HARIOのV60電動コーヒーグラインダーコンパクトEVC-8Bですが1ヶ月で廃棄します。 | iPhone De Blog

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6月に手に入れたHARIOのV60電動コーヒーグラインダーコンパクトEVC-8B
 

 

2回めの使用でとんでもない事になりましたが

 

 

どうやら、これ、使い方の問題では無かった様です。

 

今回も同様の状態となりましたが、ミルのセットは問題ありませんでした。

 

と言う事は前回もミルのセットが悪かったと思ったのは勘違いだった様です。

 

そもそもちゃんとセットしていてもこの様な状態が発生する事がある様です。

 

粉が出てこないので開けてみるとこの状態。
 
上の臼を外すとこうなっています。
何このツルッとした状態?と思ったら、これ珈琲の粉が溜まって固まっているんです。すごいでしょう。
 
爪楊枝で穿るとこんな感じになります。
 
もしかしてと思って本体を逆さにして出口を見ると、同じ様に固まって詰まっています。
 
どうやら本体の出口が詰まって、それによって挽かれた粉が溢れると言う様な状態が発生している様ですが、そんなもの本体をひっくり返してみないとわかる筈もありません。
つーか、そこまで掃除する必要あるんかい!?
その時点で設計不良でしょう。
 
これも爪楊枝で穿って排出。
 
すごい量の粉が詰まっていました。そりゃ粉も出てこない筈です。
爪楊枝を立てると立ちます笑
 
今回、デカフェの豆をアイスコーヒー用にフレンチローストくらいに仕上げていたのですが、そう言えば、以前、このトラブルが発生した時も同じ様なスタバのデカフェのフレンチローストくらいの豆でした。
 
何れの場合も挽き方は中挽き、要するに真ん中なのですが、どうやら深煎の場合は水分が少ないので豆が崩れやすく、それによって本体に詰まるんでしょうね。
 
仮にそうだとすると、深煎の豆は挽け無いミルは役に立ちませんよね。
 
又、詰まったとしても下側の臼から先は掃除が出来ないので、このミルを使う時は挽いている時は本体を持って手で揺すって、その後バンバン本体を叩きながら、終わってもバンバン叩かないと本体に粉がすぐに溜まってしまいます。
 
我ながらアホらしい儀式と思ってましたが、いい加減堪忍袋の緒が切れましたので
 
もう廃棄します。
 
 
と言う事で分解してどう言う構造になっているのか確認。
 
よく見ると、出口の奥には未だ粉が溜まっています。
 
モータ部分
 
出口はこう言う構造になっています。白い部分はビス止めなので外してみました。
 
この白い部分に相当の粉が溜まっていました。
挽目が細かいのは詰まる事で粉が逆流して、臼の部分で何度も擦られている為でしょう。
で、それが再び下に落ちてどんどん詰まって行くと言う悪循環となっているのでは無いでしょうか。
 
ミルの出口にもびっしり粉が詰まってます。
この状態であれば、外側から掃除出来る部分を掃除したとしても挽く事は出来ないでしょう。
 
粉を爪楊枝で取って、やっと構造が分かりました。
下の臼の外側は羽状になっていて回転する事でここから粉を排出する様にしている様ですね。
 
挽いている回転速度と同じスピードで羽が回転していると思われますが、恐らく、このスピードが無いと排出が上手く行かないのかもしれません。
 
ただ、この小さな排出口ですから何か詰まればすぐこの様なトラブルになるのは当然でしょう。
 
外したホッパーとの中継部分ですが、恐らく、この構造に問題があるのでは無いかと思います。
これ一度、下がってその後水平になり流れが向こう側へぶつかる様になっていますが、なぜこの様な構造にしているのか分かりません。
未だストレートに落としている方がマシでしょう。
 
 
以前のタイプは私が言っている様な構造となっている様です。

 

 

ただこれはこれで排出口の向きが良くないですね。詰まる事は少ないと思いますが、この状態だと排出口から出た珈琲が圧力の差で広がって飛び散りやすいんですよ。これは流体力学等を知らない人の設計です。

 

私なら、この部分を考慮してややカーブさせて流れを減速さて下側へ向け、尚且そもそもの排出口の部分から下側の臼までのルートが取り外し出来て、開く様に作ります。

そうすれば、下側の臼の先も掃除が出来るでしょう。

 

写真で見るように、未だ奥の方に溜まってます。
ここに溜まっていると言う事は粉の流れがここで遮られている言う証拠ですし、最も流体の流れの圧力が掛かる場所なので当然です。
 
この先端部にバーが通っているのも怪しいですね。
恐らく、粉を適度にホッパーへ投入する為の物だと思いますが、ここでも粉の流れが遮られています。
 
私は20代の頃、油空水圧機器の会社の電子機器エンジニアでしたので、流体力学の基本もある程度勉強しましたが、これらの対象は静電気で流体が付着する事は考慮する必要は無くとも、珈琲豆は静電気を帯びやすいのが難点ですね。
 
先のグラインダーは高速で回転するので粉に静電気が発生しやすく、それによって途中の樹脂部分へ付着する可能性が高くなります。
 
深煎の様な水分の少ない豆の場合は尚更で、それによって様々な部分に付着して、尚且粉が遮られやすい排出口の構造もあって、この様な事が発生するのだと思われます。
 
本体に溜まっていた粉を集めたら5gもありました。
 
久しぶりに糞な商品に当たりましたが、これ、設計不良レベルの商品ですよ。
 
まあ、不良とまで言わずとも、先の臼が誤ってセットされる構造も然りの「知恵が回ってない」「考えて設計してない」レベルで、経験の浅い余り考えないエンジニアが設計したとしか思えません。
 
前回のトラブルもハリオの方へ連絡してブログを読ませましたが、これも連絡します。
 
手に入れて1ヶ月で破棄等、マジこれを手に入れるのに使ったクーポンとポイント返して欲しいですね。
 
正直、このHARIOの電動ミルを使いだしてから珈琲豆を挽くのが嫌になってた所です。
 
毎回、粉は溜まって、ホッパー外す含めて粉が飛び散り、本体の掃除が面倒。
 
まだ、旅先用で使っているハンドミルに電動ドライバーみたいな物を付けて挽く方がマシで、恐らく、この程度の設計が精々なのでしょう。
 
一つ補足するとすれば、電動ミルで、この臼型の刃が水平に装着されているタイプはこのHARIOの物に限らず、粉が溜まりやすい様です。
 
それに対して、珈琲専門店等が使っているカッターが垂直となっているタイプは上から豆が落ちて来て、垂直となった刃の間を通ってカットされて下へ落ちる構造で非常にシンプルで、この構造であれば、豆が詰まると言う事も無ければ毎回本体をバンバン叩く必要もありません笑。
 
内部はローター構造となっているので、ミルの部分にそれ程粉が溜まる事も無いと思いますので、使用頻度にもよりますが、掃除もそれ程頻繁に行う必要は無いと思われます。
 
又、このカッターが垂直となっているタイプは、1軸に2つの刃が装着されている為、刃も取り外して綺麗に掃除出来る様です。
 
とは言え、このタイプは高い物は数万円しますが、丁度このEVC-8Bと同じくらいのクラスで、そこそこ評価が高いこれを、頭に来たので速攻注文しました笑