Unchained / Van Halen率100% | 日々是Van Halen

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第1期Van Halen主にDavid Lee Roth氏考察

 
 
Marvelous!
 
こんにちは。ご無沙汰しております、お変わりないでしょうか。今日は僕が固執する4thアルバム「F「Fair Warning/戒厳令」より『Unchained』を。「Mっちん兄貴」さま、準備はよろしいですか?兄貴さま始め、その道に精通しているファン御一同様の失笑・お叱りなきよう邁進してまいりたいと思います。
 
全編通してEddie VanHalenのメルトダウン迸る天才のこだわりが詰まったこの戒厳令はDEEPLY!HEAVILY!おバカなロックを期待したオーディエンスはざまぁ!終始近寄りがたい怒りのexplosion「迂闊に手を出すと怪我するぜ」HA!HA!
 
200万枚を超える売り上げを記録するも、David Lee Roth時代のバンドで最も売れ行きの悪いアルバムとして名高い本作。しかし商業的に失したにもかかわらず、 批評家からは控えめに云って肯定的なレビューが殺到したという、ギターオタクが泣いて喜ぶ名盤となっております。なぜ売れなかったのか。Eddieはインタビュー(Jas. Obrecht)でこう述べています。
「Fair Warningはオレがこれまでに作ったどのアルバムよりも時間がかかったと思う。オーバーダブを多くし、テープにミックスする必要のあるものが増えたからだ。オレはものすごくたくさんのギターパートを弾いた。」
 
また、ジャス・オブレヒト氏も「エディとデイブ間の緊張は、ヴァンヘイレンの最も暗いアルバムである1981年の「フェアワーニング」でさらに拍車をかける。 前作と同様に、このアルバムはマルチプラチナに輝いたが、パーティーソングやアンセミックロッカーはなかった。 速くてファンキー、時には激怒し、何よりもエッジの効いた4thアルバムとなる。 わずか31分のアルバムにヒットはなく、バンドのこれまでで最も売れ行きの悪い記録を樹立した。と散々な語り口。この文好きだけど!
 
ヴァン・ヘイレンの持ち味だった一本録りから離れた本作は、Eddieの意思を通して存分に技巧を凝らしギターの新たな可能性に挑戦し切ったアルバムとなった。しかしながら当時のロックファンは、吟味熟成されたEddieのギターテクよりも、イケ散らかしたDLRの無敵パーティロックに軍配を上げたのでした。 
 
一般人がEddieのハイスペックでPlofoundなメタリックサウンドを受け入れられる時期はもう少し後のお話。かの世界的に有名なBack To The Futureで、マーティ・マクフライ君がエレキギターをかき鳴らしたあとバンドのメンバーに語るセリフがこちら
「まだ君たちには早すぎたかな。でも、君たちの子供はきっと気に入るよ!」
タッピングしてる?
 
っていう。正にそれなんだと思うんですよ、大衆の機が熟していなかったってことかなと。対して音楽関係者やプロの方々にこのアルバムが高評価だったことで、結果としてEddie=アバンギャルドの証明となったわけです。一般ウケしない玄人ナイズで難解なアルバム。時代があとから追いかけた。そう、早すぎたんだEddie Van Halen!オプティミスト、ペシミスト。孤高の魁(さきがけ)は一歩も二歩も、誰人よりも先を往く。
 
「Fair Warning」1981/4/29Released 
1. Mean Street
 「腐れ通り」
 
2. Dirty Movies
「汚れた映画」
 
3. Sinner's Swing!
「罪人のスイング」
 
4. Hear About It Later
「あとで聞く」
5. Unchained 
「繋がれてない」
 
6. Push Comes to Shove
「押して突き出す」
 
7. So This Is Love?
「これは愛かい?」
 
8. Sunday Afternoon in the Park
「公園の日曜午後」
 
9. One Foot Out the Door
「一歩踏み出せ」
 
↑トラックリストとkeiプレゼンツ@雑な邦題DE∀TH‥ざわ‥ざわ‥
「Ladies and gentlemen, welcome to the tonight! The show starts now!」
「皆さん、今夜もようこそ。今からショーが始まります」
 
