2020年1月の再販を機に手に入れた旧キット「1/48 ビルバイン」を、レビューを兼ねて製作していきます。今回はプロポーションのチェックを兼ねて仮組みしてみました。ほぼすべてのパーツがモナカ合わせでパーツ点数が少ないため、組み立てそのものはとても簡単でした。

 

 

 

 

すべてのパーツを接着しなければならないため、今回はひとまずマスキングテープで仮止めしています。成形色がクリアーも含めて5色も用いられているため、そのまま組み立てても設定画のイメージに近い仕上がりとなります。ちなみにオーラソードの鞘だけは、次の工程を先取りして内側をグレーで塗装後に接着しています。

 

 

 

 

全体的なプロポーションとしては、猪首になっていることや胴体が短いこと、脚部の接続部がハの字に開かないことなどにより、全体的にズングリムックリした、いかにも旧キット然としたフォルムとなっています。また、ウイングキャリバーに変形できることが良くも悪くもプロポーションに影響を与えています。しかし、各パーツの造形は思っていたほど悪くなく、これはこれでアリかな、とも思います。

 

 

 

 

1983年に発売したキットということもあり、すべてのパーツがモナカ合わせのため随所に合わせ目が出ます。しかし、スネ部分は何となく段落ちモールドっぽくなっていたり、腕部は別パーツを上から被せることで合わせ目を隠したりと、当時としては工夫しているようです。また、各パーツの接続はポリキャップレスのため、場所によって硬すぎたり緩すぎたりするため微調整が必要となります。

今後の予定としては、旧キットならではのフォルムを活かしつつ、プロポーションに手を加えながら製作していきたいと思っています。部分的な改修に加え、合わせ目消しや塗装といった手間を考えると、完成までの道のりは果てしなく遠く険しいですが、一歩ずつ着実に進めていきます。ちなみにカラーリングは最終決戦時の夜間迷彩バージョンにするつもりです。

 

 

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