金沢大学整形外科でのカフェイン併用化学療法により、進展していない限局がんの少女が急死し、ご遺族が整形外科教授らを刑事告訴し、書類送検された事件について、これまでにお示ししてきました。
●カフェイン療法死亡横浜講演スライド詳報１０
https://ameblo.jp/iryouziko/entry-12204862579.html
この書類送検後の平成２６年４月２２日に、金沢大学が記者会見を開き、書類送検されていることを伏せて、倫理違反と死亡例があったことを発表し、附属病院ご担当だった山本博・理事・副学長が、「悪意はなかったと考えている」と述べました（次の北國新聞記事引用）。
その山本博・理事・副学長が、今年３月に、任期途中（２年任期の１年）で退任されました。
●理事予定者（任期２年）発表、2015.12.18
https://www.kanazawa-u.ac.jp/wp-content/uploads/2015/12/151219.pdf
●理事（大竹氏が後任）発表、2017.03.17
https://www.kanazawa-u.ac.jp/wp-content/uploads/2017/03/170317.pdf
この理事交代（後任）発表の日は、私と金沢大学および元教授との裁判の判決が出るより前で、『月刊/保険診療』に私が執筆したカフェイン療法死亡の解説が掲載された１週間後でした。
医学部大学等事件５４（『月刊/保険診療』執筆全文掲載）
https://ameblo.jp/iryouziko/entry-12266267210.html
山本博・前理事は、私の金沢大学着任時に部局長（医学系研究科長）でいらっしゃり、私が採用の辞令を頂戴した方でした。
金沢大学やその関係機関から、次の方々に続いてまたお１人離れられたことになります。
●小川智・第三解剖（神経解剖学）教授（辞職）
傷害事件がねつ造された直後の平成２０年７月に若くして辞職、尼崎東診療所を経て下越病院（新潟県）へ。
私が吉本谷博・教授（当時）による不正経理を大学本部に通報した直後に、私の賃貸住宅と同じ建物（２４戸）に入居し、この辞職まで入居を続けた方。
医学部大学等事件２０（2016.05.08）
https://ameblo.jp/iryouziko/entry-12158404806.html
●清水徹・細菌学教授・ハラスメント相談員（逝去）
平成２６年２月２５日、大学院生の論文盗用事件に関してD教授（当時）が金沢大学を訴えた裁判の初日に逝去。
私が吉本谷博・教授（当時）による不正経理を大学本部に通報した直後に、私の賃貸住宅と同じ建物（２４戸）に入居し、約１年後に金沢大学が不正経理を理由に吉本氏を出勤停止２ヶ月の懲戒処分にした月に、退去した方。
医学部大学等事件４５（2017.02.28）
https://ameblo.jp/iryouziko/entry-12252118845.html
●吉本谷博・薬理学（分子情報薬理学）教授（辞職）
不正経理で出勤停止２ヶ月の懲戒処分を受けた８年後の平成２７年７月、定年を待たずに辞職。
辞職後に、多久和陽・医学部長・医学類長が、吉本元教授の非常勤講師の担当時間数や内容を書き換えて、私の授業の皆無化を続けた（これは別件訴訟で多久和被告と係争中）が、その定期試験実施から３ヶ月以上後も採点をしていないことが判明して混乱を招いた（被告の多久和医学部長・医学類長もこの事実を認めた）。
医療事故１４（2016.02.15）
http://ameblo.jp/iryouziko/entry-12129189641.html
医学部大学等事件４１（2017.01.31）
https://ameblo.jp/iryouziko/entry-12243416594.html
吉本被告の退職届（大学が提出した証拠）
●松本洋武・弁護士・調停委員（逝去）
平成２７年９月３０日逝去。
平成１８年に始まった、私と金沢大学との最初の調停事件（金沢簡易裁判所）で、調停委員を務めた方。
●山本博・附属病院担当理事副学長（途中退任）
平成２９年３月、任期途中で理事を退任。
（本記事冒頭）