今年のチェリ-ビジネスも終盤を迎えてきましたが、一言で表現すると『しんどい年』でした(笑)。 天候、市況、作柄、為替など、ままならないことばかりで思い通りにいきません。
不肖の経営者はチェリーのビジネスにおいては、おそらく日本で最も長く関わってきたプレイヤーの一人だと思います(気づけばもう38年になります)。
しかし、どれだけ経験を重ねても、市場(マーケット)はつかみどころのない生き物。手応えを感じたと思った瞬間に、するりと逃げていく・・・そんなことの繰り返しです。
キャリアを積むにつれて、人は過去の成功体験や、そこから紡ぎあげた“勝ちパターン”や“方程式”に頼りたくなるもの。しかし、それが時に柔軟な発想を妨げる足かせになることもある。
だからこそ、固定的な考えにとらわれず、常に市場の声に耳を澄ましながら、小さな修正や改善を積み重ねることが大切ですね。
勿論、チェリ-に限らずですが、市場との対話に“終わり”はなく、変化に即応する柔軟さこそが、長くこの仕事を続けるための鍵なのでしょう。
話が変わりますが、今年もまた、想定を超える猛暑が続いており国内外の産地から異変が生じ始めたとニュ-スが入りました。
一部の地域では収穫時期や品質に影響が出る一方で、新たな産地の可能性が浮上したり、需給のバランスが大きく揺れる事で新しい商機が生まれる局面もあります。
そうした機会を的確にとらえ、柔軟に動く事が出来るのは、我々のような専門商社の本文です。ここは持ち前の商社機能を最大限に発揮し、新たなビジネスチャンスを捉え、価値ある提案に繋げて行きたい・・・
とはいえ、やはり最後は「市場との対話」です。日々変わる状況に目を凝らし、耳を澄ませ、ちょっとした違和感や兆しを見逃さずに動く。
そんな小さな積み重ねが、結果として大きな成果につながっていくのだと思います。


