元日はテヘランは、雪でした。
こちらでは平日ながら、ちょっとしたおせちや雑煮、焼き餅などで
正月気分を味わっています＾＾
さて。
テヘランで今シーズン２度目の雪が降った日の、午後のこと。
タジリッシュバザールの辺りから
坂道をぐんぐん登っていくと。
山の麓にある、ダルバンドに到着します。
木・金曜はかなり渋滞するらしく、人気スポットの様子。
ここ、「チャイハーネがいっぱいある」
「水タバコもできる」と勧められたので、
イラン人母娘と女３人、プチトリップしてきました＾＾
歩いてすぐ、人が集まっているここ。
上に上れて、さらにリフトが出てます。
はるか上空を行くリフト！
誰も乗ってません（笑）
一度叫び声が聞こえて何かと思ったら、人が乗ってましたが。
一緒に行った女性は「リフトは寒いし怖い」と言っていたけど、
私は「楽しそう＾＾！」
いつか乗ってみたいなぁ。
市内では雪が雨になっていたのだけれど、
タクシーを降りると、雨が再び雪に変わっていました。
でも、例のごとく 傘をさしていたのは数えるほど…。
並んだ店を横目に、私も傘を差さずに
せっせと登ります。
歩いているのは若者ばかり。
男子学生、女子学生らの集団や、カップルも！！
ここ、テヘランの人たちのデートスポットなんです。
イスラム教では、結婚前の男女は交際できないのですが、
現実にはそうとはいかないようです。
ちょろちょろと滝が流れたここ、皆が記念撮影していきます。
この後もひたすら登るのみ。
沿道には、たまにケバブやアーブグーシュト の店もあるものの、
とにかく同じものを売るお店が次から次へと現れます。
プルーンをプルーンエキスにどっぷり浸らせたような
甘くて酸っぱいものがたくさん並べられています。
上写真手前、酢味でスパイスのかかったそら豆や
瓶に酢漬けにされたくるみもよく見かけました。
それにしても、手前の三角の、ド迫力！
店ごとに、次々試食を迫られます（笑）
川の流水音をずーーっと聞きながら、どんどん登ります。
やっぱり、あのプルーンのお店ばかり（笑）
標高が上がるにつれて、足元の雪が増えてきます。
ひたすらチャイハーネが現れます。
途中こんな近代的？な場所も多々ありましたが。
私達が選んだチャイハーネは・・・
だんだん店が少なくなってきた辺り、
渓流の中に佇む、ビニール張りの個室が並んだお店。
高床式で、靴を脱いで上がります。
暖房はないのに意外に暖かい部屋の中で・・・
初めての水タバコ体験！！
タイで一度くわえたことはありますが、
ちゃんと肺まで吸うのは未経験。
銀皿の上の陶器にアップルフレーバーのたばこが入っていて、
その上に炭を乗せてあります。
吸うと下のガラスに入った水がぼこぼこと音をたて、
この水を通してたばこを吸って、煙を吐きます。
見本を見せてもらった後、
先端に取り付けたプラスチックの吸い口を自分のものにして、
吸ってみました。
ひゅーっ。
吸ってみるも、水の部分がぼこっぼこっとならない（- -)
肺活量の問題か！？
しばらく頑張ると、ぼこっとなるようになったけれど、
ごほごほとむせ・・・。
結局５回ほど交代で吸って、「もう充分」（＾＾；
砂糖の棒で甘くしたチャイをすすり、そら豆をつまんで、
談笑に興じたのでした。
水タバコ、ガリユーンといって、女性に好まれているそうです。
一緒に行った女性は、家にこの器具を持っていて
ピクニックなどの際に外で吸うそうです。
水の部分がミルクで、コーヒー味のものもあるんだとか。
いや、もう、私は試さなくていいですが（笑）
さらに坂道を登ると、次は本格的な登山道になっていきます。
なので、登山用の杖を持った
重装備の人とすれ違うことも多くなります。
なぜかこのカップル、つららの前で記念撮影・・・！？
黒いチャドルをかぶって、敬虔なイスラム教徒のようですが。
デートはしているんですね＾＾
ほんとに集中しないと危なかったです。
カップルには、自然と密着できて、悪路ではないのかな。
麓にたどり着くと、ものものしい雰囲気。
２台の警察車両と緑の制服の警察官、
それに女性が男性とともに口論していました。
服装などの風紀の取り締まりをしていた様子。
観光地、この国では、女性は特に、
楽しむだけとはいかず、気が抜けないようです。