12/06 楽路歴程 クリスマスライブ | いぽぽぽぱんぱのブログ

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主に聴きに行った演奏会のことを書こうかと。

新潟市で2011年から演奏会に頻繁に行くようになりました。
主に地元で活躍されている演奏家さんメインです。
楽器経験もなく技術的なことはまったく書けません。
素晴らしい、楽しいなど抽象的な感想になると思います。

歌、リコーダーなど:大作綾さん
ガンバ他いろいろ:白澤亨さん
スピネット:笠原恒則さん
チェンバロ:飯田万里子

去年、、、ではなく今年の1月に4日連続での公演もあった「楽路歴程」さん。

楽路歴程さんはちょっと前まではクリスマスライブは恒例となっており、私も2014年とか2013年には聴いています。そして今年会場を蔵織さんに移動して復活となりました。

ただ、個人的には2013年、2014年はちょうど白澤さんが都合が悪くて不参加でしたので、フルメンバでのクリスマスライブは初めてということになりますね。


川崎さんのいきあたりばったりなライブのあと、外にでるのも億劫なのでしばらく若手の皆さんの展示会(BACK TO THE PAST WORK)を眺めますけど、力強い作品が揃っていてなかなか見入ってしまいます。
そうこうしているうちに開場時刻となり1階の蔵へ。


前半はまさしく「クリスマス」にちなんだ曲。
ただ、辻音楽師の面目躍如というか、いろいろな編成で楽しい音楽を聞かせてくれますね。

特に白澤さん。1月にもお店開きをしたくらいですけど、本当にいろいろな楽器を使用します。

最初はトロンボーンの原型みたいな楽器(サックバット)からスタート。個人的には金管の古楽器ってイメージがあんまりないのでちょっとびっくりするくらいなんですよね。
その他にもファゴットの先祖だったり、リコーダーも吹けば、杖みたいな形の笛のクルムホルン、そしてガンバなどなど、白澤さんが演奏しているのを観て、聞いているだけで楽しいです。

大作さんの歌も非常に力強いですし、合間にはリコーダーも。それも、手のひらサイズくらいの非常に小さいモノからバスリコーダーまでいろいろです。

またアンサンブルではちょっと裏方に回ることが多いスピネットとチェンバロですけど、ちゃんとそれぞれソロだったりお二人での演奏なども演目に含まれており、チェンバロ好きな私としてはよかったですね。

そんな中個人的には一番いいな~と思ったのは「カントリーロード」ですね。笠原さんもトークで言っていましたけど、映画の「耳をすませば」の名場面、聖司のヴァイオリンに合わせて雫が歌っているところに、音楽仲間のおじさんたちが加わって本当に楽しそうなセッションとなる、、、を思い起こさせるような感じでした。

最後に、一部ではこれを見なければ年を越せないともいわれている(笑)「ジングルベル」。私は初めてでしたけど、びっくりというか感心するというかすごいですねぇ。

 

まだ見たことがない人もいるとは思いますのでネタバレにならないようにここでは詳細の記載は止めておきましょう(笑)。

アンコールは「きよしこの夜」を観客も含めた合唱でしめ。ホントのクリスマスにはちょっと早いですけど、楽しい気分を味わわせていただきました。

一つだけ残念だったのは、いきあたりばったりライブの前にちょろっとご挨拶をしたときには、飯田さんは「カリンバ」も練習というか使っていたのですが、本番では気づきませんでしたね。
オープニングとかに使っていたのかな? カリンバが曲に参加するところも見てみたかっただけにそこだけが心残りです(笑)。

(蔵織さん 1500円)

クリスマスっぽく、飯田さんのチェンバロにもかわいらしい飾りが。