Mean Street / Van Halen | 日々是Van Halen

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第1期Van Halen主にDavid Lee Roth氏考察

 

 

 

 

See, a gun is real easy
In this desparate part of town
Turns you from hunted into hunter
Go an' hunt somebody down
Waite a minute.ah
Somebody saied fair warning
Lord strike that poor boy down

 

いいか、銃は簡単だぜ

クソッタレなこの町が

お前を狩人にする

よし、待つんだ

ヤツが警告してる

ああ、主よ!その哀れな少年を打ち殺して!

「Fair Warning」/Mean Street

 

 

 

こんばんは!今夜はマイ・フェイバリット「Fair Warning/戒厳令」から「Mean Street」を。VH通算4枚目のアルバムにして、ご存じ病みジャケが目印の幾重にもマニアックな1枚です。さて、何でしょうか、このアルバム辺りから急激にデイヴ氏のボーカルが芝居がかってきます。ハードロックのボーカリストだけで納まらない自身の可能性にトライすべく、映像、演劇、エンタメ界へ確実に舵を切り始めたのがこのころだったのでしょうか。

 

 

 

この4thアルバムのトップを飾るのが「Mean Street」。"Mean''は「平均的な」「普通の」「当たり前の、変わり映えしない」というニュアンスで。

 

「変わり映えしない普通の町と思っていたが実は絶望的な狂気の町であり、この町のこの通りにいる自分は否応なく襲撃者となって人を狩る」

といった内容をカッコよく歌っています。しかしこの「Mean Street」の特徴は何といってもギターの偉大さに集約できるでしょう。

 

 

 

導入部分の30秒にエディの天を焦がし岩をも砕く本気を感じ、イントロの「チャラッチャチャ・チャラッチャチャ・チャーラリ・チャラッチャチャチャーーー…」ですでに目頭を押さえ感慨無量、デイヴ氏が「At night I walk this stinkin' street…」と歌い始めてもバックのギターの何という素晴らしさよ!究極この曲に関してはデイヴ氏の声を無意識に排除して主にギターのバッキングを追っている自分がいます。かたじけないで候デイヴ先生!

 

非常に男クサイというか、チャラい要素0、笑いゼロ!歌詞も女性・ナンパ・色恋関係0!という漢っぽく暗ーい歌wギャー!カッピョイイーーー!就中ギターソロの冴えまくった速弾きとタメのバランス。ラストのデイヴ氏のセリフ。どれをとってもカッチカチに硬いダークでクールでハードなナンバーです。ギターが一際引き立つ構成。ソロ多目。ひたひたと静謐な心服。畏怖とリスペクト。好きすぎて挙動不審に陥り震えが止みません。ビバ!エディ!

 

 

 

と、ここまでベタ褒めしておいて何ですが。下記動画はなぜかこのハードな「Mean Street」が半お笑い系へ進化を遂げるという珍現象を起こしています。

原因は、

①ステージが狭いこと。

3人が動き回れずエディが何歩も後ろに引いてしまいます。ギターは前へ!前で弾いていいんです!デイヴ氏に至っては足アゲも飛びハネも思うようにいかず不完全燃焼。しまいに歌が流れていてもマイクスタンドから離れてしまいます。

 

 

 

②まあそもそも口パクを隠そうという気がないことね。

デイヴは自由で清々しいですよいつものことですが。しかしマイクスタンドが1本しか用意されていないってひどくないですか?デイヴが歌ったらエディとマイケルの分がないってことです。VHの曲はコーラス多めなのに。自分はバンドやったことがないのでわかりませんがこんなものなのかしら。テレビショウのスタジオセット内だから狭いのはしょうがないとしてもマイクくらいは用意しようよイタリア!

 

 

 

こういった動画を見るにつけ、VHクラスでさえ納得行かない環境で演奏しなきゃならないシーンも多々あったであろうと予想されます。狭くても、マイクがなくても、観客がアウェイでも、バンドパフォーマンスのベストを尽くさねばならないってメンタル鍛えられますよね…。もとい、マイクスタンド1本のためエディとマイケルも中盤からマイクに近寄らず普通にマイクなしでコーラス(のフリ)してますし。まあEUの連中は細かいこと気にしないってのは良い習慣なんでしょうってことで。

 

 

 

ラストのカッコいいセリフ部分、突如グラサンをかけた上、上唇、下唇をセクシーに舐めまわすデイヴ先生wですが「ちょw待って歌ってないやーん!」とツッコみたくなります。どうか!舐めてないで語ってください笑!

 

③クネクネでお腹いっぱい。

通常営業です。ライブのように存分に走り回れないからか、やたらクネクネするデイヴ。腰ふりクネクネの良し悪しは別として、サービス精神旺盛なのはよく伝わります。最後の前後開脚も天晴れwと、いつもデイヴに甘い俺

 

↑デイヴの大袈裟なパフォーマンスに最終エディが笑ってしまいます…ていうかエディはマイクのエアベースをふざけてイジくってるんだね。遊び心たっぷりだ

 

 

 

 

 

1981/11/14 イタリアのテレビショウ出演時の口パク動画。デイヴ氏のエナジーが滾る1本ですw

 

 

 

 

 

 

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