金沢大学教授2名などが被告の医療訴訟で録音証拠等を6月12日などに追加提出/追試験妨害止まらず | 医療事故や医学部・大学等の事件の分析から、事故の無い医療と適正な研究教育の実現を!金沢大学准教授・小川和宏のブログ

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医療事故死は年間2万-4万人と推計されており(厚労省資料)交通事故死の約4-8倍です。医療問題やその他の事件が頻発している金沢大学の小川が、医療事故防止と事故調査の適正化や医学部・大学等の諸問題と改善を考えます。メール igakubuziken@yahoo.co.jp(なりすまし注意)

金沢大学教授2名などが被告の医療訴訟で録音証拠等を6月12日などに追加提出/
 追試験の妨害が6月28日時点でも止まらず
  (医療事故45)


 昨日も前回記事へのコメントを頂戴していますので、まだの方は併せてご覧下さい。
https://ameblo.jp/iryouziko/entry-12385181632.html#cbox

1、追試験妨害が6月28日時点でも止まらず

 前回のコメントも頂いています、学長・理事などによる追試験の妨害は、6月末近くになった現在(6月28日時点)もまだ止まりません。

2、金沢大学教授2名らとの医療訴訟2件で追加証拠など提出(6月12日と28日に)

(1)医療訴訟2件(小川が原告で係争中)

(ア)山本被告ら医療過誤訴訟

金沢地裁平成28年(ワ)第325号
原告:小川和宏
被告:山本憲男(金沢大学特任教授)
   他1名


 山本被告が学外の●●病院でのアルバイトで、初めの2回の診療を行った原告小川のケガについて、靱帯損傷と亜脱臼を「筋肉の傷みで、日にち薬で治る」と誤った説明をして、必要な説明と治療をせず後遺症を残存させたことなどについて、争いになっています(3回目の診療から●●病院の副院長が主治医になりました)。

(イ)池田山本両被告ら隠蔽訴訟

金沢地裁平成30年(ワ)第174号
原告:小川和宏
被告:池田和夫(金沢大学臨床教授)
   山本憲男(金沢大学特任教授)
   他1名


 こちらは、関節の左右差でズレを示していたCTデータを廃棄したり、虚偽内容の陳述録取書を作成および行使したことなどについて、争いになっています。

(2)山本被告による初期2回の診療の会話ノーカット版(6月12日提出)

 山本被告は、初期の診療で原告小川に固定を勧めたが原告小川が断ったと、上記の訴訟で主張したため、初期2回の山本被告と原告小川の会話録音のノーカット版を提出して(訴訟(ア)の甲第29号証)、固定の話が全くなかったことを示しました。

(3)山本被告の2回の診療の後、長年主治医である副院長との会話録音(6月12日提出)

 山本被告は、交通事故での受傷時も現在も亜脱臼はない、と主張しており、私は、山本被告による初期2回の診療後の3回目から主治医になった、●●病院副院長との会話録音を提出しました(訴訟(ア)の甲第28号証、枝番号1が録音データ、枝番号2がその録音反訳。訴訟(イ)でも同じものを甲第8号証として提出)。

<訴訟(ア)の甲第28号証の2の、録音反訳より、一部引用>

副院長「盛り上がってると思います、思います。」
小川 「ええ」
副院長「たぶん、わかる、出て、盛り上がってるから、どうするかという、」
小川 「うん。まあ、盛り上がってるのが何かという、そのことですよねえ。現にこう、肉眼的にも盛り上がってますから。」
副院長「盛り上がってるのは、骨が盛り上がってるわけですよ。」
小川 「骨ですか、これは。」
副院長「ああ、これ骨です。骨が出てます。」
小川 「骨が出てるんですか。」
副院長「そうです、こうちょっとユルいですから。」
小川 「ああ。」
副院長「それは、単純写真でも確認はできましたので。」
小川 「ああ、そうですか。」
副院長「ええ。だからこうやると、少し、ちょっとこう、こう動きありますので。」
小川 「ええ。」
副院長「骨は出てます。」
小川 「骨自体が、じゃあ位置自体が、」
副院長「ユルいもんですから、ちょっと外に、」
小川 「ええ、ユルんで外側にズレてるっていうことなんですか。」
副院長「はい。それは、まあ、CTで確認すれば、ちょっとこう、こういう位置がこういうふうになってると、」
小川 「うーん、ああ」
副院長「それが、わかると思います。わかったから、じゃあ、次どうするかということで、」

<中略>

小川 「これ、骨自体が、そうですか、浮き、極端に言えば、浮き上がってるということなんですか。」
副院長「そうです、そうです。」
小川 「これで、どっちの骨なんですか?中手骨側なんですか?」
副院長「中手骨です、中手骨です。」
小川 「中手骨のこっちの近位側が、」
副院長「はいそうです、その通りです。」
小川 「こう出てるっていう感じなんですか。」
副院長「確かにその通りです。」
小川 「トラペジウムのほうは、あの、位置はおかしくない?」
副院長「ないと思いますけども。普通は、ここの関節、これですから、」

