ここ最近、どうしても目を奪われるテレビCMがある。
リチャード・ギア氏が製作・主演されたHACHIという映画である。
そう、あのハチ公の物語だ。
場所はアメリカに移されたが、亡くなった主人をいつまでも待つのは同じ。
「彼はもう帰って来ないんだよ」
「まだ待っていたの?」
ありゃりゃ。なんで俺は僅か30秒のCMで泣いてるんだ(笑

以前に、日本でもハチ公物語として映画化されたが、この時も俺は泣けて泣けて仕方なかった覚えがある。
バイトに行ってた楽器屋の店頭で、ハチ公物語のビデオを流したヤツがいて、
その時カウンターに立って接客していた俺は、お客様の前でボロボロ泣いてしまったのだった。

この物語の何が俺の号泣スイッチを押すのかは判らないが、危険なことには違いない。

大事な会議の最中にハチ公物語。
「この時間帯から始まる、……ハチ~!」

部下の失敗を分析し、次への糧にしている最中にハチ公物語。
「ここ。これ、惜しかったよな。もう一つ、相手方に立って考えるべき……ハチよ~!」

お年寄りのカバンを引ったろうとしている奴を捕まえている最中にハチ公物語。
「おんどれ、んなことしてエエと思とんのかいっ!……ハチ~」

大変に気持ちの悪いオヤジである。