皆さま、
毎週、マネーに関するクイズを1題作り、LINEに友達登録して下さった方に、配信しています。
割と好評なので、ここアメブロでも、紹介していきたいと思います。
投資初心者や、投資にためらいがある人向けのカンタンなクイズ。
週1回くらいのペースで配信します。
クイズを通じて、ちょっと脳が刺激されます。
目先の住宅ローンやお子様の教育費。それだけでも大変です。
なのに、そのまた先にある老後や介護のおカネまで考えるのは、億劫なものです。30代、40代のときの私自身がそうでした。
その時、こんな配信があったらなあ。
そう思って出題します。
これまでの問題をみるには、
コチラ↓をクリックして下さい。
5月2週のクイズ:新NISAのシミュレーション
(問題16、投資のリスク )
投資において、リスクとは、価格が将来変動する可能性のことです。価格変動は、過去の価格の変動から算出します。
ある投資信託の過去3年間の収益率は、次のようになっていました。
1年前 4%
2年前 8%
3年前 -6%
平均値は2%となります。
(計算は、[4%+8%-6%]÷3年です。)
この投資信託のリスクを標準偏差という統計学の手法を使って計算すると、5.8%となります。
この投資信託に投資する場合、1年後に損失が発生する場合、おおよそどれくらい価格の損失を見ておけば良いでしょうか?
A)-2%
B) -5.8%
C) -3.8%
D)-7.8%
※統計学によると、変動は平均±標準偏差の範囲内に約68%の確率で収まるとされています。
さて、いかがでしょうか?
よく分からない人は、すぐ下の答えを見ないで、1分くらい考えてみて下さい。
【正解】C
(-3.8%)
解説、投資の期待収益率
【正解】C
(-3.8%)
【解説】
ヒントにあるように、将来の価格変動は
「平均±標準偏差」の範囲に、約68%の確率で収まります。
平均2%、標準偏差5.8%ですから、
2%±5.8%=-3.8%〜+7.8%
の範囲に収まります。
質問は、「1年後に損失が発生する場合」ですから、価格が下落した場合を考えます。
よって、-3.8%を損失する場合の一応の目安としておくと良いでしょう。
なお、68%の確率では安心できないという方は、「平均±2×標準偏差」の範囲にすれば、95%の確率で変動が収まります。
参考、
価格変動の度合いは、「過去において平均からどれくらい離れたか?」を元に計算します。平均からのかいりを偏差といいます。
過去の偏差を2乗した値を分散といいます。
過去3年の分散の合計は
=(4-2)^2 + (8-2)^2 +(-6-2)^2
=4+36+64
=104
3年間の分散の平均は
104÷3=34
標準偏差は、分散の平方根なので
√34=5.8
となります。
計算は、エクセルなどで出来ますが、証券会社などの投資信託販売サイトには、データとして出ていますから、自分で計算する必要はまずないでしょう。
(ファイナンシャルプランナー、日本FP協会CFP認定者、介護職員向け実務者研修を修了)
☆前回の週刊マネークイズは、
ご案内
※友だち登録された方には、次回の投資デビュー講座の予習ノートをお配りします。
※毎週の質問に正解された方には、相談料割引のクーポンをお渡しします。
週刊マネークイズ参加者のご感想は、
コチラ↓をご覧下さい。
過去の問題は、コチラ↓をご覧下さい。
ご案内