投資初心者の方に、お金についての知識

を広げて頂くために、金融教育の記事を

書いています。


金融教育とは、お金の知識と判断力を養う勉強です。


近年、高校生の家庭科の中でも、取り入れられています。


今回は、株で損失が出た場合のお話しです。



サムネイル
 

株式の売買で損失が出てしまった場合のお話しです。

 

 

以前、その年の株売却の利益は、

損失を相殺して無くすことができる、

という説明をしました。


関心ある方は、

コチラ↓の記事をお読み下さい。

税金が減る!株の損失の活用方法


 これを損益通算と言います。


しかし、損益通算で、損と儲けを相殺しても、

まだ損失が残るほど、損失が大きかったら、

どうしますか?

 

損失が大きいのは、ショックですね。

 
(頭を抱えますね!)
 
 
 

  3年間の繰越控除

 

でも、その損失は

翌年から最大3年間繰り越す

ことができます。

 

但し、その間は、毎年確定申告をしない

といけません。

(確定申告とは、毎年2/16から3/15までに行なう自分の所得税の最終計算のことです。)

 

 

これを繰越控除(くりこしこうじょ)と言います。

控除は、

国があなたの税金を減らしてくれる

という意味です。

 

株で損が出たから、

税金をまけてあげましょう。

 

しかも、

「次の年から3年間まで、

まけてあげましょう!」

ということなのです。

 

 

  3年間の繰越控除の具体例

 

 


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具体例な例を見てみましょう。



 

もし、あなたが、

A社とB社の上場株式を

持っていたとしましょう。

 

 

2020年に、

A社株を売却して20万円の儲け(譲渡益)、

B社株を売却して70万円の損失

があったとします。

 

 

20万円から70万円を引くと

マイナス50万円

となります。

 

2020年の税金

(所得税、住民税、計2割とします)

は、株の儲けにかかりません。

 

 

翌年以降をみていきましょう。

2021年(くりこし1年目)

C株を売却して30万円の儲け

30-50 = -20万円

まだ損益がマイナスです。
税金はかかりません。

2022年(くりこし2年目)

D株を売却して10万円の儲け

10-20 = -10万円

まだ損益がマイナスです。
税金はかかりません。

2023年(くりこし3年目)

E株を売却して20万円の儲け

20-10=10万円

ここで初めて株の儲けに税金がかかります。

10万円×2割=2万円

もし2020年の損失がなけれは、20万円の2割で4万円が税金となる所でした。

くりこし3年目で2万円負けてもらえたのです。
 

投資では転んでも、ただでは起きない根性が大切ですね。

 
 

(ファイナンシャルプランナー、日本FP協会CFP認定者、介護職員向け実務者研修を修了)


【関連記事】

株の税金については、

コチラ↓もお読み下さい。
お得なことあり!株の確定申告 

 

 

 

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