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iPhone De Blog

2009年12月7日からスタート
iPhone3GSからiPhoneユーザのLEONがiPhoneやAndroidなどを中心にしたデジタル系ガジェット、IT関連ネタ、趣味のコントラバスやチェロを中心としたクラシックネタ、2022年から始めた自家焙煎に関する話や日常の話まで幅広く書いてます。

※6月頃のFacebookの記事を編集しています。

 

最近、湿度が上がって来たからか弦高が高くなってハイポジションが弾き難くなってきました。

 

2月にベルギー駒に変えて音量や音質は気に入ってたのですが、そもそも、自分の楽器は古い楽器と言う事もあってネックが下がり気味の為、駒の高さを下げ難いベルギー駒だと自然と弦高が高めになります。

 

冬場だと未だ多少頑張れるかなと言う程度ですが、既に、見た目から「高いなぁ」と言う状態で、ソロでハイポジションをあまり弾かない様な場合はともかく、今月末と9月にもチェロアンサンブルでハイポジションばかりのコンサートがある為、今回フレンチ駒へ交換する事にしました。

 

いつもの様に駒の脚部に位置決めのマスキングテープを貼り、魂柱の上付近にクッションと毛布を乗せてスーリーのタイロープで締め付けて魂柱が倒れない様にします。

 

交換終了

 

調べると以前ベルギーからフレンチへ戻したのも2年前の6月で同様にチェロアンサンブルの前だった様です笑

 

この時期は湿度で楽器が膨張する様で、交換前に測るとベルギー駒でA線の端で7mmあり、フレンチ駒に交換後は5.5mmと随分差があり、これだけ違うとハイポジションも非常に楽になります。

 

そう言えば、指板のポジションシールはフレンチ駒の時に貼ったのですが、ベルギー駒に交換してから場所が1mm程ズレてましたが、フレンチ駒に戻すと元通りになりました。弦高が変わると音のツボも変わります。

 

弦高の問題は解決したのですが、但し、音がイマイチな印象。

 

ベルギーのハツラツと前に出る音色を聴き慣れていると倍音は良く鳴るものの音が楽器の周囲だけにまとまってしまう感じで、遠くの音をモニターすると広がり感が減少した感じです。

 

只、暫く弾いてて気が付いたのが弾き方でした。

 

ベルギー駒とフレンチ駒って弾き方が違うんですよね。

 

ベルギー駒は華奢で駒が薄い為、弓圧の変化に敏感です。

例えば弓の位置が同じでも弓の圧力を変化させる事で広範囲にダイナミックレンジを変える事が出来るので、弓の位置×圧力でフレンチ駒より表現の幅が広いと言っても良いでしょう。

 

ところがフレンチ駒の場合は厚みがある為、弓圧の少々の変化では音色が変わらない為、ベルギー駒よりも弓の位置を駒寄り指板寄り共に意識してレンジを広げる必要がある様です。

 

ベルギー駒の弓圧による変化が2、弓の位置を2で変化があるとすれば4、フレンチ駒の圧力変化が1.5、弓の位置は同じで2とすれば3にしかなりません。

 

つまり、結果を同じとする為には、今までベルギー駒で充分音が出ていた場所よりも意識してやや駒に近い場所を弾かないと同じ音量が出ない様ですし、柔らかい音色を出そうと思えば、これまで以上に指板寄りに弾く必要がある様です。

 

ほんの僅かな差ですが、気が付くのと気が付かないのでは大違いです。

 

又、フレンチ駒を上から弓で圧力を掛けても、ベルギー駒程、駒の形状が変化せずに、そのまま弓で箱を抑え込んでしまって鳴らなくなる為、フレンチ駒で大きな音を出そうと思えば駒に近い場所を可能な限り圧力を掛けずに弾く様にするのが大切だとあらためて分かりました。

 

これは2枚の駒を使い分けて初めて分かる事ですが、世の中のアマチュア奏者の中にはベルギー駒を知らない人すら居るので意味わからないでしょうね笑

 

ちなみに、これまで、弦高が高かったのもあって押さえやすいワーチャルのアンバーのメタルAを張っていましたが、この弦はフレンチ駒とは相性が悪い為、ラーセンへ戻しました。

 

最近、楽器のセットアップを変えてベンドタイプのエンドピン(曲がったエンドピン)にしていますが、これによって問題が発生していました。

 

この曲がったエンドピン、通常のストレートのエンドピンと異なり、回転モーメントが小さくなる事で、身体に掛かる楽器の荷重が超軽くなるんですが、セッティング上の不具合があった様です。

