レジェンドのワークショップ参加。○を落としてもらった。 | うたごころは止まらない。あなたの背中を歌で押したい。

うたごころは止まらない。あなたの背中を歌で押したい。

都内のカフェで歌のライブ活動をしています。懐かしい洋楽や邦楽を歌っています。

※長文です


JazzVocalの

ワークショップへ参加した。2度目。

レジェンドが、直接指導してくださる。


課題曲は自分で選べるので、

「All of me」を教わることにした。



「All of me」は、

今、スキャットに取り組んでいる。

音の数が少ないので、

スキャットの練習しやすい。

※練習動画


だけど、私は、

スキャット以前に、

譜面通り、きちんと歌えていない。

それではいけないと思い、

急きょ、ワークショップへ参加した。



私はレジェンドに、

「All of meがどうしてもうまく歌えません

All of meって、

入門曲みたいに、皆言うけれど、

すごく難しく感じます。

フェイクもできません」と相談した。



すると、レジェンドは、

「そうね、All of meこそ難しいわね。

バラードだからね。


ピアノに合わせて、歌詞を読んでください」


そういって、

小さなBGMのような、

シンプルなピアノ伴奏が始まった。


私は、歌詞を朗読した

「そのまま、もう一回!」

何度も朗読した。


「今の音、惜しい!」

「今の音、ちょっと早い!」

「そこ、変な癖、とってみて!」

「一音をハッキリ、狙い定めて!」

「垢を落としていきましょう!」


なるほど、

垢がおちていくようだ。


ピアノ伴奏がだんだんと、

ドラマティックになってくる。


グランドピアノが気持ちいい。




私は朗読しているはずなのに、

気がつけば、

メロディーに乗って、歌っている。


苦手だった「語り歌い」ができている!


語るように歌うって、

こうやって歌うのか。

一音一音への集中度が、まるで違う。



レジェンドは、

「とても良くなりました。

すっきりしましたね。

今みたいに譜面通り歌えばいいから。

フェイクは自然に出ちゃうから。

エンディングだけ、変えて挑戦したら?」


そういって、

コードを素敵に、書き換えてくださった。



私は、帰り道、

ぐったり、とぼとぼ歩いた。


私の歌、ひどい垢まみれだったな。


スキャットどころではない。

でも、

スキャットは、やらないと上達しない。

恥かいてなんぼだ。



駅に着くころになって、

一緒に受講していた

シンガーさんが、

36℃超えの暑いなか、

走って追いかけてきてくださった!


そして、

「さっき、どんどん良くなってました。

それを伝えたくて」

汗だくな、真っ赤な御顔で、

言ってくださった。



私は、

「ありがとうございます!

じゃぁ、All of meは、

フェイクもスキャットも、しなくていい?

1コーラス目も、2コーラス目も、

譜面通り、

あのまんま、ゆったり歌えばいいの?」


すると、彼女は、

「うん。

あのままでいいと思う。

あのままが、すごくいいと思う!」

と言ってくださった。


ありがたい、

ありがとうございます。


声がとても美しいシンガーさんだった

かなり難しい曲を歌われていた。


私もあんな風に歌えるよう

しっかり復習して、磨きをかけていきたい。

今までの、垢を落としながら。


ボーカリストちか




※黒いオルフェ



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