アルバムのカバーアートは、カナダのアーティストWilliam Kurelek(ウィリアム・クレレック)の「迷路」の中から、レンガ、農民、いじめ、自己切断など暴力を表した闇深い絵をAlexが採用。Fair Warningはバンドの最も暗いアルバムになったため、そのトーンに一致する画像を探していたところ、この「迷路」を見つけたAlexさん、これはヤバい。
 
 
Unchained /1981/Fair Warning

 

Van Halenはこの曲のVideoを作成しますが、(主にEddieが)メディアに興味がなく、ほとんど協力しませんでした。MTVがローンチ(音楽と映像の融合サービスを開始)したため、Van Halenの撮影レーベルは監督のブルース・ガワーズを雇い、コンサートの一つを撮影してビデオに変えようと画策。しかし、ガワーズの努力も空しくバンドはステージに追加の照明も提供しないという塩対応でした。めげないガワーズは苦肉の策でビデオクリップをつなぎ合わせた映像を作成する。結果4人(主にDLR)はそれを気に入り、より多くのビデオを作ることを決めたっていう‥ワガママか。ちなみに彼らの次のミュージックビデオは「(Oh Pretty Woman)」カヴァーのアレでした。

 
戒厳令からシングルはリリースされませんでしたが「Unchained」は当時流行していたアルバムオリエンテッドロック(AOR)ステーションで多くのエアプレイを獲得し、バンドとファンのお気に入りとしてライブで演奏され続けてきた人気曲です。なぜ人気があるのかって?良い質問です‥が
 
そんなん知りません・
 
これはもう間違いなく本当のキラーチューンで、聴くたびに僕ごときの一凡人が何かモノ申すなど烏滸がましいをぉぉおおおあああ尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊いいぃぃぃ‥って討ち死にすることがよくあります。勢いよく左方向からEddieの中毒性あるギターリフが切り込んでくるイントロ。軽くて厚みがあるこのギターで丼飯三杯いけます飯がはかどるオカズとして有能。下記画像はガワーズさんのビデオよりキャプチャ。音源はアルバムの流れで感想を書いているという。それでは同時進行でいきます
 
おぅらぃー!
もうこれ聴いただけでデイヴさん拝ませて下さいってなるブワッ(目頭を押さえ)
 
ゆせいッ!
はわわわわわ‥感涙。なぜかクセで「泰代、人民ライン」て歌ってしまう、ごめんなさい
あのぅー!
これを聴きに来た。
 
ヴァン・ヘイレンには数少ないofficialMVがある本曲。僕はファンになってからこちらの動画をシコシコ‥シコシコ‥それはもう火がつくほど観ました。You Really Got Meに続きまた脳内自動再生か。てことで、下手くそなキャプ画を貼ります。元動画が粗いので、様々加工してもやっぱり見にくいのです。

 
この曲の真ん中で、デイヴ氏は録音中にスタジオに足を運んだexecutiveをからかっています。『おい、お前スーツなんか着てんのかよ‥』。デイヴ氏はバンドがインストゥルメンタルパートを演奏している間に、別のトラックにコメントをつぶやき、そのコメントはミックスに追加されることがあり(Everybody Want's Someが例に挙げられます)。『来いよ、デイヴ、チャンスを掴もうぜ』と言っている声は、彼らのプロデューサー/テッドテンプルマン
 人のpickを勝手に投げます
 
えー、コホン、ここから個人的本題へと侵攻します。1982年頃のDLRの身体は魅力的、本来男の尻など全くもって興味はありません、ないですよそんなもん。しかしなぜでしょう、キャプるはデイヴ氏の背面ショットばかり。背筋、上腕二頭筋、大臀筋、大腿四頭筋のゴールデンバランス。嗚呼、美しき哉、尊き哉。以下、完全に趣味の園芸になっております。一般の方は10スクロールほどスキップでお願いいたします。
 





 

前面は暑苦しい御尊顔、御胸毛、御股間

クレイジーなスパンデックスの衣装でなぜこうも堂々たる様
 
もう好(略)
 
ギターが好き、ドラムとベースのリズムが好き、デイヴ氏の歌声と咆哮が好きすぎる。これぞヴァン・ヘイレン、というモデルケースのような一曲です。『1984』前の5枚で一番好きな曲DE∀TH!
 
