サッカーやバレエ、新体操選手の股関節痛の来院が多いが、外閉鎖筋を痛めているケースも少なくない。
外閉鎖筋が最もストレッチされるのは、股関節が伸展 +外転 +内旋で、最も力を発揮するのは、股関節が伸展の位置から屈曲+内転していく際と報告されている。
・最もストレッチ➡️伸展+外転+内旋
・最も力発揮➡️伸展位から屈曲+内転
Gudena R, Alzahrani A, Railton P, et al: The anat- omy and function of the obturator externus. Hip Int. 2015; 25: 424—427.
どちらも、サッカーではシュートやロングパスをする際の姿勢に近く、ボールのインパクトの際にエキセントリックの負荷がかかり、損傷している可能性があると考えています。
(実際に損傷した後、インフロントキックの痛みが残る事多い)
バレエではパンシェのような動きをするときか?
私がサッカーのウォーミングアップを指導する際はアウトサイドを多く用います。理由は
・内転筋、閉鎖筋などへのいきなりのストレスをなるべく減らす
・大内転筋による上方(臼蓋方向)+内旋を促し股関節を安定させる
・内旋や内転の柔軟性向上の為
新体操・バレエ選手がなる股関節痛 外閉鎖筋損傷予防のトレーニング