<中略>

小川 「うーん。これ、でも、画像でもっと詳しく見れないですか?というか、あのう、技師さんの話だと、再構成は出来るんで、今あるデータでね、それで、この形で、ちょっと解像力は落ちるそうなんですけど、元のやつより。」
副院長「じゃあ、それは、あのう、とりあえず今やっときますので。
小川 「ええ。」
副院長「先生、あのう、充分なCTじゃないので、どこまでとれるかどうか調べてみます。もう、先生、これ、お任せしたほうがいいと思うんですけど。」
小川 「うーん、でも、」
副院長「まあまあ、先生の体ですから。先生、今、ちょっと、そちらのほうにね、この亜脱臼がよくわかるような角度で、今、再構成やってみますので。」
小川 「ああ、じゃあお願いします。」

<一部引用ここまで>

(4)原告準備書面1(訴訟(イ)、弁護士作成)より一部を引用

<一部引用ここから>

<前略>

 この録音証拠と他の証拠群より、次のことが明白である。

(1)肉眼でもわかるCM関節の硬い盛り上がりは骨であり、中手骨の近位部が浮き上がっている亜脱臼であり、それを●●副院長は単純写真でも確認しており、その亜脱臼であるズレに対してどうするかだと原告小川に説明し、池田被告に手術を検討してもらうよう勧めた。

(2)原告小川によるCTデータ再構成(MPR)の依頼を受けて、●●副院長は、「この亜脱臼がよくわかるような角度で、今、再構成やってみますので。」と答えており、CTで亜脱臼が見えなかったのは、見える方向から見ていなかっただけであり、(1)と併せて、●●副院長はCTデータの再構成(MPR)をするまでもなく、亜脱臼をどうやって治療するかを考えていて、その旨を説明した。

(3)池田被告への紹介状に付したCTデータは、基の撮影データではなく再構成(MPR)データであって、廃棄すると再現が困難である。

(4)前記および甲2の池田被告のカルテ類などと併せて、池田被告は、「突出」と自ら「O」欄(客観的データ欄:患者の訴えなど主観的データを記載する「S」欄ではなく、検査データや診察所見などを記載する欄)に記載し亜脱臼が明白でありながら、陳述録取書(甲6)で亜脱臼を隠蔽しようとし、山本被告はこの甲6を別件訴訟で乙10として証拠提出して、医療過誤の隠蔽を図っている。

4、交通事故時の靱帯損傷も主治医の説明などで明らか

 甲8の録音および録音反訳2の通り、主治医の●●副院長は、交通事故時に靱帯が切れたことを説明しており、また、甲8の録音および録音反訳1の通り、これはケガではよく起きる普通のことであって、交通事故時の靱帯損傷は明らかである。

<中略>

3、山本被告が認めた主観的データS欄と客観的データO欄、O欄で「背側に突出」

 山本被告答弁書第3ページ下で、
「そこに録取されているのは、「(O)欄に、『背側に突出している』とあるのは、患者であった小川和宏氏が当該部位を指し示して、そのように訴えており、確かに見た目上、左右差がないとはいえなかったことから、そのような記載となった」ということである。」
とあり、池田被告ら第1準備書面の第3ページ上で、
「被告池田が、患者診療録(外来)(甲2)に、「CT検査でも左右差なし。」と記載したことは認めるが、このカルテ記載が、訴外病院の診療情報提供書(甲1)や本件CTデータに反しているという点は、否認する。
 「CT検査でも左右差なし。」とのカルテ記載は、被告池田が訴外病院のCTデータ(画像)を読影し、原告を治療するうえでの意味のある差(有意差)はないと診断し、記入したものである。」
とある。
 しかし、山本被告も答弁書の第3ページ(4)イで、S欄が患者の訴えなどの主観的データで、O欄が検査データや診察所見などの客観的データであることを認めており、
「(O)欄に、『背側に突出している』とある」
のは、池田被告による診察所見であるとともに、池田被告による表現である。
 原告小川は、これまで「この盛り上がっているところ」といった表現を用いており、「突出」という語を用いたことはない。

<中略>

追加する甲号証
甲8、録音および録音反訳(再構成、亜脱臼、靱帯切れた、大学戻って言っておく)
甲9、朝日新聞記事(奈良医大教授(金沢大学出身)逮捕)
甲10、最高裁決定書(有罪確定)
甲11、朝日新聞記事(広島大医学部元教授、初公判で起訴事実を認めた後自殺)
甲12、広島地裁判決、贈賄側有罪
甲13、山本・土屋らの、生存率100%の論文
甲14、医療維新(土屋らによる過大報告、厚労省会議)
甲15、カフェイン送検記事
甲16、朝日新聞記事(国が通報漏洩で小川に和解金)
甲17、岐阜新聞記事(金大通報などと公益通報者保護法)
甲18、『内部告発の時代』(山口義正ら著、平凡社新書)
甲19、朝日新聞記事(金大と元教授に賠償命令)
甲20、北日本新聞記事(松本洋武弁護士死去)
甲21、ブログ(調停事件で虚偽有印公文書提出の松本洋武弁護士死去など)

<原告準備書面1(訴訟(イ))より一部引用ここまで>