今日のお話し


長期投資とは、数十年という長い年数を掛けて、低リスクを心掛けて行なう資産運用です。

月に一度、マーケット全体を観たうえで、基本的には長期保有をします。マーケット全体を俯瞰するために何を調べればよいでしょうか?

先月のデータを用いて、説明します。

事例(2023年5月集計)

それでは、5月のデータを見てみましょう。

先月、2023年5月末は、月足で、
・日経平均は、30,877円
・ダウ平均は、32,908ドル
・日本国債10年利回りは、0.430%
・米国債10年利回りは、3.646%

でした。

その一ヶ月前、2023年4月末は、
・日経平均は、28,856円
・ダウ平均は、34,098ドル
・日本国債10年利回りは、0.385%
・米国債10年利回りは、3.420%


でした。

4つの指数における、価格の動きは次の通りです。

・日経平均は、上昇
・ダウ平均は、下落
・日本国債10年価格は下落(利回りは上昇)
・米国債10年価格は下落(利回りは上昇)


解説
2023年5月は、様々な出来事がありました。
・カリフォルニア州ファーストリパブリックバンクの破綻がおきました。
・米国の政策金利の利上げが有りました。0.25%上昇で、5.00〜5.25%となりました。
・債務上限問題が紛糾の末、解決
・日本、日銀新総裁の金融緩和政策を当面維持を発表
・日本株の好調続き、とうとう3万円を突破。3万1千円も超えた。 
・1ドル140円を超える円安。
・広島サミット開催
などの動きがありました。

米国では、足元のインフレは続いているものの、2023年4月(5月発表)のCPI(消費者物価指数)は4.9%となりました。依然水準ですが、市場予想の5.0%を下回るなど、鈍化の兆しも見えます。6月中旬のFOMC会議で、利上げなし、という結論になるかどうか、微妙なところです。

米利上げ無しとなれば、米国株式市場は息を吹き返し、ダウは3万5千ドルを超えると思います。現在、好調が続く日本株ですが、ダウ復活で、売られると思います。それでも、緩和継続から、3万円近傍にしばらくいるものと思います。

長期投資とは?
長期投資は、長い間、資産を持ち続けるため、売買のタイミングを気にする必要はありません。

短期の金融商品のように、分刻みの忙しさで、売り買いの判断をする必要はありません。

人によっては、「ほったらかし」投資などと呼んで、年1回の決算のときにしか、値段を見ない人もいます。ある程度、お金の知識がある人は、これで良いでしょう。


初心者は値動きを毎月チェックしましょう!

しかし、もしあなたが投資デビューしたばかりの初心者ならば、できれば月1回、値動きを確認したほうが、良いでしょう。

なぜなら、もし市場の大きな変動で、持っている資産を売却しなければならない場合、ある程度、マーケットの動きをみていないと、判断が難しいからです。


毎月、日米の株価と国債利回りをチェック
する理由

個別の商品の動きよりも、マーケットの動きを知ることが大切です。

そこで、日本とアメリカの株式と国債の指数を月末にまとめることをオススメします。

投資初心者の場合は、
・日経平均
・ダウ平均
・日本国債10年利回り
・米国債10年利回り
の4つをみておけば、充分だと思います。

特に指数に合わせて動く投資信託で、長期投資をしている人にとって、この方法は向いています。


【関連記事】

前回の記事は、
コチラ↓をお読み下さい。

2023年4月末の国債価格と株価の集計データ 




次回の記事は、
コチラ↓をお読み下さい。
2023年6月末の国債価格と株価の集計データ
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最後に、

※ここに書かれているのは、筆者の知見に基づく一般論です。例にあげている実際の金融商品の原稿作成時点のデータです。実際の投資で同様のリターンが得られることを一切保証しません。投資は、ご自身の判断に基づいて行って下さい。また、このブログでは特定の金融商品を推奨、勧誘することは一切ございません。