今年は蚊が少ないのかな、と思ってました。
あんまり刺されないんすよ。
おっかしいなぁ、やっぱり冷夏のせいかな。

なぁ、娘や、今年って蚊が少なくないか

「昨日も五刺しやられたけど」

あ。ああそう。蚊取り線香、一階にあったのに

「灯りが消えて真っ暗だったでしょ。昨日、お父さんに無理矢理見せられたホラー映画を思い出して取りに行けなかった」

ごめんなさい。

「ちなみに、蚊といえども美味しい方がいいのでは」

ぐ。俺の血が飲めねぇってのかよ!
あ、今刺された!ほら、ここ。痒いぃぃ

「中にはマニアな蚊も居るんじゃないのかと」


今、ペルセウス流星群が見られるんですかね?
毎年の恒例行事になりつつあるな。

流れ星に願いを――か。

娘や、君が願いを言うとしたら何かね

「実現できなさそうなヤツっすかね」

……あえて聞くまい。
若様はどう?お星様が一つ願いを叶えてくれるとしたら

「きょうりゅう博士っ!!」

ぶれないねぇ、君の夢は(笑

「そういう乱は何なのよ」

俺っすか。
……秘密(笑 というか、ちょっと子供達の前では言えないぐらいに生々しいのでな



学生の頃、サーフィンに凝った奴がいて、退学してハワイに行くって
言い出したんだよな。
みんな反対したんだけど、絶対にプロになるとか言って。
そいつが言うには、夢ってのは沖でデカイ波を待つようなもんだ、と。

「ボードに跨ってると、小さく上下に揺られる。
これが毎日のラッキーとアンラッキー。
で、小さく揺られながら、大きく浮き沈みするわけだ。
これが人生のラッキーとアンラッキー。
俺はデカイ波を待つ」

高槻市の縫製屋の息子だったんだけどね、その時は俺も
エラくスカした事をいう野郎だなとしか思わなかったんだけど。
今思うと、全くの正論だな。
小さい浮き沈みを気にしてると、折角のビッグウェーブに乗り遅れてしまう。
次があるや、と見送ったりすると、なかなか来ないまま年老いてしまう。

とりあえず、波が来たら乗る。
なるべくデッカイ波をください、ってのが俺の願い。


昨日、あの大雨の中を娘はオープンキャンパスに行ってきました。
嫁はんが付き添いです。

幾つか行っているのですが、今回が本命中の本命とか。
まずはその広さに圧倒され、賢そうな学生さんに圧倒され、

それでもキチンと美味い物は食べて帰ってきた(笑

父さんもねぇ、数学ができたら好きな大学に入れたんだけどねぇ…
あそこに入れたら、父さん喜んで喜んで、とんでもないことするだろうな

「例えば?」

花火の一尺玉を自費購入して野洲川で上げる。
もう、どっかんどっかんあげる。
あ、ちゃんと許可は得ますよ。

「…迷惑だと思う。てか、どこに許可を得るのよ」

多分、市役所とかその方面では。
で、第二志望の大学だったら、運動公園でノロシあげる。

「誰に伝えると」

第三志望の大学だったら、裏庭で線香花火を

「切ないわっ」

さて、花火は上がるのか。
本人いわく、血反吐はいて頑張るとのこと。
それまでに父さんも、一発デカイ花火あげないとな。


なぁなぁ嫁はん、耳掻き屋さんて知ってるか


「ああ、あの事件の」

そう。月に30万も使ったとかな。
どんなんやろねぇ


「ちょっとこっちおいで」

へ?


「ええからちょっと」


あ、なるほど
すんまへんなぁ
ぇどっこいしょ

「こうやってまずは膝枕。乱の耳、大きすぎて何か住んでそうだから怖いのよね」



何が住んどんねん(笑
ふむ。風呂上がりで何ともええ匂いでつな


「おつかれさまぁ♪今日も残業だったんですかぁ?」

う、うん


「たいへんですねぇ。無理しちゃダメですよぉ♪とか言って、耳に息をフッ」


はぁぅ。
な、なるほど。
これは使い込むわ。

昨日の深夜。
ぼちぼち執筆を終えて寝ようかな、ぇどっこいしょと立ち上がった時。
何処からか打ち上げ花火の音と歓声が聞こえてきた。
時刻は2時。どうやら近所の駐車場からのようだ。

困ったもんだねぇ、と苦笑いしながら寝室に向かう。
その間も、立て続けに花火が上がった。

寝室に向かう予定変更。玄関に向かう。家人を起こさぬよう、そろりそろりと外へ。
耳を澄ますまでもなく、騒いでいる場所が判った。
のそのそとそちらへ向かう。
どうやら集まっているのは、男が三人余りのようである。

きみら、ちょっといいかな

「なんやオッサン、何か用か」

なんか用か九日十日ちゅうてね。

すまんけどな、この付近は年寄りが多くてな、夜中に起こすと身体に堪えるんや。
花火なら河原かどっかで、もっと早い時間にしてくれんかね。

「んなもん俺らの勝手やんけ」
「ここ、オッサンの公園か」

うんうん、さて、ここに携帯電話がある。
面白いことに110と押すと、警察に繋がる。

呼んで到着するのに約10分ぐらいかな。
おっちゃんな、こう見えて結構強いんや。
おっちゃんと遊ぶか、それとも警察が来るのを待つか、

ゴメンやけどこのまま帰って屁ぇこいて寝るか、5秒で決めたれやコラ

一番最後に決めたようです。
花火の跡は、ちゃんと始末しておきました。
こういうこと記事にすると、暴力はいけないとか、

若い子を脅かして楽しいかとかコメントを頂戴することがありますが、

つくねってのはそういうオヤジです。
怖いオヤジで結構。
町内に一人はこんなのが居ても構わんでしょ。