当社が開発・ブランド化を進めてきた「ほめられかぼちゃ」を使用したバームクーヘンやスコーン、チップスなど7種類のお菓子が、今月から無印良品様で全国販売されることになりました。

 

当社にとって、これは単なる新商品の発売ではありません。会社の歴史における大きな節目となる出来事です。

 

今回、何より嬉しかったのは、「ほめられかぼちゃ」という素材そのものに魅力を感じていただけたことです。

長年、当社のかぼちゃチームが生産者の皆様とともに品質を磨き続けてきた取り組みが、このような形で評価されたことを大変嬉しく思います。

 

また、当社として初めて、お菓子というカテゴリーで、しかも無印良品という全国ブランドを通じて販売されることにも大きな意味があります。


「ほめられかぼちゃ」という名前を全国のお客様に知っていただけることは、当社のブランドづくりにおける大きな転機になると考えています。

 

当社は、「ほめられかぼちゃ」を”シャインマスカット”や”丹波黒豆”のように、名前を聞けば品質や価値が伝わる農産物ブランドへ育てていきたいと考えています。今回の取り組みは、その第一歩になると確信しています。

 

先週、マレーシア・シンガポールから帰国しましたが、現地では日本の高品質な食品への期待の大きさを改めて実感しました。品質の高さはもちろん、ストーリーを持つブランドはアジア市場でも十分に評価される時代です。

 

将来は、「ほめられかぼちゃ」を日本を代表するブランド農産物として、国内はもとよりアジア市場へも展開していきたいと考えています。その実現に向け、生産者の皆様、そして取引先の皆様とともに、このブランドを大切に育ててまいります。
 

最後になりましたが、今回の商品化にあたり、ご尽力いただいた無印良品様をはじめ、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。


今回発売される商品の詳細は、無印良品様のニュースリリースでもご紹介いただいております。ぜひご覧ください。
 

無印良品様ニュースリリース
「国産野菜を使用したお菓子7種を発売」
ニュースリリースはこちら

 

2025年度は、ここ数年で最も厳しい一年となりました。


市況の変動、インフレ、人手不足、そして円安・・・外部環境の影響は確かにありましたが、それを言い訳にするつもりはありません。

 

むしろ、それらの変化に十分に対応しきれなかった点について、深く反省しています。


そして今期の展望ですが、さらに厳しい環境が予想されます。中東情勢の緊迫化による石油価格の高騰、それに伴う円安の進行。

 

加えて、人手不足、インフレ、為替、そして異常気象・・・向かい風は一層強まると見ています。

 

振り返れば、私が経営者となって25年。その間、外部環境は常に変化し続けてきました。

 

東日本大震災、リーマンショック、そしてコロナ禍など、社会の前提そのものが覆される出来事を幾度も経験してきました。

 

特にコロナ禍以降は、長く続いたデフレ経済からインフレ経済へと、大きなパラダイム転換が起きています。

 

思えば、毎年のように「今年は厳しい」と言ってきましたが、振り返れば、平穏な一年というものは一度としてありません(笑)。

 

改めて認識するのは、社会も会社も常に変化し続けるものであり、経営とは“変化対応業”であるということです。

 

そして、常在戦場です。
 

4月から始まる新しい一年も、想定外の事態やエラーは必ず起こるでしょう。

 

しかし、どのような局面においても致命的な状況に陥らないよう、常に緊張感を持ち続けることが不可欠です。

 

昨年10月、当社は50周年記念式典を開催し、その場で「これからもグロース企業であり続ける」と宣言しました。

 

だからこそ、ここで成長を止めるわけにはいきません。幸いにも、当社には成長の芽が数多くあります。

 

これまで積み上げてきた事業基盤と、着実に拡張してきた「食の企業生態系(エコシステム)」を活かせば、グループ内から新たな事業やビジネスを創出する余地も十分にあります。

 

外部環境は厳しさを増していますが、変化が大きい時ほど、機会もまた大きいと考えています。

 

変化を前提に勝ち続ける・・・その覚悟を持って、再び成長軌道に乗せて参ります。

 

※ 上の写真はNZのりんご園です。青空、赤い実、緑の大地、白い雲。自然が織りなすハーモニー。私のお気に入りの風景です晴れ

2025年も年の瀬を迎えました。
 

かつて師走といえば、曇り日が多く暮れに近づくほど寒さが増すような感覚がありましたが、ここ数年はまるで11月の延長のような暖かい日も多く、気候そのものが確実に変わってきていることを実感します。

 

変化という点では、今年も大きく”時代が動いている”と感じさせられた一年だった思います。あくまでも個人的な意見ですが、特に2025年は昨年以上にAIが中心にあった一年でした。

 

年初からアメリカでは、アップル、アマゾン、グーグル、メタ、エヌビディアといった名だたる大手テック企業が、AI関連の巨額投資を次々と表明しました。

データセンターや電力などAI向けインフラへの投資額は、合計で1兆ドル(150兆円超)と異例とも言える莫大な金額です。

 

日本ではディーエヌエー社の南場会長が「AIにオールインする」「これからは10人のチームでもユニコーンが生まれる」と衝撃的な発言をされました。

 

人の数ではなく、AIをどれだけ使いこなせるかが企業価値を左右する時代が、すでに始まっているのでしょう。

 

秋以降は“知の巨人”と呼ばれるグーグルの動きが特に目立ちました。最新のAIモデル「Gemini 3」が高い評価を受け、生成AIの分野でも存在感を一気に高めています。

 

また、AI向け半導体ではエヌビディアの圧倒的一強が続くと信じられていましたが、グーグルが自社開発の半導体チップ(TPU)でその構図を揺るがし始めました。

 

つい最近まで盤石だと思われていた前提が、これほど短期間で変わる。テック業界の浮沈の速さには、あらためて驚かされます。

 

最近の講演でソフトバンクグル-プの孫正義氏は、AIバブルと言っている人達はSTUPID(愚か)であると言い切られた。

 

同氏も虎の子とも言えるエヌビディア株を全て売却しOPENAIなどのAI関連に全振りしています。
 

こうした流れを見ていると、AIはもはや一部のIT企業だけの話ではなく、世界全体の構造を変えつつある存在だと感じます。
 

そして、AIの到来は、静かに忍び寄るものではなく大きな地鳴りをあげながら、社会の仕組みそのものを揺さぶり、これまで当たり前だと思っていた前提を次々と書き換えていくのだと思います。
 

仕事の進め方、意思決定のスピード、組織の在り方、そして企業の競争力の源泉まで、大きく変わっていくでしょう。

 

勿論、AIはテック業界だけの話ではありません。むしろ、これまで人の経験や勘に頼ってきた産業、非効率や不確実性を多く抱えてきた産業ほど、その影響は大きくなります。

 

農業・青果の世界はその典型でしょう。

 

だからこそ、当社としても早急に体制作りを進めなければなりません。完璧な答えを待つ余裕はありません。走りながら学び、使いながら改善し、自社なりのAI活用の形をつくっていく。そのスピード感こそが重要ではないでしょうか・・・
 

AIが社会インフラとして待ったなしで到来し、静かではなく、確実に社会を変えながら進んでいく。

この大きな変化を脅威として見るのか、成長のチャンスとして捉えるのか・・・その分かれ目に、私たちは今立っているのだと思います。
 

本年も多くの方に支えていただき、心より感謝申し上げます。どうぞ良い年末年始をお迎えください。