同年のアロウズの翼端板に比べて、形状が複雑の様ですね。
これがトップチームと中堅チームの違いなのでしょうか?







ハンガリーGP

スタートは雨模様、その後度々のセーフティーカー、最後まで誰が勝つかわからない面白いレースだった。
そして、勝者は2人の元ワールドチャンピオンを抜き去り、まさかのリカルド、今季2勝目。
タイヤのアドバンテージがあったとはいえ、抜きにくいハンガロリンクで次々とハミルトン、アロンソを抜く様は、否応なく今後を期待させる。
しかし、去年までトロ・ロッソで注目を浴びていたとは言い難いオーストラリア人が、ベッテルも苦戦するレッドブルでここまで活躍するとは誰が想像したか?
一番驚いているのは本人なのかもしれないが・・・。

そして、レース後にも話題となっているメルセデスの二人。
ロズベルグを先行させないというハミルトンの選択は、とても理解できる。
ハミルトンはメルセデスチームの一員の前に、レーサーであり、かつロズベルグとチャンピオンを争っているドライバー。
そんなハミルトンがチームオーダーとはいえ、自らライバルに先を行かせるわけがない。
一方、ロズベルグ。
ロズベルグは自力でハミルトンを抜けばよかったし、抜くべきだったのではないだろうか。
現に、リカルドはハミルトンを自力で抜いて、優勝を勝ち取った。
リカルドに出来て、ワールドチャンピオンの第一候補たるロズベルグが出来なくてよいのだろうか?
ハミルトンを抜かずして、ワールドチャンピオンになれるのだろうか?
彼は速いドライバーだけれども、何か足りない気がする。
強いドライバーが持っているような迫力?気迫?そういうものだろうか。
ロズベルグはワールドチャンピオンを獲るならば、コース上でハミルトンを打ち負かし、ハミルトンよりも速いのではなく、強いことを見せつけてほしい。

Good Wood Festival of Speed 2014



今年もイギリスGPの前週にグッドウッド・フェスティバルが開催されました。
今年は、ヒルがチャンピオンを獲得したマシンFW18をマッサが乗り、ヒルクライムを走りました。
動画を見てもらえば良く分かるかと思いますが、F1のレースドライバーと観客の距離が非常に近いです。
観客がいるところは、F1のように高額なパドックパスのようなものがなくても入れる普通の場所です。
私が2011年に行ったときは、スターリング・モスも歩いていました。

誰にでも気さくにサインをくれる良いおじいちゃんでしたよ。

Benetton B195 リアウイング 翼端板

Benetton B195 リアウイング翼端板(右側)
Car No.1であることからミハエル・シューマッハのマシンです。
このころのリアウィングは翼端板の前方部分が延長されてウィングレットが取り付けられます。
使用痕があるため、実際にレース又はテストでシューマッハが使用したものです。


シューマッハはご存知のとおり、94,95年に2回連続でワールドチャンピオンを獲得しています。
しかし、96年にはフェラーリへ移籍したため、ベネトンがCar No.1のマシンを走らせたのはこのB195のみです。
ベネトン唯一のCar No.1と言った意味でこれは貴重なパーツです。

翼端板の後方に向けて肉厚が薄くなっています。

ガーニーフラップ前方で最も薄くなっていますが、ネジの取り付け部分は肉厚が厚くなっています。

ウィングレットの取り付け部分です。このように、ウィングを取り付けた跡がくっきりと残っています。

裏面です。ここにも、フラップを取り付けた跡が残っています。

ミニチャンプスの1/18モデルカーと共に。

鈴木亜久里の最後のF1マシン、リジェJS41はB195と略同じマシンでした。


退院

心配してくださった皆さんありがとうございました。
昨日、退院しました。

いやあ、大腸ポリープを取った後にこんなことになろうとは・・・。
たぶん動脈からの出血で、2,3Lぐらいの大出血のようでした。
通常は14であるヘモグロビンの値が7.2まで落ちていて、体内の血液の半分ぐらい出血していたようです。
倒れるギリギリのようでした。
入院時には既にちょっとだけ回復していましたが。
まだ、かなりの貧血のようですが、まあ、大丈夫なのでしょう。
顔は蒼白のようですが。

今回分かったこと。
人間はかなり出血しても簡単には死なないようです。
手首を切って自殺なんて、本当にできるのかな?ってなもんです。