はえー、曲について書く、というよりUnchained周辺の逸話ばかり拾ってしまって何だかなw先輩ファンの方々に失礼ないよう努力するはずが、デイヴ氏の尻画ばかり(トプ画からして尻でした)貼るという暴挙に出てしまった自分。緊迫するとおかしな行動をしてしまう僕は窮鼠猫噛み、Soso,猫を噛んだのだよ、お許しを!
 
 
ゴホン、ここまで長かったですね。最後までお読みいただき、ありがとうございます🙇終わりに珍しく英語の歌詞と、憚りながら拙訳もそっと置いておきます。デイヴ先生の歌詞は“無意味#韻踏み系”ですが『Unchained』に関しては意外と意味があったりする。結構良い(すみません)
 
「Unchained」 
鎖なんてない
 
Alright!
行くぜ!
Haaa ha ha ha!
はぁー、は、は、は!

You say,I cannot get there from here, baby

お前が言うにはこの先はもう行けないらしい
And I don't care where I'm goin'

でも俺は行ってやるぜ
Here's to your thin red line

ここの赤ライン康代人民ライン
I'm stepping over
うーん、飛び越えちまえ
Thought you'd never miss me 

お前は俺をとめないの?

'Til I got a Fat City address

俺は街の行先を手に入れた
Non-stop talker, what a rocker!

しゃべってないでロックしようぜ!
Blue-eyed murder in a size five dress
小さいドレスを着た青い目の人殺し
 

Change, nothing stays the same

変えようぜ、何もない日常を
Unchained, yeah you hit the ground running

鎖なんてない、走り回ろうぜ
Change, and nothing stays the same

変えるんだ、何もない日常を
Unchained, yeah you hit the ground running

繋がれてない、大地を蹴って走れ

No, I don't ask for permission

誰かの許可なんていらねえよ
This is my chance to fly

これは俺が羽ばたくチャンスなんだ
Maybe enough ain't enough for you

お前は準備が足りないかもな
But it's my turn at a try
でも今は俺の番だ

Thought you'd never miss me

お前は俺をとめないの?
'Til I got a Fat City address

俺は街の行先を手に入れた
Non-stop talker, what a rocker!

しゃべってないでロックしようぜ!
Blue-eyed murder in a size five dress

小さいドレスを着た青い目の人殺し

 

※Change, nothing stays the same

変えようぜ、何もない日常を
Unchained, and ya hit the ground running

鎖なんてない、走り回ろうぜ
Change, and nothing stays the same

変えるんだ、何もない日常を
Unchained, yeah ya hit the ground running

繋がれてない、大地を蹴って走れ
※くり返し

Take a look at this!

これ見ろよ!
Hey, man, that suit is you!

おい、お前スーツなんか着てんのかよ!
You'll get some leg tonight for sure!

今夜はお前を帰さねえよ!
Tell us how you do!

今どんな気持ちだ?!
(Come on, Dave, give me a break.)

(来いよ、デイヴ、チャンスをつかもうぜ)
Hey, hey, hey, hey, one break coming up!

ヘイ,ヘイ,ヘイ,ヘイ!さあ行くぞ!

Change, and nothing stays the same

変えようぜ、何もない日常を
Unchained, yeah ya hit the ground running

鎖はない、走り回ろうぜ
Change, and nothing stays the same

変えるんだ、くそったれな毎日を
Unchained, yeah ya hit the ground running

自由なんだ、大地を蹴って走れ

※くり返し

鎖なんてない!

 

 
 
 
 
ご訪問ありがとうございました照れ