ギターは右手で弦をはじくことで音が出ます。

 

右手の使い方が、とても大切ですね。ギターを始めたばかりの時は、右手だけの練習から始めてみるといいですよ。

 

クラシックギターでは弦をはじくときにピックなど道具は使いません。直接、自分の指で弾きます。

 

最も基本的なのは、アポヤンドという奏法です。

 

スペイン語で「よりかかる」という意味で、主にメロディを弾くときに使います。

 

たとえば1弦を弾いた指が2弦にふれて止まると成功です。

 

人差指の指先で1弦にタッチしたところ

 

指を振りぬいて2弦にふれて止まったところ

 

アポヤンドで上手く弾くためののコツは、以下の3つです。

  • 親指を低音弦において支えにする
  • 指は根元から動かす
  • 力まずに指はアーチ状のまま弾く
はじめは人差指だけ、中指だけの一本指で練習してみましょう。
 
慣れたら人差指と中指を交互に動かします。二本の指で歩くようにすると上手くいくはずです。これがメロディを弾くときの大切な右手になります。身につくまでやってみるといいですね♪

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いきなりその曲のテンポで弾いてしまう。

 

そうすると自分ではちゃんと弾いたつもりでも、実は音やリズムがあいまいだったりします。

 

「急がば回れ」という言葉がありますが、まずはゆっくり弾いてみるのがお勧めです。

 

ゆっくり練習すると何が良いか?

 

第一のメリットは、正確に弾けることです。

 

難しそうなフレーズでも、ゆっくりであれば弾けることが多いのではないでしょうか。テンポはおそくて大丈夫ですので、他人に聞いてもらえる状態を目指しましょう。

 

メリットその二は、覚えやすいです。

 

ゆっくり弾くと一つひとつの動作を意識できます。動きもわかりやすくなるため、何となくパッと弾くよりも格段に覚えやすくなります。

 

音楽の大家もゆっくり練習することの大切さを強調しています。

 

たとえばヴァイオリンのパールマンは、「とにかくゆっくり弾くように」と口ぐせのように言っています。ピアノのミケランジェリは、元の曲がわからないほどゆっくり練習していたそうです。

 

正しく弾けて覚えやすいゆっくり練習。集中して行えば、少ない時間でも効果がありますよ♪

歩いたり、スマホを操作したりなど。日常の動作をイメージしてください。

 

力を意識してないですよね。

 

クラシックギターを弾くときも同じです。楽器を弾くのに力は必要ありません。

 

なにより力んでしまうと練習しても疲れますし、手も動かしにくいはずです。

 

今回は、ギターの基本中の基といえる左手の押さえ方のポイントをみてみましょう。

 

クラシックギターを左手で押さえる

 

ギターではフレットとフレットの間に幅がありますが、どこを押さえても良いわけではありません。

 

フレットのキワといって、なるべくフレットのそばを押さえるようにしましょう。

 

フレットのキワを押さえるとなぜ良いか?

 

それは、ほとんど力がいらずに澄んだキレイな音が出るからです。

 

もしフレットの間の真ん中あたりを押さえてしまうとどうなるでしょう。

 

クラシックギターを左手で押さえる

 

きっと音がびりついてしまうと思います。そうすると、ついギュッと弦を押さえがちになりますね。弦は指板につくほど強く押さえるべきではありません。

 

あとフレットに指がのってしまうと、伸びのない曇った音になってしまうので注意するといいですね。

 

指先を弦にのせるだけで、あとは腕の重みで音がクリアに出る。そんなツボのような場所がフレットのキワにはあります。是非、ご自分の指で確かめてみてください♪

クラシックギターを弾く

 

せっかくギターを弾くなら「上手く聴かせたい」と思いませんか?

 

そんなあなたに、心地良く聴かせる2つのコツをご紹介します。逆にいうと、これができていないと下手に聴こえてしまうかもしれません。

 

是非、最後まで読んでみてくださいね!

 

その1 メロディーをなめらかに

 

曲の主役は、なんといってもメロディーです。メロディーが聴きやすいというのは、とても大切ですね。

 

ではメロディーを聴きやすくするには、どうしたら良いでしょう?

 

それはメロディーの音をつなげれば大丈夫です。メロディーは、なめらかにつながっているとキレイに聞こえます。

 

クラシックギターは、ともすると指の都合でプツプツと音が切れがちです。まずは自分の音をよく聴いて、指の動きをゆっくり確認してみるといいですね。

 

その2 一定のテンポで

 

コンサートなんかで、思わず手拍手をしながら音楽を聴いていることってありますよね。

 

人は音楽を聴くとき無意識のうちに音の鼓動を感じています。これが安定していると心地良いわけですね。

 

かんたんな部分では早くなり、むずかしい所では遅くなる。こういった演奏だと、どうしても聞きづらいです。一定のテンポで曲を通せるといいですね。はじめは、やはりゆっくりやってみるのがお勧めですよ♪

ギターを弾くために、まず覚えること。

 

それは「ドレミ」の場所です。

 

ドレミがわかれば、メロディーが弾けますしコードも押さえられます。簡単な曲も弾けますよ!

 

まずは最も基本的なローポジション(1~3フレット)で覚えてみましょう。

 

ギターのローポジション

 

はじめに次のことを確認してください。

 

1.ギターのチューニングは、6弦からミラレソシミ

 

2.「ドレミ」のなかでミ・ファシ・ド半音。それ以外は全音

 

半音と全音がわからない方は、以下の記事も参考になさってください。

 

 

1弦の場合

 

1弦を左手で押さえずにそのまま弾くとミの音がでます。これを開放弦といいますので覚えておきましょう。ギターの楽譜ではになっています。

 

ギターの1フレットのファ

 

ミの次の音はファですね。ミとファは半音でしたので、ファはとなりのフレット。つまり1フレットになります。

 

ギターの1フレットのファ

 

では次の音ソはどうでしょう。ファとソは全音ですので、ひとつフレットを空けます。ソは3フレットになりますね。

 

ギターの3フレットのソ

 

まとめますと1弦のミファソは、順に0(開放弦)・1フレット・3フレットです。

 

これで音を3つ覚えられましたね。

 

2弦の場合

 

2弦の開放弦はシです。次の音ドは半音なので、1フレット。その次のレは全音なので3フレットになります。

 

なんと1弦と同じですね!

 

1弦で覚えた場所を、そのままコピペすれば2弦も弾けてしまいます。

 

 

6弦

 

6弦の開放弦は音は低くなりますが、1弦と同じミです。

 

ということは1弦と音の位置は全く同じです。

 

 

これでローポジションの音の場所を、半分覚えることができましたね。

 

開放弦の音と半音・全音の知識があれば、残りの弦も自分で音を探せるはずです。是非トライしてみてください♪