若様、初めての夏休みを満喫中です。
朝、ラジオ体操。母が出かけるまでにお勉強。
プールのある日は、この辺りからソワソワが始まります。


でもって、お昼ご飯を食べてから昼寝。
目覚めたらお友達ときゃいきゃい騒ぐ。
セミを追いかけたり、ザリガニを釣ったり、ヒーローになったり怪人になったり、
執筆中の父の背中に跨ったり、せっかく綺麗にした部屋をゴミ箱に変えたり、
おらおらお前ら外で遊んで来いやぁぁと怒られたりしてます。

で、何故か必ず毎回やるのがコレ。
扇風機に向かって
「我々はぁ宇宙人だぁ~」

何かね、これは日本古来の約束事なのか?

ただいま。おや、娘や。今日はクラブお休みかね

「おかえんなさい。ご飯にする?ご飯にする?それともご飯にする?」

……一択すか。ご飯にします。
そうだ、娘よ。父はな、今朝、大変に悔しい想いをしました。

「なに?」

朝刊にこんな記事がのってましてな。
曰く、『親の年収が高いほど、子供の学力は高くなる』だと。
文部科学省の専門家会議がな、全国学力テストの小六の子対象に調査したらしいのよ。

親の年収が1200万以上だと、正答率は平均より10%高いんだとさ。

要するに、貧乏人の子供は馬鹿だと国が決めちゃったわけだ。
ま、だからこそ子育て支援は大事だって言いたいんだろうけどな

「とりあえずご飯食べたら」

そうする。おお、塩鮭と冬瓜の味噌汁と納豆と海苔か。正しい朝食ですな

「そうだ。お父さんさ、フィボナッチ数列って知ってる?」

クイデッチ?

「それはハリーポッター。フィボナッチ」

君、よく勉強してるなぁ。

塩鮭食べながら娘からフィボナッチ数の講義を受けるとは、父さん幸せ者だ


結局、フィボナッチ数ってのはサッパリわからんかったけど、娘が頑張ってるのは凄く良く判りました。

日本。
どういう国だと問われたら、ほんの少し前までは、こう答えていたと思う。
四季に恵まれ、義理人情を大切にし、和の心を尊ぶ国である。

今、同じことを訊かれたら、この答は正解とは言えないかもしれない。

今月4日、福岡地裁久留米支部の第1号法廷。

手押し車で体を支えながら、一人の老婆が入ってきた。
91歳になる老婆は、介護していた次女(当時61歳)を殺害したとして

承諾殺人罪に問われていたのである。
老婆は涙で震える声を振り絞り、己の罪を詫びた。

事件が起きたのは、昨年の7月30日午後9時頃である。
福岡県立花町にある自宅で、承諾を得た後、

次女に睡眠薬を飲ませ、ビニールひもで首を絞めたとされている。

直後、自らも睡眠薬を飲み、ビニールをかぶったが、死にきれなかった。
次女は夫を亡くしてからは、ずっと精神科に入退院を繰り返していたが、

一昨年の正月に一時帰宅した折り、病院で虐められていると訴えた為、

周囲の反対を押し切って母親は自宅に引き取ったのだという。

「一緒に参ろうか」
母は最後に、そう話しかけた。

検察側の求刑は懲役四年。91歳という年齢を考えると、死刑に等しい。

人生の終わりがけに、我が子を手にかけなければならなかった心を想像すると息が詰まる。


自民党でも民主党でも、どちらでも構わない。
こんな悲しい人生を送らなくて済む党はどっちなのだろう。



日本。
どういう国だと問われたら……

ようやく夏らしい空が広がった。
ここを先途とばかりに蝉たちが鳴いている。
午後を過ぎても鳴いているのは油蝉ばかりだ。
一番でかいクマゼミは、午前中に鳴き終えた。

頑張って鳴いているなぁ、と毎年思う。
誰に教えられたわけでもなく、懸命に鳴いている。
比喩ではなく、命を懸けて鳴いている。

さて今のうちに洗濯物を干してしまえとベランダに出ると、
蝉が死んでいた。
もうあと2m外には木陰があるのに、陽の当たるベランダで
干からびていた。

頑張ったんだろうな。
一生懸命鳴いて、たまたまこのベランダに着いちゃって、
ここで最後を迎えたわけだ。

後悔とか達成感とか擬人化して考えるつもりは更々無いが、
それでもやはり何か思ってしまう。

虫は苦手な俺だが、とりあえず緑の中に返してあげようと摘んだ。

ビビビッ!!


わぁぁぁぁぁ生きてんじゃんかよぉぅっ!!

ここ最近、どうしても目を奪われるテレビCMがある。
リチャード・ギア氏が製作・主演されたHACHIという映画である。
そう、あのハチ公の物語だ。
場所はアメリカに移されたが、亡くなった主人をいつまでも待つのは同じ。
「彼はもう帰って来ないんだよ」
「まだ待っていたの?」
ありゃりゃ。なんで俺は僅か30秒のCMで泣いてるんだ(笑

以前に、日本でもハチ公物語として映画化されたが、この時も俺は泣けて泣けて仕方なかった覚えがある。
バイトに行ってた楽器屋の店頭で、ハチ公物語のビデオを流したヤツがいて、
その時カウンターに立って接客していた俺は、お客様の前でボロボロ泣いてしまったのだった。

この物語の何が俺の号泣スイッチを押すのかは判らないが、危険なことには違いない。

大事な会議の最中にハチ公物語。
「この時間帯から始まる、……ハチ~!」

部下の失敗を分析し、次への糧にしている最中にハチ公物語。
「ここ。これ、惜しかったよな。もう一つ、相手方に立って考えるべき……ハチよ~!」

お年寄りのカバンを引ったろうとしている奴を捕まえている最中にハチ公物語。
「おんどれ、んなことしてエエと思とんのかいっ!……ハチ~」

大変に気持ちの悪いオヤジである。