メロディーを弾くだけじゃ物足りないと感じたら、いよいよコードに挑戦ですね。

 

クラシックギターの教本で真っ先に出てくる和音でありながら、意外と押さえにくいのがCのコードではないでしょうか?

 

今回は初心者にはちょっと難しいCのコードをうまく押さえるコツをご紹介します。

 

ドミソの和音をCのコードと呼びますが、難しいことは考えずにコードフォームで覚えてしまえば大丈夫です。

 

Cコードを押さえる

 

押さえる場所は、5弦の3フレットのドと2弦の1フレットのドの二か所です。このときに大切なのは、3弦のソと1弦のミの音も使うため触れてはいけないということです。

 

うまく押さえられない場合、次の二つのパターンが考えられます。

 

  1. 指が届かない
  2. 1弦に触れてしまう

 

1番の指が届かないケースですが、指の開き方を変えてみましょう。

 

手を開く

 

指を横に広げようとしても、なかなか開かないものです。

 

横からのCコードの左手

 

前後というか縦にずらすようにすると人差指と薬指の距離をかせげます。

 

Cコードの左手

 

Cコードの左手を正面から見るとこんな感じです。横には指を開いていないことがわかりますね。

 

 

2番目の1弦に触れてしまう場合は、2弦を押さえている人差指を立てて指先で押さえれば解決します。

 

このときにもコツがあります。

 

ネック下に左手をそえる

 

人差指の付け根をネックの下にくっつけます。その状態から握りこんでコードを押さえてみましょう。

 

Cコードを押さえる

 

指を十分に曲げないと押さえられないため。自然と指が立つと思います。

 

コードが押さえられると、ギターライフが楽しくなりますよ!

教本の曲は勉強にはなるのですが、どうしても古い曲が中心になってしまいますね。

 

たまには現代の「カッコいい曲を弾いてみたい!」と思いませんか?

 

そんな、あなたにお勧めなのがアンドリュー・ヨークの「スノーフライト」という曲です。邦題で「舞い落ちる雪」となっていることもあります。

 

ヨークは自身で作った曲を演奏する人気のギタリスト兼作曲家です。村治佳織さんのCMで有名になった「サンバースト」はじめヒット曲が目白押しですが、難点はどの曲もムズカシイことです。

 

「スノーフライト」はギターのアルペジオが幻想的で美しい曲ですが、シンプルに書いてあり弾きやすいです。これは、この曲がギターの学習者に向けて作られているからです。響きもモダンで古典とは違った魅力を感じます。短めなのでトライしやすいのもいいですね!

 

ヨークのものは「8つの認識」という小品集に収録されていますが、オリジナルの楽譜は運指も最小限で輸入版でしか手に入りません。

 

国内楽譜で入手しやすいのは以下の曲集です。

 

◎スコット・テナント編「クラシック・ギター練習曲集~初・中級編~」

 

CD付きで運指も補足してあり取り組みやすいです。テナントの演奏アドバイスも楽しいですよ。最後に収録のプリチャードの「ペイル・ヴュー」も有名ではありませんが良い曲です。

 

クラシックギター練習曲集 初・中級編(模範演奏CD付) 課題別テクニックを習得する新しいアプローチ

 

 

ヨーク本人による演奏

 

 

 

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毎日、続けて練習することで効果があるもの。

 

それが基礎練習です。

 

短い時間で良いので、練習のはじめにコツコツとやっていく。そうすると曲を弾くための土台づくりができます。

 

でも、クラシックギターの基礎練習に何をすればよいか迷うかもしれませんね。

 

そこでお勧めなのがアルペジオです。

 

アルペジオを練習すると3つの良いことがあります。それを今回はご紹介しますね。

 

コードを覚えられる

 

まずアルペジオとは分散和音のことです。ですので左手は和音を押さえます。

 

クラシックギターのコード

 

アルペジオの練習をすると、基本的な和音の押さえ方とコード進行の両方を学ぶことができます。ちなみにギターでは和音のことをコードということが多いです。

 

アルペジオの元の意味は「ハープを演奏する」ということなので、音が流れていくような感じになります。

 

アルアイレの練習になる

 

アルアイレは右手の使い方で、スペイン語で「空中へ」という意味です。弾いた指が、ほかの弦に当たらないようにします。

 

クラシックギターのアルアイレ

 

実は曲を弾くときは、ほとんどがアルアイレです。アルアイレをマスターすると曲に近づけますよ。

 

演奏フォームを確立できる

 

アルペジオを弾くときの右手が、ソロギターの基本フォームになります。アルペジオの練習を続けると右手が安定してきますので、ギターが弾きやすくなりますね。

 

 

アルペジオを練習することの効果を3つあげてみました。

 

クラシックギターの教本には必ずアルペジオの練習曲がありますので、簡単なものから始めてみるといいですね♪

クラシックギターの弦で迷ったら、オーガスチンの赤がお勧めという記事を以前に書きました。

 

 

今回は、オーガスチンの赤を使ってみて、ちょっと物足りないという方にお勧めの弦をご紹介します。

 

それは何かというと、ずばりサバレスのカンティーガという弦です。

 

サバレスのカンティーガ弦

 

サバレスはフランスのメーカーですが、弦の開発にとても熱心な印象を受けます。設立は1770年だそうですから、大変な老舗ですね。

 

カンティーガは芯線に新素材を使った低音弦です。しなやかで手ざわりが良く、ふれただけで上質な感じが伝わってきます。ギターに張ってみても、明るくきらびやかなサウンドで弾き心地が良いのも魅力です。

 

高音弦の組み合わせは選べるのですが、ニュークリスタルというノーマルなナイロン弦が万人向けです。

 

サバレスのニュークリスタル弦

 

透明感のある見た目のとおり、クリアな音でピッチも正確です。音の伸びも良く、メロディーを弾いても気持ちいいですね。

 

弦のテンションは、手の負担の少ないノーマルがお勧めです。

 

サバレスのニュークリスタルカンティーガのノーマルセットは、コストと品質のバランスで現代のスタンダード弦といっても良いかと思います。

 

気にいった弦を見つけるとギターを弾くのが楽しくなりますよ♪