投資初心者の方に、お金についての知識

を広げて頂くために、金融教育の記事を

書いています。


金融教育とは、お金の知識と判断力を養う

勉強です。


近年、高校生の家庭科の中でも、取り入れられています。


今回は、国債(こくさい)のお話しです。

 

サムネイル

基本的なマネー用語を解説します。

 

初心者だけでなく、投資デビューした方や、実績を上げた方に、基本の振り返りの一助にしていただければと思います。

 

 

  国債について

 

 

今回は、「国債」です。

 

国債とは、国が発行する借用書のことです。


現在、日本の国家予算の3割以上が、国債によってまかなわれています。

投資する立場から見ると、国債は安全です。


なぜなら、返済の時期(償還日と言います)が来ると、確実に元金が利息付で戻っています。

5年物国債で、利息1%、額面100とすると、図のように毎年利息が1払われ、
5年が経過すると元金が返済されます。






投資というと、株式や外貨など大きなリターンが期待される資産に目が行きがち
です。

 

しかし、一定割合は、国債のような安全資産で持つことにより、リスクや大きな価格変動に耐えられるようになります。

 

 

  国債の価格について

 

上は、発行日に買った国債を最後まで持っていた場合の例です。

 

実際には、発行された国債は、国債のマーケットで売買されます。

 

個人向け国債を除くと、国債の売買は、大きな金融機関など機関投資家が行います。

 

この国債は、株価と同様、日々、変動します。

 

 

  国債の価格は国債利回りで表現されます。

 

例えば、上の例で100で発行された国債が、4年目に人気がなくなり、価格が97に下落したとします。

 

このとき、国債利回りは4.12%となります。

 

4年目に97で買い、満期の5年目(2年後)まで持っていれば、元本と利息が100+1=101となります。

 

計算は、

[1+(100-97)÷1年 ]÷97=4.12%

です。

 

国債の価格の変動は、国債利回りで表されることが多いのです。

 

国債価格が下がれば、国債利回りは反対に上がることを覚えておきましょう。



  まとめ


・国債とは、国が発行する借用書。国の信用があるので、現金と同じ価値を持つ。


・国債は、マーケットで売買される安全資産


 ・国債の価格は、国債利回りで表される

 



(ファイナンシャルプランナー、日本FP協会CFP認定者、介護職員向け実務者研修を修了)

 

 

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株式については、前回の投稿をご覧ください。
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