<速報>再試験対象者に秘密のレポート/
仮処分決定書は「科目責任者」の判断を回避/
学長からご異議連絡なし
(医学部大学等事件96)
昨日に続き連日の更新ですので、まだの方は併せてご覧ください。コメントも頂戴しています。
https://ameblo.jp/iryouziko/entry-12356815888.html
1、仮処分決定書は「科目責任者」の判断を回避
昨日の記事で一部をお知らせしました仮処分の決定書ですが、大学法人が点数提出の理由とした「科目責任者」に関しては、全く判断をしていません。
短期間の2回の審尋で判断できるものではとてもないので、訴訟でやってくれということかもしれません。
2、山崎学長からご異議の連絡なし
昨日の記事で、山崎学長に、これまで通り「小川が点数を入力してその写しを速やかに提出する」ことと、「仮処分が手遅れ」であることにご異議があるかを確認しているメールを掲載しましたが、いずれに対しても、ご異議の連絡は期限まで(これまでも)にありませんでした。
3、再試験対象者に秘密のレポート
〜点数は不要なのに求めた仮処分申立は不法
(代表学長に確認中)
これまでに書いてきました通り、安藤被告などが、学生が日程調整を始めていた再試験を数ヶ月止めて、大学法人が「SABC再試験の成績ではなく点数が必要だ」と主張して仮処分を申し立てたのですが、本日(3月2日)、安藤研究室が再試験対象学生に対してレポートを課していてその提出場所に私が直接立会いました。
そして、山崎学長に(CCを理事、部局長など関係者に)、次のメールをお送りしました。
<本日(3月2日)夕方のメールより引用>
2018年3月2日 17:03:35 JST
再試験対象者に秘密のレポート
山崎光悦・本学法人代表学長殿
医学系の小川です。
本日(3月2日)15時前、医学類E棟6階の、e63細胞分子機能学事務室前の廊下に、トレーを載せた椅子があり、そのすぐ上の背もたれに、「薬物治療の基礎レポート」と貼り紙がありました。
トレーには、昨年夏に同科目の本試験が終わった学生のうちの、昨年12月に再試験対象者とお知らせした学生のレポートが入っていました。
同室をノックすると、T事務補佐員が出たので、何のレポートかを尋ねると、3年生のレポートであるが、どういうものかは知らない、との返答でした。
続いて、並びの別室に居た盛重助教にも尋ねたところ、知らない、担当じゃないので知らない、との返答でした。
そうしているうち、事務室のドアが開いて、素早くレポートを取り入れて閉まり、施錠するような音がしました。
私は事務室前に戻り何度かノックしましたが、応答はありませんでした。
(私はノックしただけで、ドアノブに手を触れませんでした)
そして、その約1時間後の16時頃に訪ねてみると、事務室が消灯していて、廊下に椅子はあるもののトレーがなく、本日の受付は終了したので、5日(月)の9時から16時までに提出すれば、期限内に提出したものとみなします、という貼り紙が、椅子の背もたれ、および、ドアにありました。
安藤教員が再試験を数ヶ月止めて、本学が仮処分まで申し立てたこの時期に、科目を分担している同研究室の盛重助教にまで秘密にするレポートを課すのは、秘密裏にレポートで再試験対象者を合格させる策動以外に、考えようがありません。
また、再試験対象者の情報は、昨年12月にお送りしたS、A、B、C、再試験対象者(60%未満)と、昨年夏に私が学生に配信した、60%以上と60%未満(再試験対象)の連絡以外にあり得ず、少なくとも安藤教員は、私が配信した再試験対象者情報を利用してこの策動を行っています。
従いまして、私が12月にお送りした、S、A、B、C、再試験対象者(60%未満)で十分なところを、その情報ではなく点数が必要だとして申し立てた、本学の仮処分命令申立て自体が、不法行為です。
(既に応訴等にかなりの時間その他を要しています)
この本学による仮処分命令申立て自体が不法行為だということについて、もしも異議がありましたら、週明け5日(月)16時までに、具体的な理由とともにご返信願います。
ご返信(着信)がない場合、異議がないものと扱います。
なお、裁判所から本学法人に対する起訴命令の決定書を添付します。
<メールより引用ここまで>
本試験(2017年夏)での得点率60%未満者の点数分布は次の通りで、30%未満というかなり厳しい結果の人も何人かいます(これは例年と同様です)。
●点数分布(医学部大学等事件74)
https://ameblo.jp/iryouziko/entry-12311958844.html