面接官の心を狙い撃ち！
相手目線を
インストールする
コツ
こんにちは。
40代からのキャリアの可能性を広げる
40代女性の転職活動成功メソッド
キャリアコンサルタントの
大関 沙代子（おおぜきさよこ）です。
40代転職の成功には
「企業視点」を持つことが大事。
それはわかった。
でも、どうやって・・・？
今日はこれをテーマに、
「相手目線をインストールするコツ」を
考えてみたいと思います。
◆
私は以前、
50代の女性向け雑誌をつくる
出版社に勤めていました。
この会社、
「徹底的に相手目線に立つ」
という制作方針で
〝日本一売れる女性誌〟
「ハルメク」を生み出した出版社です。
え？
「ハルメク」なんて雑誌知らないんだけど
って思いますよね(^_^;)
実は本屋さんには売っていない、
年間定期購読誌です。
今でこそ雑誌（マンガを除く）発行部数で第一位、
日本一売れる女性誌になった「ハルメク」ですが
私が在籍当時、
売上低迷に苦しんだ時期がありました。
そんな中、
存続の危機にあった雑誌を立て直すために
編集部員たちが取り組んだことは、
／
私たちが伝えたいことではなく、
読者の悩み・解決したいことを伝える
＼
当たり前じゃん、とも思えるほど
シンプルな方向性の見直しでした。
私たちが伝えたいことを記事にするのではなく、
60〜70代の読者が今、悩んでいることや
今日、解決したいと思っていることは何か。
これを真剣に考え抜き、
↓
解決のための方法を徹底的に集め、
↓
読者にわかりやすい形で、
↓
かつ、実現可能なものに整理して
↓
発信する組み立てに変えたのです。
読者が今一番知りたいことが載っていて、
さらに
「私にもできそう」と思えることが紹介されている。
その結果、読者の方から
「なぜ毎月、
私がちょうど知りたいと思っていることが
載っているんですか？！」
と、しょっちゅう驚かれる雑誌になったのです。
さて、ここからが本題です。
この話って、
「読者」の部分を
あなたが興味を持っている会社、
転職したい会社に
置き換えることができると思うんです。
自分が言いたいこと、
自分が知ってほしいこと、
自分がこうしたい・こうしてほしいという思い、
どれだけ一生懸命発信しても、
自分の気持ちが相手に届かない。
そんな経験、ありませんか？
なぜ、自分の思いが相手に伝わらないのか。
それは、
人も、会社も
自分の欲望を満たすことが最優先だからです。
自分が今必要としていることしか
耳に入らないんですよね。
ふぅ・・・。
でもね、これって
逆に考えると「チャンス」なんです！
面接官の立場で考えて、
自分が伝えたいことではなく、
相手（企業）が欲しい言葉を返すことができれば
雑誌は売れる。
もとい、
転職は成功する。
じゃあ、企業が欲しいものって何でしょう？
↓
↓
企業が欲しいのは、
採用求人にマッチする人材です。
あなたがこの会社に必要な人だと
確信できる根拠です。
そして、
企業が応募者に求めるものは
面接官の立場で考えればわかります。
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面接官の心を狙い撃つステップ
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面接官は未来の上司や社長、人事ですよね。
これから一緒に働く上司や、
一緒に会社を作っていく社長や人事が
今困っていること、こうしたいという未来図が
中途採用をしている背景です。
まずは、それが何かを見抜きましょう。
そして
「私、それを解決できます！」
と言える材料を集めましょう。
応募したい会社の現状の課題や、
今回の中途採用を通じて解決したいことが
何か、深く深く考え抜く。
↓
業界研究、競合比較も含め
徹底的に企業分析をして、
課題と解決策を集める。
↓
その中でも
自分が貢献できることを見つける。
↓
それらを
面接官がイメージできるわかりやすさで
実現可能と思える根拠とともに、
「あなたと一緒に解決したい」
というストーリーで伝える。
これが「企業視点を持つ」ということです。
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「企業視点」をインストールするコツ
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大変そう・・・
って思いましたか・・・？
でも、安心してください。
企業視点を持つために
特別なスキルや経験は必要ありません。
必要なことは、掘り下げる深さです。
雑誌「ハルメク」の話に戻ると
ファッションや美容、住まい、料理、健康など
特集テーマはわりと普通です。
ではなぜ「ハルメク」は雑誌不況の時代にも
売れ続けているのかというと、
他誌より掘り下げる深さが圧倒的だからです。
たとえば「一生自分で歩く」という特集記事。
なぜ一生自分で歩きたいのか。
自分で歩いて何がしたいのか。
一生歩ける体を作るためにどんなことならやってみたいか。
「何分だったら運動できますか？」
「何だったら食べますか？」
こんなふうに
具体的にイメージできるまで深掘りして、
「それだったらわかる・できる」
と読者が思えることだけを提案します。
転職活動も同じです。
なぜ？
たとえば？
他には？
本当に？
そもそも？
そんなキーワードで
自分のこれまでの経験と
企業の課題を深掘りして、
面接官が
「それなら確かに、
あなたは当社にマッチする人材ですね」
と確信できる根拠をつくりましょう。
ぜひ、やってみてくださいね。
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