医療裁判2件のご案内/遠方の病院で右母指CM関節付近のMRIを撮影、計測とともに証拠提出 | 医療事故や医学部・大学等の事件の分析から、事故の無い医療と適正な研究教育の実現を!金沢大学准教授・小川和宏のブログ

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医療事故死は年間2万-4万人と推計されており(厚労省資料)交通事故死の約4-8倍です。医療問題やその他の事件が頻発している金沢大学の小川が、医療事故防止と事故調査の適正化や医学部・大学等の諸問題と改善を考えます。メール igakubuziken@yahoo.co.jp(なりすまし注意)

医療裁判2件のご案内/
 遠方の病院で右母指CM関節付近のMRIを撮影、計測とともに証拠提出/
  受傷4日後に富山県の医師が受傷機転と部位、靭帯損傷の可能性を指摘した録音
   (医療事故61)

1、来週の裁判2件のご案内


 これまでに本ブログで何回か、証拠の録音反訳などをお示ししてきました、医療関係裁判2件(医療本体と、隠蔽行為)のご案内です(どちらも公開の弁論です)。

(1)右母指CM関節の靭帯損傷や亜脱臼の裁判が来週火曜(8/27)午後

事件番号:金沢地方裁判所 平成28年(ワ)第325号
原告:  小川和宏
被告:  山本憲男(金沢大学特任教授)、他1名
日時:  令和元年8月27日(火)16時30分(公開弁論)

(2)「紹介状添付のCTデータをすぐに捨てた」の裁判が来週月曜(8/26)午後

事件番号:名古屋高等裁判所金沢支部 令和元年(ネ)第78号
控訴人: 小川和宏
被控訴人:池田和夫(金沢大学臨床教授)、他2名
日時:  令和元年8月26日(月)14時30分(公開弁論)

2、遠方の病院で右母指CM関節付近のMRIを撮影、計測とともに証拠提出

 今月に入って、金沢からは遠方の病院で、問題の右母指CM関節付近のMRIを撮影してもらうことができ、その画像と計測などを上の裁判で証拠提出しました。

 まず画像データ(証拠の枝番号1)ですが(やや画質が落ちていますがご容赦を)、手に外力は加えずそのまま撮影したものです。


 この画像をトレース用紙でトレースしたものを、証拠の枝番号2として提出するとともに、それを拡大コピーして計測し計算したものを枝番号3として提出しました(次の通り)。


3、受傷4日後に富山県の医師が受傷機転と部位、靭帯損傷の可能性を指摘した録音証拠

 次は、甲第56号証の2として録音とセットで上の裁判で提出した、録音反訳の医師の説明の一部です。

「で、まあ、昔はですね、もうレントゲンで折れてない、あのう線がなきゃあ、骨折が無いと言い切っとったんですけど、最近そうでなくなってきました。」

「あのう、例えば、レントゲン上は、初診時から最後治るまで、全くレントゲン上、全く異常無くても、MRIで撮ってみるとヒビが入ってたりとか、しばしばあるんですね。」

「だけども、あのう、やっぱり無理して使っとると悪化するもんもあります。」

「これ、ギューっとこう引っ張られて、このへんの靭帯が傷んでるのか。」

「だからずっと、2週間経っても痛みがおさまらん時は、検査を受けるとかですね、そういうことですね。」

4、これまでに本ブログで掲載した、この裁判の証拠の幾つか

●筋肉の痛みなので日にち薬で治る、の録音証拠など
https://ameblo.jp/iryouziko/entry-12339739712.html

●主治医の副院長による亜脱臼の説明の録音証拠など
https://ameblo.jp/iryouziko/entry-12387084283.html

●カルテや紹介状の一部など
https://ameblo.jp/iryouziko/entry-12424174727.html