金沢大学との一審判決確定、
カフェイン療法死亡通報厚労省漏洩訴訟の弁論が21日(金)午後、
『月刊/保険診療』に金沢大カフェイン療法死亡事件などを執筆
(医学部大学等事件54)
1、金沢大学との判決確定、元教授は控訴
3月30日に金沢地裁で言い渡された、金沢大学および吉本谷博・元教授(2015年7月に辞職)との一審判決について、金沢大学と私との部分が確定しました。
担当授業の極端な削減やメイン研究室のカギの不貸与、虚報作出等による名誉毀損など幾つかの行為が違法だと認定して、金沢大学に私への賠償を命じた判決です。
一方、吉本被告は、一審判決で、金沢大学とは異なる違法行為を理由として、私へ賠償金を支払うよう命じられたのですが、不服だとして控訴しました。
そのため、吉本控訴人と私との間で控訴審に入ります。控訴された私のほうは、付帯控訴という通常の控訴期限(2週間)を過ぎた後の控訴ができるそうです。
2、金沢大学カフェイン療法患者死亡の厚労省通報漏洩事件の弁論が今週金曜(21日)
事件番号:東京地裁平成26年(ワ)第22761号
次回日時:平成29年4月21日午後1時15分(公開)
場所:東京地裁第709号法廷(予定)
原告:小川和宏
被告:国、中谷大作(厚労省→大阪大学病院循環器内科)
概略は、次の3の『月刊/保険診療』の前半、詳細は本ブログの横浜講演スライド詳報シリーズで、お示ししています。
●医療事故24:カフェイン療法横浜講演スライド詳報10
http://ameblo.jp/iryouziko/entry-12204862579.html
3、『月刊/保険診療』にカフェイン療法死亡事件などを執筆
『月刊/保険診療』3月号(医学通信社)に、金沢大学カフェイン療法死亡事件や医療安全などについて執筆しました(同号の第31〜34ページ)。
前半で金沢大学カフェイン療法事件と患者申出療養制度の誕生、後半で患者申出療養制度の影響などを、主に述べています。
医学通信社さんのご好意で、鮮明なPDFファイルを頂戴しました。有り難うございます。以下に掲載させて頂きます。