イラン北部、段々状の建物が山の斜面に連なる村、
マースーレへ行ってきた話を続けます。
そろそろ夕飯が食べたいなーと思っていた午後6時半ごろ、
どこもまだ料理を出す時間には早く、カフェタイム。
あちこちで、水たばこ(ガリユーン)を楽しむ人たちの姿がありました。
(→水たばこについては、「デートスポット -ダルバンド-」をご参照ください)
唯一このお店は、中でケバブを食べている人がいたので尋ねてみると、
(↑右のお母さんはたいがとりゅうと息子さんを一緒に写真に写したいが、
息子さんは恥ずかしがってお母さんの陰に隠れる、の図^^)
注文を受けてくれるそう。
この時は、クビデ(ミンチ肉)を串にはりつけているところです。
頼んだのは、このクビデと、
この地方特有のケバブ、ケバブ・トルシュ!
トルシュは、酸っぱいという意味です。
焼いて…
出てきたー!
上述ミンチ肉(クビデ)はテヘランでもおなじみですが(↓左)、
右のケバブ・トルシュは、テヘランでは一部の店でしか扱っていないようです。
ケバブ・トルシュはロべ・アナール(ザクロソース)が使われていて、かなり酸味を感じます。
好みはあると思いますが(イラン人でも好みは分かれるみたいです)、
おそらく、牛肉が柔らかくなっていたのではないかと思います。
夫は気にいったようでした。
私は、クビデのが好みかな(笑)?
水、ご飯お代わり込みで、32万リアル(約1070円)なり。
まあ、こんなもんかな。
いかにも観光地!な景色を眺めながらの食事は、雰囲気がありました^^
これまでのブログに書いたように、この村は
地面として皆が歩いている場所が実は下の家の屋根、という構造が続いているため、
このレストラン(↓右)がある場所も、下の家の屋根です。
でもって、大抵は屋根のきわに向かって高くなっていて、
道(=屋根)が斜めにせりあがっています。
ここ(↑)も、写真が傾いているのではなく、右側が高くなっています。
私たちの食べたレストランも同じような構造の場所だったので、
机が斜めになっていました。
このケバブ・トルシュですが、
1店だけでは本当の味は全然違うということもあるかもしれない、と思って、
ラシュト市内に移動した後、別のレストランでも頼んでみました。
うん、ほぼ同じ味(笑)!
こちらも、もともときっとすごく硬かったであろうお肉が少し柔らかくなっているような。
しっかり酸味がありました。
左(↑)の黒焦げは、トマトです。
マースーレに戻って、
日用品やお菓子などが揃った小さな商店(マガゼ)も何店舗かあったので、
お菓子やら、ノンアルビールやら、バナナやキュウリ(子供用)やらを買いこんで、
宿泊した部屋に帰りました。
買ったお菓子の一部(↓)。
後日ご紹介しますが、マースーレに近いフーマンという町の名物が
クルチェというお菓子で(→「「イランのまんじゅう」、クルチェ。」をご参照ください)、
手前左(↓)のもの、市販版のクルチェだと言われて買いました。
袋にはナルギリー、ココナッツのお菓子とあるし、
ん?これって、「ヤズドのお菓子」に書いたナルギリーじゃないの、と思ったのですが、
食感はパンとクッキーの間、日本のお菓子「ひよこ」の皮のような甘さで、
確かに前に食べたナルギリーよりも食感はクルチェに似ていて、
とにもかくにも、しっとりとなかなかに美味しい、夜のおやつになりました^^
まだマースーレの話を続けます~。