投資信託を使った長期投資の考え方を、連載のコラムにして、書きました。
 
投資を少し経験した投資初心者の方を対象に、個人投資家としての心得を
まとめました。
 

投資信託の実践篇と題したコラムも、今回で9話目です。


今回のテーマは、長期投資における

リスク管理です。



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今回は、リスク管理の大切さについてまとめました。

 


  利上げという厳しい環境


2022年は、米国の利上げが続きました。1%台だった政策金利は、2024年5月現在も、5%台です。

 
こんなに上がると、誰が予想したでしょうか?
 

 

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投資信託をとりまく環境も厳しい場合が多くなっています。


金利が上がれば、一般的には、

株価は下がる可能性が高まります。

2024年現在は、日本も米国も株価は高いですが、それだけ将来は下がる可能性を持ちます。


これがリスクです。

リスクを管理するには、どうしたら良いでしょうか?



  出来るだけリスクは、数値化して考える


期待収益率標準偏差

(期待収益率の平均値からのばらつき度合い)で割った値を

シャープレシオと言います。

シャープレシオ

は収益と価格変動の比率です。

1を超えると、価格変動(下落幅)より

収益が上回ります。


この価格変動のことをリスクといいます。

世界債券ベースのインデックスファンド(emaxis slim世界債券)は、過去3年のシャープレシオが0.87

となっていました。

 

1を下回るということは、リターン(収益率)よりリスクが大きいのです。


過去1年でようやくシャープレシオが1を超えました。

 

リスクとは、価格変動の幅です。

大きな値下がりだけでなく、大きな値上がりも

将来の変動の可能性を高めます。


手堅いといわれる債券に

投資をしても、ここ数年は、リターン

を狙うのが難しい状況でした。


損が出てなければ、

御の字というトコロでしょう。


それでもリターンを狙う人も、

一休みされる人も、リスク管理をしっかりすることをオススメします。


シャープレシオは、自分が行っている投資の

リスクが客観的に分かります。この客観的な数値を元に、次の買いや、売りの作戦を決めるのです。


  リスク管理としての長期投資


何年もの長い期間保有し続けて、価格が下がったタイミングでたくさん買うのが、

長期投資です。  


仮に今は損が出ていても、市場が落ち着いたときは、大きなリターンになるはず。

 

 

この長期投資の原則は、

利上げ期でもくずれません。

2024年以降は、米国は利下げが予想されますから、好機があるはずです。

 

ただ、

リーマンショック級の市場変動

にだけは注意しましょう。

 

すべてが吹っ飛び、しばらく立ち直れません。そのためにも、月一回は、国債利回りと主要株価の動きには注意が必要です。


特に、逆相関にあるはずの、株価と国債利回りの両方が大きく下がるときは要注意です。


ちなみに逆相関とは、片方が上がるとき、もう片方が下がるという関係です。お互いに、反対の動きをすることですね。


 最後に一言。

 

金儲けよりも、 

リスク管理が大切です。

 

(ファイナンシャルプランナー、日本FP協会CFP認定者、介護職員向け実務者研修を修了)

 


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前回の記事は、
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投資信託実践編その8、目論見書の読み方  

 

 

 


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コチラ↓をお読み下さい。

投資信託実践編その10、市場ポートフォリオと超過収益率 

 

 

 

☆投資初心者の方は、

コチラ↓からお読み下さい。

投資信託入門編その1 

 

 


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