温かい核と鋭いエッジを併せ持つ新世代ヤーガーサウンド
Fast & Edgy:速いレスポンスとエッジの効いたトーン
Warm Core:温かくフルボディな基音
という謳い文句でしたが、自分が購入した理由はいつも買うネットショップのEVOKEのADがSOLDOUTだった為です。
テンションノートを見ると、A線はEVOKEの18.2kgに対して17.9 D線は同13.9に対して14.2とA線はややテンションが低く、D線はやや高い。クラシックと比べるとクラシックが17.9、14なので、どちらかと言うとクラシックにキャラクターが近いかも。
元々EVOKEを張ってましたから、それ程差がない。A線等は寧ろ柔らかく弾きやすい印象ですね。
個人的にはD線はややテンション高めが好きなのでそれも好みですが、こちらも弦が柔らかい印象です。
「遜色ない」というのは、価格的にエキセントリックのADはEVOKEよりも安いんですよね。但し、GCはエキセントリックの方が高いという。。
速いレスポンスとエッジの効いたトーンというのは恐らく弦のテンションがやや低めという事だと思いますが、元々ヤーガーはラーセンよりも粘りが無い(伸びない)印象で、且つ、EVOKEよりもテンションが低いので、軽く乗せて弾いても立ち上がりが良く、弓で弾いた時に音のセパレート感(粒立ち)が良い印象です。
ラーセンの場合は弦が伸びるので、そこを右手でコントロールしてあげないと速いパッセージ等は粒立ちが悪く団子になる感じでしたが、このエキセントリックはEVOKE以上にそれが無い感じです。
弦そのものは「温かくフルボディな基音」とある様に、ヤーガーサウンドなので基本柔らかい音色ですし、基本的な弦の構成はカーボンスチールにマルチアロイ巻とEVOKE同様ですから、感触も差がありません。
硬さに関してはラーセンのコア部のソリッドスチールはカーボンスチールに比べて「比較的柔軟で、扱いやすい」一方ヤーガーのカーボンスチールは「非常に硬く、引張強度が極めて高い」
伸びの性質に関しては、ソリッドスチールは、「素材そのものは一定の弾性を持つが、塑性変形(伸びきってしまうこと)も起きやすい」カーボンスチールは「弾性エネルギーを蓄えやすく、元に戻る力が強い(バネに近い)」
この素材による音の方向性はソリッドスチールは「芯がはっきりしており、クリアで明るい」カーボンスチールは「パワフルで輝かしく、レスポンスが速い」という事になるわけです。
このキャラクターの違いが先程の自分の印象そのままですが、加えて、巻線のステンレススチールとマルチアロイも感触からすると「ツルツル」か「ザラザラ」という違いがあります。
ラーセンはシフトの時に摩擦が少なくヤーガーはやや抵抗があるので、シフトの時にはやや浮かせて上げないと弾きにくく、弦を押さえる指の動きをハッキリさせる傾向がありますが、ラーセンは乗ったまま楽に動くのでスラー等は楽に繋がりますが、細かい動きは指に吸い付く状態となり、これもセパレート感の違いに繋がっているのだろうと思います。
但し、スラーのパッセージを弾く場合はラーセンよりも繋がり難い特性があるので、シフトの時は指を寄せてシフトする等のテクニックも必要となりますが、表現の種類からすると弦が伸びやすいラーセンは弾きやすい反面、pでもfでも同じ様な傾向になりやすい反面、ヤーガーは弦が伸びにくいのでpとfのニュアンスを変えやすいというのは全て素材や構成から来る特徴ですね。
最終的には好みの問題ですが、自分も昔はラーセン系ばかりでしたが、プロでもヤーガーを使っている人は少ない印象で、絶滅危惧種なんでしょうか?
ちなみに、それ以前のヤーガー、クラシックやその他は全く好みではありませんでしたので、師匠はヤーガー&スピロ一本でしたが弟子はラーセンばかり使ってました笑
但し、最近「皆使ってるし、俺もラーセン張ってみる」と弟子とは逆に現在、ADはラーセンになってますが、先日のレッスンで「ソリストが良いらしいので張ってみたけど、殆ど変わらない」と言われてました。














