ワークショップに参加して以来、
音感を磨くトレーニングを優先している。
※ワークショップ参加記事
一音一音を大切にするために、
・相対音感チェックや、
・ジャズの譜面の音符を正確に把握する。
( 四分音符、大切に保てているか?
半音ずらすところ、ちゃんとずれてるか?)
など。
毎日、地道なチェック作業。
鍵盤をポローンと鳴らしていると、
苦い思い出が蘇ってくる。
私は幼稚園から、
小学校4年生まで、ピアノを習っていた。
下手で嫌だった。
母の期待に応えたかったが、
向いていなかった。
そして、大人になった
30代のある日、
母に、
とんでもないことを
言ってしまった。
「人生に無駄なことは、何一つ無い」
っていう言葉があるけれど、
はっきり言って、
私にとって、ピアノは全く無駄だった。
社会に出て、何の役にも立たない。
ピアノに費やした時間を
何か他のことに充てていれば、
人生が大きく変わっていたと思う。
なんて、
酷いことを言ってしまったのだろう!
母は何も言わず黙っていた。
きっと、悲しかったに違いない。
申し訳ないことを言ってしまった。
まさか、今になって、
音楽活動をするなんて、思ってもなかった。
悔いても仕方がない。
自分を責める気持ちを切り替えて、
集中して練習して、
感謝の気持ちに変えよう。
母が、天から、
音を降らせてくれていると思って。
ボーカリスト ちか