 

ベンドタイプのメリット)

 

羽の様に軽いと言うと羽毛布団の宣伝ですが、このエンドピンを使う事でかなり楽器が傾いて上向きになっているにも関わらず、回転モーメントと言われる中心軸の距離が短くなる為、単にエンドピンを長く伸ばして傾けている状態に比べてその重さが身体に掛かりません。

 

「身体に掛かる楽器の重さが軽い」と言う事は当然ですが、身体への負担が少ない為、体幹を維持しやすく、自身の演奏姿勢も良くなり疲れ難くなります。
 

コントラバスの場合、チェロよりも楽器が大きく思いのですが、座って演奏すると楽器の重さを腰や両膝等の下半身で受ける為、殆ど上半身へ荷重が掛かりません。

 

一方、チェロの場合「胸に痣が出来るのはチェロ弾きの勲章」と宮田大さんが言われてましたが、主に上半身で楽器の荷重を受けるのが一般的で、楽器を傾ければ傾ける程、先の回転モーメントにより胸に荷重が掛かります。

 

その荷重を上半身で受ける為、当然、背骨等にも影響が発生し、つい最近、知り合いのベテランのアマチュアチェリストが脊柱菅狭窄症を発症し手術されましたが、その他椎間板系の故障の原因とも繋がります。

 

その上、アマチュアのチェロ奏者は座る椅子にあまり拘りが無いのか、練習場にあるパイプ椅子や座面が後ろに傾斜している椅子に座って長時間練習する為、益々腰を悪くしているのでは無いでしょうか。

 

ちなみに、自分の場合、何処でもマイチェア持参です。

 

話を戻しますが、ベンドタイプのエンドピンは楽器の重さが身体に掛かり難い為、これらの故障が発生し難く、このタイプのエンドピンを使っていたトルトゥリエも晩年まで背筋をシャンとして弾いている印象でしたが、恐らくその効果だろうと思います。

 

まあ、彼が言っていた楽器を上向きにする音響的なメリットの方は分かりませんが、傾ける事で、ペグが耳にも当たらないので首も真っ直ぐ出来ますし、楽器を傾ける切欠になった、立て気味に弾く事で発生する耳にペグが当たる事を避ける為に首を傾けて肩こりが出ると言う問題も無くなり、少なくとも身体にとっては良い印象です。

※この元記事は4月に書いてますが、その後3ヶ月程経過して首も全く問題無く、激しい肩こりも無くなりましたし、当然、腰も全く問題ありません。

 

ベンドタイプの自身のセットアップ上の不具合)
 

ここからがセットアップ上の不具合ですが、自分が使っているエンドピンは単に真っ直ぐのエンドピンを長男が手で曲げただけの物で、固定する為のホルダーは見附精機さんのインナーコレットホルダーですが、最近、ここから異音が出る様になりました。


ビビリ音と言われるもので、D線の強くピチカートしたり、ffでバンと1音弾いた時に発生します。

 

 

自分の楽器はワイヤーテールピースと言う事もあり、当初はワイヤー部分から出ているのだろうと思い、ベンドタイプにして楽器が良く鳴る様になったからだろうと、ワイヤーの部分に振動を低減させる黒いベルクロ(これはワイヤーテールピースに最初から添付されているもの)を張り、インナーコレットホルダーの固定用のキャップを重たいコントラバス用の真鍮製に変更して、重く振動し難くしたのですが、これでも出てくる為、どうやらエンドピンの部分から発生している事が分かりました。

 

ワイヤーテールピースに関してはこちら

 

 

只、以前はこの様な問題はなかったので、何故出るようになったのか暫く原因が分かりませんでしたが、この「軽くなった」と言う事が原因だと思われます。

 

インナーコレットホルダーは工業用ドリルを固定する為のコレットチャックと言う金属製の治具を使い、それをキャップを使って本体のソケットへ締め付ける事でエンドピンを全体から固定して楽器の振動を100%伝えると言う発想です(写真参照)

 

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当然、この金属製のコレットチャックとエンドピンとの間には若干の隙間が発生します。

 

普通にエンドピンを長く伸ばして使っている場合はこの部分に相応の荷重が掛かるので少々振動が発生しても動きませんが、この部分に掛かる荷重が軽くなると、楽器の振動でコレットチャックと本体側のジュラルミン製のソケットの隙間がある部分の隙間が接触しやすくなり、そこから異音が出ると言う様なメカニズムの様です。

