税金(所得税)について
株を売って利益が出たら税金(所得税)が発生されます。
もし、確定申告をすると税金が戻ってくる場合があります。
確定申告のための、証券口座
取引する証券会社に開く証券口座が
・特定口座で源泉徴収無しを選択した場合、
・一般口座の場合、
確定申告をすることができます。
ちなみに
・特定口座では、証券会社が株の売買の損益計算をしてくれます。
・一般口座では、自分で損益計算をします。
また、
・特定口座で源泉徴収有りを選択した場合、
証券会社が損益を計算して税金の支払いを代行してくれるので、確定申告は必要ありません。
以下、投資初心者向けに、出来るだけ分かりやすく説明します。
結論から言うと、のちのちのことを考えると、投資初心者といえども、特定口座の源泉徴収無しを選択するのが良いでしょう。
但し、NISAや新NISAのような非課税制度を使って投資デビューされる場合は、
株の儲けにかかる税金
株を売って得たおカネを譲渡所得といいます。
もし、あなたが、ある証券会社の特定口座にあるA社、B社の2つの株を、ある年に売却したとしましょう。
A社の株は、
1000円で買って、
1/15に、1300円で売却したとします。
1300円 - 1000円 = 300円
300円の儲けです。
B社は、
やはり1000円で買って、
3/15に、600円で売却したとします。
600円 - 1000円 = ▲400円
400円の損失です。
いずれも、証券会社への手数料は無しとして説明します。
特定口座で、源泉徴収有りの場合
もし、特定口座で
・源泉徴収有りを選択していた場合、
A社株の300円の譲渡益に、所得税率(20.315%ですが計算を簡単にするため20%とします。)を掛けた金額を、所得税として特定口座から差し引かれます。
300円×0.20=60円
が、1月に引き落とされます。
B社の株は200円の損失です。
1月に300円の儲けでした。
その年の儲けは300-200=100円になりました。
税金は、100円×0.20=20円です。
但し、1月に60円が税金として、源泉徴収されています。そのため、60円-20円=40円が、証券口座に振り込まれます。
このように証券会社が税金の計算をしてくれますから、確定申告の必要はありません。
特定口座で源泉徴収無しの場合
もし、特定口座で源泉徴収無しを選択していた場合、証券会社から確定申告の時期に計算書が届きます。
それをもとに自分で損益を計算し、確定申告します。
A社取引の損益
300円
B社取引の損益
800-1000=▲200円
その年の損益は次の通りです。
300円 - 200円 = 100円
税金(所得税)は、2割の税率を掛けて
100円×0.2 =20円
となります。
他の所得と、まとめて確定申告します。
結論、確定申告しましょう!
忙しい人にとって確定申告は大変ですが、毎年の事ですから、やはり節税のためにも、確定申告をするのが良いでしょう。
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