IT業界の中で、マイクロソフトとIBMの2社を比べます。前回の記事 では、配当利回りとPER(株価収益率)で比べました。今回は、技術トレンドに乗っているか?で2社を比べます。
半導体やITのようなテクノロジーの業界は、
株主への配当も大切ですが、
それに偏りすぎるとよくありません。
新技術への投資が遅れるリスクが
あるからです。
そこで、両者の最近の技術トレンドへの
対応を確認しておきましょう。
クラウドサービス
マイクロソフトはAzure、アイビーエムはIBM Cloudという形で、クラウド事業を行なっています。
Azureは、アマゾンのクラウド(AWS)に次ぐ
業界2位です。
IBM Cloudは、その他大勢のクラウドベンダーの1社に過ぎません。
クラウドベンダーの世界シェア(2023年Q4)
アマゾン(AWS) 32%
マイクロソフト 23%
グーグル 10%
その他 35%
AI の活用
マイクロソフトは、2023年に入り、
Bing AI (Copilot)というAI技術をリリースしました。
アイビーエムは、従来よりWatsonというブランドで法人向けにAI技術を提供しています。AI はある程度、アイビーエムにも競争力がありそうです。
まとめると、こんな表になります。
トレンド │マイクロソフト│ IBM
------------------------------------------------------------------------
クラウド │Azure │IBMクラウド
AI │ Copilot │Watson
将来の新分野
アイビーエムは、これ以外にも、量子コンピュータという次世代型コンピュータで先行しています。
マイクロソフトは、アイビーエムより特許出願件数では上です。しかし、マイクロソフトの配当利回りは1%未満です。
結論、アイビーエムは長期投資向き
アイビーエムは配当利回りが高い割には、
新技術にも投資出来ていると言えるでしょう。
従って、長期に渡りテクノロジーの優位性を継続できる可能性は高いと感じます。
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マイクロソフトとアイ・ビー・エム、長期投資おすすめ銘柄その8
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