 

そこで、コレットチャックとエンドピンの隙間から発生する振動ノイズを吸収させる為、コレットチャックの外側にセロテープを巻いて装着してみると一発で異音が収まりました。

 

image

 

恐らく、本物のトルトゥリエ型のエンドピンだと固定はネジ止めなので何の問題も無いんでしょうけど、ナンチャッテのベンドタイプなので意外な落とし穴があった様です。

 

異音が収まった為、ワイヤーテールピースへ張っていた振動低減用のベルクロも外して、キャップを元のジュラルミン製へ戻すと、下回りの荷重も少なくなり、再び音量もアップすると同時に音色もやや明るい方へシフトした様で、セロテープ1枚で解決出来て良かったです。

 

何でもそうですが、原因を明確にする事が重要なのは楽器に関わらず全てにおいて大切ですね。

 

イケメン福山もガリレオで「全ての現象には理由がある」と言ってましたが、イケメンでなくとも考えれば理由に到達出来ます笑

こちらも3月頃の話で、前回記事の続きです。
 

午前中は公共施設の小練習室でエンドピンの比較をして来ました。

 

 

同じアルフェのエンドピンの太い物(9.8mm)と細いもの(8mm)です。

 

 

聴いた印象は、生音にしても低遅延Bluetoothでモニターにしても自宅とは印象が変わりましたが、方向性は同じでした。

 

但し、自宅だとより輝かしく聴こえる8mmの輝かしい部分が減って、自宅だと野暮ったく聴こえる9.8mmはそれ程でも無いと言う事で、音色は比較的近くなった印象で、9.8mmの方が音量が大きい印象でした。

 

やはり自宅の場合は様々な物があり形状も複雑となっているのに対して小練習室は部屋の形状もシンプルで何も無い状態の為だと思いますが、実際演奏する場所はこちらに近い状態でしょう。

 

自分の耳の感覚では方向性は分かってもやはり定量的に把握したいので、iPadのRTAアプリで測定してみた所、印象がそのまま数値に出ていました。

 

 

今回の測定は単線ではなく、各弦を自由に開放だけでなく押さえたりして高い所から低い所まで同じ様な弾き方で幅広く音出しをしてピークを測定してみました。

 

実音の帯域となる100〜1kHz辺りは帯域によってムラはあるものの明確に9.8mmの方が音量が大きい帯域もあります。

 

一方、8mmの方はピークの音量は劣るものの、この帯域でのムラが少ない様です。

 

太い方が音量が大きく聴こえるのはやはり抜けて大きく聴こえる帯域がある為でしょう。

 

低い音域は予想通り9.8mmの方が良く出ている様ですが、高い音域では9,8mmは綺麗に落ちているのに対して、8mm は比較的高い音域で伸びてる音も多く、この辺りが細い方が輝かしく聴こえる理由でしょう。

 

自宅で聴くとこの差がかなりある印象でしたが、小練習室で聴くとそれ程感じ無かったのは部屋の残響の影響もあるかもしれません。

 

今回のデータに現れなかった印象で、音の伸びがありました。

 

太い方が音が伸びるんですよね。例えば、スピード感のある2分音符で中身が詰まった音が欲しい場合に、細い方は途中で音量が失速しそうになるので右手でカバーしないといけませんが、太い方は最後まで音が伸びる様で弾きやすく感じました。

 

但し、細い方はその分手応えが軽いので小回りは利く感じです。

 

恐らく、エンドピンの質量の違いによる慣性の差によるものだと思われます。実際、音を出している時にエンドピンを触ると結構振動していますが、質量が大きい方が慣性が働いて一度与えられた振動が持続する傾向にある為でしょう。

 

ここはシンプルにある程度太い(重い)方が音量が出ると言う一般的なエンドピンの特性と差は無いと思います。

 

自宅で弾いている時はこれが右手で重く感じるのですが、こう言う、一定の残響がある場所ではそれ程差が無い様です。

 

凡そ自分が自宅で比べてみて得た印象と同じで、細い8mmは明るくてムラがない音色で、パワーは落ちる部分もありますが軽いA線を多用するチェロアンサンブルや音量は不要だけど細かいニュアンスの必要な室内楽等ではこちらのエンドピンの方が良いかもしれません。

 

太い9,8mmは全般的にパワーがあって音の伸びが必要なソロ曲やオーケストラ等で良いかもしれませんし、太い方は楽器も安定する為、その点でもメリットがあります。