山本憲男・金沢大学教授らが被告の医療裁判/
堀修被告を警察が聴取、小川が強要罪について相談
(医学部大学等事件85)
前回記事にも引き続きコメントを頂戴していますので、併せてご覧下さい。
https://ameblo.jp/iryouziko/entry-12338353615.html#cbox
今日12月27日(水)は、裁判と裁判外で私にとって出来事がありました。
1つは、山本憲男・金沢大学特任教授・整形外科医などを被告、私を原告とする医療裁判が行われたことです。
この山本憲男被告は、カフェイン併用化学療法での死亡事件で書類送検された土屋教授と共著で、カフェイン療法による骨肉腫の生存率が100%であったという論文を発表した医師・教授であり、
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19499290
私の厚生労働省通報後に、治療成績の過大報告が厚労省の先進医療会議で指摘されました。
https://www.m3.com/open/iryoIshin/article/327810/
もう1つは、堀修・被告・第3解剖教授・医薬保健学総合研究科長(大学院のトップ)が「調査委員長」を名乗る学内委員会(だとご主張のもの)と、私の代理人弁護士との面談が学内会議室で行われ、その後、私が警察に強要罪などについて相談するとともに、警察が堀修被告を聴取しました。
なお、上記の山本被告と私との医療裁判の前回は、10月31日に行われることがそのかなり前から決まっていて実際に予定通り行われたのですが、その裁判直前になって、堀修氏(現在は訴訟の被告)が、その裁判が予定されている10月31日の裁判時間帯に事情聴取に応じるよう求めてきて、私が断り、本日の裁判(10月31日の次回に当たる)の後の時間帯に、私の代理人弁護士と堀被告らの面談が学内で行われたものです。
山本被告らと私との医療裁判は、交通事故での靭帯損傷の治療と説明について中心に争われており、私が先週3つ目の録音証拠を提出して、本日の裁判でその調べが行われました。
その事件の証拠のごく一部について、以下にご紹介します。
事件番号:金沢地裁平成28年(ワ)第325号
原告:小川和宏
被告:山本憲男、他1名
●甲第26号証の2(初診時の録音の反訳)より一部を引用
山本「ただ、ここの筋肉っていうのは、やっぱりこの、ご自身でグッと物を握る時に力を入れられればわかると思いますけど、固くなるところなんですよ。まあ、たぶん、反対側の左手でされてみればわかると思いますけど、こうギュッと物を握ると固くなるところですけど。だから、そういうまあ、簡単に言うと指と指をこう寄せるような筋肉なんで、まあそういうことをするとちょっと痛くなると思いますが、まあこれは筋肉の打撲とかそういったものの痛みなんで。」
小川「ああ。」
山本「まあ、もちろん3日で治るものもあれば、1ヶ月で治るも打撲もあるんですが、まあ徐々に時間さえ経てばとれてくると思います。」
<中略>
山本「だから、まあ、そのう、たぶん、腫れ具合からみると、そこそこ傷められてるんだと思いますが、」
小川「ええ、」
山本「まあそういうのは、だんだんこう時間とともに、痛い機会が減ってきて、そのうち忘れていくような感じで治っていきます。」
小川「ああ。じゃあ、時間で、」
山本「そうですね、まあ、日にち薬っていうか、ええ。」
<中略>
山本「痛みのとれ方っていうのは、決して、こう、一次直線っていうんですかねえ、じゃなくて、方程式みたいに直線で治ってくるわけじゃあなくて、まあ、最初はグーッと治ってくるんですけど、そのうちやっぱり治り方のカーブがこう、傾きが浅くなってくる、だんだんとれてくるという、」
小川「はい、」
山本「で、あと、その時期をどうやってやり過ごすかっていうことですよねえ。」
小川「ええ。」
●甲第27号証の2(2回目診療時の録音の反訳)より一部を引用
山本「骨自体は何ともないようなので、」
小川「はい」
山本「まあ、基本的にはやっぱり、この親指の筋肉のところの問題だとは思いますけどねえ。」
小川「ああ。この盛り上がってる、」
山本「ええ、ええ、」
小川「痛いところと一致してるんですけれども、」
<中略>
山本「そんな、こまめに話を聞いたから、正直言って早く治るというものでは正直言ってないですね。」
小川「無理せず、まあ、こまめに薬をの飲むっていう、」
山本「ええ、ええ。」
小川「それですよねえ。だったら、長めにいただいてもよろしいですか?」
山本「もちろんです。じゃあ、あの一応、25日ぐらいのぶんまで、胃薬と飲み薬をお出ししときますんで、」
小川「はい」
山本「まあそういうことで、もうちょっと、また引き続き工夫をしていただいて大事に使っていただくということで、」
小川「はい、ええ」
山本「様子を見られたら。」
小川「はい、じゃあそれでお願いします。」
●甲第21号証の2(1年少し後の録音の反訳)より一部を引用
副院長「我々のところでは、やっぱり、経験がない手術になりますので、」
小川「ですか。まあ、ある意味では、結構微妙な部分ではありますよねえ、」
副院長「そうなんです、微妙なんです、本当に、」
小川「その実験操作ももちろんそうなんですけど、一番やっぱり細かいことをする場所に必要な関節の1つですよねえ。そんなに大きく動くわけではないんでしょうけど、でも微妙なところを支えているような。ですか。それから先生、これね、さっき言われたように、すごい、医学的じゃあないですけど、1回、バチンと切れたと、靱帯が切れた。で、徐々に回復して、まあ何ヶ月かで回復してきたと。」
副院長「はいはい、」
小川「だけど、元通りの形にはおそらくなっていない、大雑把にはそういうことですよねえ。」
副院長「はい、そうです。あのう、関節がこうありまして、」
小川「ええ、」
副院長「靱帯がまあ切れたと。」
小川「ええ、」
副院長「そうすると、ここの間はやっぱ瘢痕組織で埋まりますので、靱帯としては長くなってしまうということになって、伸びたとよく言う形になってしまう。これでゆるみがある。本来だったら、もっと、靱帯は、このくらいピンと、」
小川「必要最小限ピシッとしているわけですか。」
副院長「ええ、それが、こうユルユルになっているのが今の状態だと思います。」
小川「ええ。」
副院長「じゃあ、これをどうしたら、ピシッとした状態になってたかというと、やっぱり、しっかりと、ピシッと動かさないでいればいいんですけど、多分ですねえ、こう、多少こうズレた状態になってしまうので、これを元にこう戻した状態で固定してないと、ユルみが取れなかったと思うんですね。」
小川「ああ、」
副院長「じゃあ、どうするかというと、まあ結果論になりますけど、この状態で針金でも入れて止めといたら、よかったのかもしれない。」
小川「ほぼ元通りに近い形で、なったかもしれない。」
副院長「かもしれない。」
小川「それはやってみないと、」
副院長「やってみないとわからないんですけどね。切れてしまったという事実は事実なんですよ。この状態で、じゃあ靱帯がこうあって、まあ寄っててくれればいいんですけど、靱帯がこっち向いてて、こう他のところに、いくら止めても、靱帯が他のところに向いてて、なってしまえばそれで痛みが、」
小川「ひかないわけですねえ。」
副院長「開けて縫うのとは違いますから、」
小川「ええ、」
<今回記事での、録音証拠からの引用はここまで>
上記の初診と2回目の診察時のみ、当時、金沢大学整形外科助手だった山本被告が市中病院でのアルバイトで私の診療に当たり、その後は基本的に副院長が主治医になって、上記の1年少し後の説明などに至りました。
(つづく)