「Discovery of Truth!」
こんばんは!今夜は4期Van Halenといっていいのでしょうか、実に28年振りにDavid Lee Roth氏がVan Halenで歌うアルバム「A Different Kind of Truth(2012)」について個人的な考察を記していきたいと思います。尚、ただいま第1デイヴ期に固執し他を受け入れなかった自分への大反省大会中でして
そもそも若かりしデイヴィッド・リー・ロス氏のキャラクターに惹かれVHを聴き始めたロック初心者の自分でしたが、いつの間にか4人全員の魅力に、ひいてはVHそのものをリスペクトするように。ただし、78年~84年の期間限定でした。なぜなら、私の浅薄な自己中心判断からデイヴ氏在籍のこの時期のVHしかVHと認められなかったからです。現在活動中のオヤジVHを知ってはいましたが、「若くてカッコよかった彼らの加齢による衰えを目の当たりにするのが怖い」という愚かしい理由から避け続けてきました。
と、いつものように前置きが長くなりました。結果は聴いて良かった。良すぎました。食わず嫌いは昔から私の病気のようなモノで。「コレを聴け!」とすすめて下さったO.Cさん、ありがとうございました。誰かに肩を押してもらわなければ新しい世界に踏み出せない臆病者が見たNEW Van Halenの感想を謹んで下記に述べさせていただく
2007年再結成。良い年の取り方をしているオヤジたち。ウルフィー君弱冠15歳
1978年。急激にスターダムをのし上がる
1979年。ジャンプひとつとっても4人の個性が表れる
「第1期VAN HALEN」 個人的イメージ図→Explosion
「第4期VAN HALEN」 個人的イメージ図→River
1「Tattoo」
オフィシャルPVが初聴初見です。年取った3人を見ても思いのほか違和感はありませんでした。皺は年輪。「40代過ぎ・心の鑿(のみ)で顔を彫る」という言葉の通り良い顔している3爺さま。モノクロとブラックライト、カメラ逆転などが効果的に使われており、じじいであるカッコ良さを前面に押し出しています。フラッグを振るデイヴ翁カッコいいネ!画的には主にエディとデイヴの蜜月をアピールしてますね
相変わらず首にストール巻くのがお気に入りのデイヴは、声だけ聴いていると80年代と遜色ないのがスゴいわ、声量も申し分なし!
そして動画で見る限りウルフィー君が控え目で良い。勘違いセレブでもおかしくない環境にあるでしょうに分をわきまえているというか。結成当時、彼の空気を読まない的外れな発言をデイヴが「黙れ、このクソガキw」とたしなめていました。おそらくこの5年間エディに(アル兄とデイヴにも)しっかりと教育されたのでしょう。あー、かわいい!
そしてアレックス兄は相変わらずマイペースですね。カメラワーク我関せずただただ脇目もふらず叩き続けるストイックな姿勢は40年間変わらず。頭が下がります!まあ一瞬でカメラ位置を把握しすかさず自然体でウインクできるデイヴのサービススキルの高さにももちろん頭が下がりますよ、要するに「餅は餅屋」ってことです
「Tattoo」に若さゆえの勢いはありません。ミドルテンポの渋めムードで円熟とか燻し銀といった言葉が似合うVH得意の後半に向かい盛り上がって行く曲です。病魔に負けないのびやかなエディのギター。年齢を重ねてなお希望に満ちあふれて挑戦する姿に敬意を表したい。さすがに飛んだり跳ねたりはありませんが、スローでありながら昔より自由に動くパフォーマンススタイルに大人の余裕を感じます
じじいでもこんなに楽しいんだよと。人生いろいろあったけど。一つ一つ困難を乗り越えてきたからこそ今またこのメンバーで唄えて弾けて叩けて幸せなんだと。またここに戻ることができて嬉しい、楽しい、今いるこの場所が自分たちの居場所なんだ、ここがオレたちのHomeなんだ、という感謝と喜びが彼らから見えるような、、、。と思いつつ聴くのびのびと楽しそうなエディのギターソロに…何故でしょう目頭がツーンと熱くなり久々の涙が。あー、、、ズビビ…。
で、すっきりサッパリ自分の中の悪いモノも一気に流してもらったような気持になりましたありがとうVH!
動画0.25秒のデイヴの足(ステップ)はジャスティン・ビーバーかと思いました。コレ・・・
「Tattoo」はデイヴ氏の「アオゥ!」「ワオー」「ギィヤーー!」等々吼え声Nothingなんですよね、スゴい聴かせるんです。サビ部分にかかるエディの低音ボイスもステキ。若いころはエディの声は高かったのですが…きっといろいろあって低くなったのね、はい
また、デイヴ氏はたてがみ(長髪)がなくなったらライオンからネコに変化しました。かわいらしくなりましたね!昔はエディより身体か大きいイメージだったのですが今では変わらないようです。もしかするとエディの方が体格良くなっているというか…太ったのねいやいや療養中でしたからそれ言っちゃダメでしたすみません
背も縮んだ?顔も身体も全体的に縮んだ?コンパクトに見えるのはマイケル氏不在だからですか?ウルフィー君がデカいからか?まあ、そのあたりは深く追求せずともよいですね
ともあれギラギラした男クサさが抜けた「新時代デイヴ氏」を始めVH御三家健在をじっくり味わえるこのPV。肩肘張らないありのままの姿が好印象です。3人全員が身にまとっていた鎧を脱いだというか虚飾を解いたという感じ。変に若作りしない自然体のオヤジがカッコいいとか本当にステキ
エディのギターが実にしなやかに生き生きと「オヤジ謳歌」を表現していて。エディ在るところがVan Halenなのだと改めて実感です。VHサウンド本当に素晴らしい。「Tattoo」はVH復活を世に知らしめ、世のオヤジたちを大歓喜させた「オヤジ賛歌」なのでした。ありがとうありがとうVan Halen!伏せ拝!
2曲目の「You and Your Blues」以下、各曲については次回述べさせていただきます。暑くてパソコン前に居られないという根性なし…
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