ジャズの雑誌や本はほとんど買ったことがありません。これまでに買ったのは『ジャズライフ』が5冊、『スイングジャーナル』が1冊と『ジャズ批評』が1冊という(笑)
興味のある記事が載っていないし、お気に入りのアーティストのインタビューなどもめったに無いからというのが買わない理由ですが、今回は確実に入手するために本屋さんで取り置きしてもらい、書店から「入荷しました」の電話を貰うなりすぐさま気合とともに買ってまいりました(笑)そしたら気合が入りすぎて、書店へ向かう途中、制限時速30キロの道を50キロのスピードで走ってしまいました(;^_^A
『ジャズ批評』2006年9月号No.133です。
これにブログのお仲間であるオラシオ
さんの投稿記事が掲載されているのです!いや~、凄いですねー。
オラシオさん、おめでとうございます!!
オラシオさんの記事は、いつもブログ『オラシオ主催万国音楽博覧会』で拝読しておりますが、有名ジャズ誌に掲載された文章を読むとなると、また格別の感慨があります。ポーランドジャズについて造詣の深いオラシオさんのことですから、漠然といつかこういうこともあるかもしれないとは思っておりましたけれど、実際に記事を『ジャズ批評』で拝読することが出来て私も大変に嬉しいです!だってだって、オラシオさんのブログがきっかけで、ジャズ初心者の私がポーランドのジャズの美しさを少しだけかじることが出来て、そしてさらには、ポーランドの重鎮トランペッターTOMASZ STANKOが率いるTOMASZ STANKO QUARTETの素晴らしいライヴを駐日ポーランド共和国大使館で体験することが出来たのです。
オラシオさんの記事のタイトルは、
ポーランドジャズ - 「磨かれた世代」のピアノ・トリオの名盤たち -
むむむ、まずこのタイトルが憎いじゃありませんか!つまり、記事の本文を見ると分かるのですが、
POLISHED GENERATION(磨かれた世代)
POLISHED「磨かれた」という形容詞に関連してPOLISH「磨く」「(知的に)洗練する」という意味の動詞がありまして、発音は違いますが全く同じスペルでPOLISH「ポーランド(人・語)の」という形容詞と「ポーランド語」という名詞もあるのです。とってもステキなタイトルですよね!
さっそく見開き2ページに渡るオラシオさんの記事を拝読しました。
ああ、やはり知らないミュージシャンの名前がずらり(笑)でもSIMPLE ACOUSTIC TRIOとSLAWEK JASKULKEの名前も見つけて、ちょっぴり嬉しい。私としては、この記事で紹介されている
■SCOTT HOLMAN / DON'T WAKE THE KIDS
っていう作品が凄く気になる。だって、ジャケが可愛いらしすぎ!(笑)これ、今でも手に入るんでしょうか。ポーランドジャズの素晴らしさが凝縮していて読者に伝わる記事になっていますよね、きっと。
それにしても、ポーランドジャズの素晴らしさを語るには、2ページという枠はいかにも少なすぎるのではないでしょうか。『ジャズ批評』一冊まるごとぐらいでないと。制限された文字数でいかにポーランドジャズの素晴らしさを語るかという点で、オラシオさんはずいぶん苦労なさったと思います。
ポーランドジャズにはピアノトリオ作品が少ないということですので、それならなおのこと、ぜひシリーズとして継続して掲載されることを望みます。そうでないと、今回せっかく記事が掲載されたものの、たったの2ページではオラシオさんのポーランドジャズの造詣のうち、ほんの一部を端折った感じがして、非常にもったいない。ポーランドのジャズが日本のジャズ人口に膾炙しているとは思えないので、これがシリーズ化されればポーランドジャズの認知度も少しは高まるのではないかと思うのです。
今日発売になったばかりの『ジャズ批評』2006年9月号No.133。ぜひ皆さんも書店で手にとってご覧になってくださいね。